―登下校路
男「ギャアアアアアアア」

律「う、嘘だろ…じょ、上半身だけで動いて、、」

澪「ひいい!!こっちにきて…イヤァー!!」ビュン!

律「おい澪っ!待て!私も逃げる!!唯とムギも逃げろー!!」

唯紬「ア、アイアイサー!」

―踏切前

唯「ハァハァ…なんとか逃げれたね。」

紬「ハァハァ…楽器持ってても逃げれたから、動き早くなかったのかも…」

律「まぁ、腕だけで進んでたからな~… それより!ナンだってんだ今日は…」

澪「ううう…心臓止まるかとおもった… ! で、電車が!」

律「あらら…横に傾いてら。完っ全に事故ってんな」

唯「あ、人がでてきてるよ!」

律「救助、手伝った方がいいんじゃね?行くか」

紬「駄目!行ったら駄目!」

律「うん?なんで…ムギ?らしくない発言だな...」

紬「さっき襲ってきたおじさんとか女の人とか、多分電車から出てきてる人も全部」

紬「ゾンビだと思う。ううん、思うじゃなくて…絶対そう」

澪「な…なんの自信があっていうんだよぉ!」

紬「…あのね、信じてくれないかもしれないけど―」

プルルルル!!
律「ご、ごめん、アタシの」パッ

律「…(またか…)」

澪「それ、聡からだろ?でないのか」

律「…母ちゃんとケンカしててな。きっとその仲裁だろ…」

紬「律ちゃん、でてあげて!」

律「…わかったよ」ピッ「もしもし」

聡『姉ちゃん!やっと繋がった!!なんででてくれねーんだよ!!!』

律「な…なに大声だしてんだよ!」

聡『か…母さんがおかしくなっちゃって…話が通じないんだ!!俺どうしたらいいのか…』

律「な…」

聡『今、部屋に篭ってて… 「ドォン!!」』ツーツー

律「聡!おい!聡!!」

唯「りっちゃん?」

律「い…行かなきゃ、ウチに行かなきゃ…!」
 フッ
唯「りっちゃん?!」

澪「消えたっ!? 律!どこに!律ぅー!!」


―田井中家

律「―あれっ ここ、アタシん家…」
 ドンドンドン!!
律(二階から!)
 タッタッタ

律母「うう うう」ドンドン!

律「な…何してんだよ…(扉に片腕めり込んでる…)」

律母「う」ジロッ

聡「姉ちゃん!?帰ってきたのか?!」

律「か、母ちゃん…」

律母「う んあ」

律「ふ、ふざけんな!アタシの声聞こえないのかよ!!」

律母「り つ」

律「!」


―数日前 田井中家 

律「―っことでアタシ大学いくことにしたから!」

律母「律、アナタちゃんと考えて決めたことなの?」

律「どーゆー意味だよ」

律母「友達と一緒に行くつもりなんでしょ?大学は遊ぶとこじゃないのよ」

律「…アタシはずっとあいつらといたいんだ!悪いかよ!」

律母「やっぱり…将来のこともちゃんと視野に入れて行動しなさい。昔から律は…」

律「何だよ!!…親父はちゃんと賛成してくれたのに!!」ダッ

律母「待ちなさい律!話は終わってないわよ―…

――…
律母「ご め ね」

律「え…母…ちゃん あ アタシ…」

律母「ああああああ」バキバキバキ!!!

聡「わああ!!ドアがぁ!!」

律「聡ーっ!」フッ
 パッ
聡「!姉ちゃん ど、どうやって」

律「聡!来い!!!」

聡「えっ」フッ


― 踏切前
紬「澪ちゃん!律ちゃんはきっと…テレポートしたの」

澪「な…何言ってるんだムギ、そんなバ」
紬「澪ちゃんはサイコキネシス」

澪「!」

紬「そして梓ちゃんにも能力が…」

唯「おおー!ねぇねぇ、私は~?」

紬「えっと…唯ちゃんと私はない…のかな」

唯「なんですと!」ガーン

澪「な、なんでそんなに断言できる?それに…さっき何か言いかけてたろ?」

紬「実は何日か前に中学校の友人が訪ねてきたの―」


―数日前 琴吹邸前

紬「あら?あなたは…」

紬友「! あ、琴吹さん…!」

紬「お久しぶりですね」ニコッ

紬友「あ、あの!先日の学園祭のライブ、拝見しました。琴吹さんのあんな表情初めて見ましたよ」

紬「見に来てくれたのね!ありがと~!」ギュ

紬友「あ…(手を握って…変わったなぁ琴吹さん)」

紬友「今日は、話があって…とても変な話なので笑わないで聞いて…くれますか?」

紬「なぁに?」

紬友「私…予知夢をみるんです」

紬「え?」


―客間

紬「どんな夢を御覧に?」

紬友「友人が逮捕される夢をみて…2日前、現実になりました…予知夢と確信したのはその時です」

紬「逮捕?」

紬友「ささいな言い合いの後、人を傷つけたのです。でもそのやり方が特殊で…」

紬友「手から…電撃を出して昏倒させたんです」

紬「そう電撃… え?」

紬友「実際みないと信じられないと思います。…でも予知夢が正しいならあなたのご友人も、やがて力に目覚めます」

紬友「ベースをやっていた人はサイコキネシス、ツインテールの子は発火能力、ドラムの人はテレポート」

紬「3人も…」
――…
紬友「そして繰り返し見るのは、死人が生き返って人々を襲う悪夢です。その中で彼女達が力を使う…」

紬「…」

紬友「ごめんなさい…お邪魔しておきながら、こんな訳のわからないこといって…帰りますね…。」

紬「私、信じるわ」

紬友「!」

紬「ふふ。昔から嘘つく人じゃないから。それに…」

紬「久しぶりに会いにきてくれて…嬉しかった!」

紬友「あ…」

紬「それが信じる理由…駄目?」

紬友「ありがとう…」

――

紬「…という事があって」


紬「澪ちゃんがサイコキネシスを使った時、イヤな予感がしてたけど…まさかこんなに早く事態が展開するなんて…」

澪「じゃあ、いま律は…自宅に瞬間移動した…」

唯「電車からでた人たち、こっち来てるよ!!」

澪「ここにいたら不味そうだ…律の家に行こう!」

唯紬「うん!」


―桜ヶ丘女子高 駐車場

さわ子「みんな、あの車よ!」

梓「三人…うろついてますね」

和「…一人サスマタみたいなの持ってるわね。」

純「あのバカ力で振り回されて、当たったら命はなさそう…」

梓「…先生、サスマタゾンビは私が燃やします。発火距離、ちょっと伸ばせるようになりましたから」

さわ子「…オッケー、残りの二人は任せて。でも無茶しちゃ駄目よ」

梓「くらえっ!」

サスマタゾンビ「!」ボオオオ!

サスマタゾンビ「ああ ううん」ブンブン!

梓(しまった!腕と頭が燃えてない!)

ゾンビAB「あう あ」

さわ子「あんた達の相手はこっちよ」シュッ
  グシャア ベキャア!
サスマタゾンビ「あああ」ブンブン!!

梓「うわっ!!(こっちきたっ…当たるっ?!)」

さわ子「やらせるかよっ!!」ガキーン!

純「すごっ!サスマタ弾いた?!さわ子先生ナーイス!」

梓「このぉ!!」
サスマタゾンビ「」ボォォォォ…

さわ子「よし!これで…あああっ!!」

さわ子カー「」プスプス

和「…サスマタ、ボンネットに刺さっちゃってますね(煙でてる車、初めて見たわ…)」

さわ子「そ、そんなー!これ、お母さんの車なのに~…何て言えば…」シュン

梓「そ、それどころじゃないと思いますよ…」

純(ナイス発言撤回…)


― 歩道橋

唯「! ちょっとまって!!」

澪「どうした?!唯」

唯「だーれも追っかけてきてないよ」

紬「それに…最近、人の気配すら感じないわ」

唯「みてみて!あっちの方!あれ人だかりかなぁ?」

澪「ホントだ…大勢。ってアレ桜高の方に向かってないか?!」

紬「あれ全部ゾンビ…?(学校がゾンビの目的地…?)」

唯「あずにゃん…まだ学校にいるんじゃ!?」
  ピッ ツーツー
唯「う~…つながらないよ~」

紬「こんな状況だから…混線してるのね」

澪「梓…」

唯「…助けないと…」ダッ!

澪「あっ!唯!!」

唯「あずにゃん助けにいく!!私、近道しってるから!」タタタ…

紬「唯ちゃん!!一人じゃ危ないよ!」

紬「澪ちゃん、律ちゃんの所いってあげて!私、唯ちゃん追いかけるから!」

澪「なっ…!でも!」

紬「後で律ちゃんのテレポートで合流しましょう。きっと学校には飛べると思うの。」

澪「わ、わかった…!律に会えたらすぐにいく!!」

紬「待って!唯ちゃん!」

唯「ムギちゃん!」

紬「私もついてく!」

唯「…ありがとムギちゃん!...ふたりのこと考えずに飛びだしちゃって・・・」

唯「気づいたら走っちゃってて、あずにゃん…もし死んじゃってたらどうしようっておもったら…う、う」ポロポロ

紬「大丈夫…大丈夫だよ唯ちゃん」ギュ
―唯の手を握る
紬「梓ちゃん、私たちよりしっかりしてるし、きっと無事よ!」

唯「…そだね!きっとあずにゃんならゾンビだって倒しちゃうもん!」グスッ

―…
紬「唯ちゃんの言う裏道って塀の上を通るのね~…コレならゾンビも避けれそう」

唯「へへ~でしょ~ あ、大群追い越しちゃったよ!きっと!」


―桜ヶ丘高校 プール
男性教師「はぁはぁ…!俺にこんな火傷負わせやがって…!か、顔にまで…クソッ!!」バリン!

男性教師(あのツインテール許さん…殺してやる…)
 ガシャ ガシャ!
男性教師(! フェンス網を登る音っ! ゾンビか!)
―男性教師はガラス片を拾い身を隠した

唯「こっちこっち~」

男性教師(…ウチの生徒?なんで外から来てる…?)

男性教師(上手く合流して犯し…この顔じゃ警戒されるか…)

男性教師(…殺しちゃお。俺のイライラ解消しなきゃな!)



紬「プールには誰もいないみたいね…」

唯「シーズンオフでよかったですな~」

紬「! あれ!エリちゃんじゃない?!」

唯「いっぱいゾンビがおっかけてる…」
―フェンス網越しに見る

唯「エリちゃーーん!!」

紬「そんな…追いつかれて」

―グラウンド
エリ「…」グシャグシャ

唯紬「うっ…」
―二人は目を塞いだ

 グサッ
紬「あうっ!」

唯「!」
 グサッ!
紬「あ…」ドサッ

男性教師「おいおい、まだ死ぬなよ。あとで滅茶苦茶にすんだから」

唯「え…え…ムギ…ちゃん?」

男性教師「動くな!!この死にぞこない、今すぐ殺すぞ。」

紬「…う…ゆ…いちゃん…にげ―

紬(そっか…この事だったのね―)


―数日前 琴吹邸

紬友「ベースをやっていた人はサイコキネシス、ツインテールの子は発火能力、ドラムの人はテレポート」

紬「3人も…」

紬「でも私と唯ちゃんには能力がないのね~…残念」

紬友「あのボーカルの人…何故かあの人だけ夢にでてこないんです。」

紬友「そして…今日一番話したいのは琴吹さんの事で…」

紬「?」

紬友「あなたは…命を落としてしまうんです…」

紬「…え?」

紬友「他の3人が力に目覚めるビジョンの後…あなたが誰かをかばって死ぬビジョンが…だから能力が発現する前に…」

紬「そっかぁ…」

紬友「…怖くないの?」

紬「最初聞いた時はゾクッとしたけど…誰かのためって聞いて少し、、安心した!」
紬(かばうのは、けいおん部の誰か。ね…きっと)

――

紬友「お邪魔しました。」

紬「うん!またね。」

紬「…ねぇ、斉藤」

斉藤「何でしょう」

紬「お父様に電話をつないで貰える?」

斉藤「かしこまりました」

――…

紬(よかった…ついてきて…一人で来てたら唯ちゃん殺されてた…)

紬(でも、このままじゃ)

紬「守れない…」フラッ

男性教師「おいおい立っちゃったよ。何?俺とやる気?」

紬「ゆ…唯ちゃん聞いて。みんなと商店街の…楽器屋にいって…ね? そこは…」
 グサッ
紬「あぐ!」

男性教師「お喋りタイム終了でーす。」

紬「…」ギュッ!
―腹を刺している腕を強く握った

男性教師「痛っっ!!(火傷が!!)」

紬「わああああああ!!!」ダキッ

男性教師「離せコラァ!うおおっ」
 ザパーン!!
唯「……ムギちゃん?」

 シ――ン

唯「なんで…イヤだよ…嫌だ…ムギちゃーーーん!!」

ギュルルルルルルル…


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