澪「…見たの?」
唯「うん!ぐにゃ~って」
澪(夢中で曲げてて唯の気配に気づかないなんて…)
澪(部室に一番乗りだからってやるんじゃなかった~…)
唯「生スプーン曲げ、はじめてみたよ~!」
澪「違うんだ唯!これは…手品だぞ!コレ、ドンキで買ったんだアハハ」
唯「それムギちゃんのスプーンだよ」
澪「わああ!ごめんムギ!弁償するからぁ~!」
澪「じゃなくて!!…唯!このこと黙っててくれ!」
唯「なんで?テレビにでれるよ~」
澪「絶対ヤダ!!!」
唯「そっかぁ~…まかせて!こうみえて私、口が固いんだよ!」フンス
澪(…不安だ)


-帰り道
律「じゃーなー!中野、明日ライブ音源のカセットテープ忘れんなよ~」
梓「わかってます!唯先輩じゃないんですから」
唯「あ、あずにゃん!しどい~」

紬「梓ちゃんのお家にダビングプレイヤーあるなんてね!梓ちゃん大活躍よ~」パチパチ
梓「凄く良いライブでしたからね。みなさんの手元に形として残しておきたくて…」
唯「んー!ライブ何度思い出しても最高だったよ~!テープに...むちゅーっ!」チュ!
梓「も~やめてくださいっ! 唯先輩に焼いてあげませんよっ!?」

澪(部活中、唯…ホントに言わなかったな。)
律「…なぁ澪。今日テンション低いな」
澪「! そ、そうかな…」
律「悩み事か?…それとも、、アレの日だったりしてー!」ガバッ
澪「わっ!馬鹿!違う違う!なんてこと言うんだ!///」

律「今日は赤飯炊いて待ってるわよ~!」
澪「私は中学生かー!」

澪(…律を心配させてしまった…隠しごとって辛いな)
澪(みんなを騙してるみたいで…)



唯「ただいまぁ~」
憂「おかえり!お姉ちゃん!」

唯「う~ん、今日の部屋着は…これにしよ!」
 ユリ ゲラー 
   ☆
憂「ごはんできたよ~」
唯「わ~い♪」

唯「む~ん…」
憂「どうしたの、お姉ちゃん?スプーン見つめて」
唯「澪ちゃんが…ハッ!」
憂「澪先輩が?」
唯「ド、ドンキで手品スプーン買ってきてみんなに自慢したんだよ~…すごいよね~」
憂「ホントに?」
憂「なんか澪先輩のキャラじゃないよね?」
唯「う、うん!そだね~(なんか…憂、ちょっと怖いよ~)」


-某所
???「なんで、死んだの…」
???「なんで…」
   グググ
???「! 今…動いて…」
????「・・・・・・・」


-翌日 部室
澪「…みんな、話があるんだ」
律「なんだよ、改まっちゃって」
紬「ドキドキ」
梓(澪先輩の顔、真剣だ…きっと重要な話なんだ…)
澪「実は私…超能力があるんだ!!」
梓「へ?」
律「…澪、どういうボケなんだ?それ…」
紬(え…)
唯「澪ちゃん!」
澪「いいんだ唯。皆に知って欲しいんだ私の事、、友達に隠し事はナシだ」

澪「唯にはスプーン曲げる所を見られた。でもそれだけじゃないんだ」
 ヒュン!
梓「! ティーカップが飛んだ…」
 パシッ!
澪「…わかってくれたか?」
律「アシスタントの唯さん、これどういう仕掛け?」
唯「わたし、なにもしてないよ~」
紬「…」
澪「という訳で、ムギのスプーン曲げて壊したんだ…ごめんムギ!!」
紬「…」
澪「ム、ムギ怒ってる…のか?」
紬「…え!あ、気にしないで! ただ、ちょっとビックリしちゃってて…澪ちゃん凄い!所謂サイコキネシスね」
律「よ、よかったな~澪」
澪「ああ!」

プルルルルル!
律「ん…着信」チラッ
澪「でなくていいのか?」
律「…いいんだよ。間違い電話だから…」
澪(聡って表示されてたような…)

唯「澪ちゃんが超能力者になったから、お祝いしにいこうよ!」
律「そんなお祝いあるか~? あ、そーいやモールにクレープ屋できたっけな」
澪「個人的にはそんなにめでたくないんだけど…まぁ、どうせ暇だし行くか」
梓「行きたいのは山々ですけど、私今日はやめときます」
唯「どしたの?!あずにゃん!」

梓「純と遊ぶ約束してて…それにちょっと練習もしたいですし」

紬「それじゃあ、良かったら後で合流しない?その近くにオシャレな喫茶店あるの♪」

梓「いいですね!純に伝えてみます」

律「じゃ中野、後でな! 寂しくなったらすぐ来ていいからな~」

梓「ご、ご心配なくっ! もう!練習のジャマですから早く行っちゃってください!」


-登下校路

澪「なんか、サイレンの音うるさいな。パトカー?3回目ぐらい」

律「さっきのが救急車だろ?なんだろうな今日」

唯「なんかいつもとふいんき違うね」

律「連続強盗傷害殺人放火レイプ魔が逃げ出してるとか…そこに!!!」

澪「うわぁあ!やめろよ、律ぅ!」

紬「あ…あの人」

澪「ムギまで何言うんだよぉ!」

律「ホントだ。オッサンいるじゃん、なんか電柱に寄りかかってるけど」

おっさん「…オエエ」ゲロゲロ
唯「あ、吐いちゃった…」
律「こんな時間から酒かよ~…しょうもねぇな~まったく」

おっさん「ァア゛…」ギロッ

律(目が合った…)

男「…」ダッ!

唯「わ、こっち走ってきた!」

律(これって…一目ぼれ?!って、んなわけねーだろマジ勘弁!!)

おっさん「あああ!」ガシッ
律「うわっ!!」ドテッ!

紬「律ちゃん!!」

唯「わあぁ!ヘンタイ!りっちゃんから離れろー!!」グイグイ

澪「あ…あ…」ガクガク

おっさん「ううう」

律「ちょ…っ!てか、臭せっ!やめろ唯!こいつヤバイ、逃げろみんな!」

澪「や…や…めろ、律から離れろ…離れろぉ!!」キッ!

 グワォン

おっさん「オオ」ブゥオ!

 ベキィ!! ズルズル ドサッ

-男は高く吹き飛び電柱に激突した


澪「大丈夫か律?!!」

律「うーん…加齢臭ついたかも…」

澪「冗談いってる場合か…」

紬「今の…澪ちゃんの超能力、、よね?」

澪「うん… あいつ動かないけど、、まさか私殺し…」

唯「だ、大丈夫だよ!私、みてくるから!」タタタ

紬「! 唯ちゃん待って!」

唯「おーい…おじさーん…(ピクリともしないや…)」

おっさん「…ぅ」ピクッ

紬「唯ちゃん離れて!こっちに!」ガシッ

唯「あ、うん。あのね、おじさん、ピクッってしてたよ!」

紬「…電柱に頭をぶつけて流れてる血とは別に、この人所々怪我をしてる」

紬「特に首筋から出血が酷いけど、血は乾燥してる…怪我してから随分時間が経ってるみたい」

唯「がまん強いんだね、このおじさん!」

ツーツー
律「緊急ダイヤルがつながらない…?」

澪「どうしよう律…私、人殺しかもしれない…うっうっ」

律「大丈夫だよっ。唯の表情、そんな感じじゃないぜ。それにアタシを助ける為に力使ってくれたろ?」

律「そんな澪を人殺しにはさせねーよ!アタシが弁護人にやってやるからさっ」

律「だから心配すんよ な!」

澪「…ありがと…」

ギャアアアアアアアア!!!

唯律澪紬「!!!!」



-けいおん部 部室

ジャーン…♪
梓(純、部活まだ終わらないのかなぁー…)

梓(みんなにテープ…渡しそびれた・・・)

―梓はテープを再生した

~♪
梓「やっぱり良かったなぁライブ...」

梓(先輩達、あと少しで卒業…)

梓「寂しいよ…」

純「梓!ごめん、おまたせ!!」ガチャ!

梓「!」

純「あれ、一人? ん?梓なんか涙目だよ」

梓「そ、そんなことないもん!」

緊急放送「火事です。火事です。生徒の皆さんは指示に従って…」

純「うわ、ヤバイじゃん」

梓「どこが燃えてるんだろ?気づかなかった…」

純「そんなもんだよ。多分、ボヤかな。 酷くならないうちに早くいこ!」


-1階廊下
男性教師「ちょっと!そこの二人!」

梓純「はい?」

男性教師「部活生を集めて非難してる!君たち、ついてきなさい!」

純「わかりました!いこ、梓」

梓「う、うん」

純(どこ行くんだろ)ヒソヒソ

梓(グラウンドの方じゃないよね)ヒソヒソ

???「あなた達!!その人から離れて!!」

梓「真鍋先輩?」

和「…先生、なんで普通にしてるんですか?あなたは…」

男性教師「…」

和「二人共、聞いて。火事なんて起きてない」

和「職員室で暴動があったの。只の暴動じゃない、暴力が感染するの」

和「その人は噛まれて、感染してるはず」

男性教師「…俺は特別なんだよ。頭がボーッっとしてきてるけど、、な!!」ガッ

梓「きゃ!離してッ!」

男性教師「イカれて死ぬ前に、童貞すてなきゃな!」

純「あずさーっ! このやろっ!」バキッ

男性教師「っ! クソガキ!!」バキャア!!

純「あ…ぐッ!  …」バタッ

梓「純!じゅ――!」

純「…」

梓「…よくも純を…許さない…」グググ


男性教師「はぁ?だから何… 熱っ!!」
 ボォォ!!
男性教師「う、腕に火がうわああ!!」バッ
梓「わ!私の手、、燃えて!(でも、熱くない…)」
和「中野さん!こっちへ!」

男性教師「くそっくそっ!!あああ!!」ダッ!

梓「あ!逃げ――」
 シュン!
和「! 壁に…」

梓「入っていっちゃった…」

純「…うーん、梓、ダイジョブ?」

梓「純!?こっちのセリフだって!!」

純「死んだフリして、油断したとこを一撃!作戦だったんだけど…いててっ」

梓「もう!無茶しないで…ホントに死んじゃったかと…」

純「へへ…あれくらいじゃ死なないって。…真鍋先輩、どうなってるんです?もう何がなんだか…」

和「私も…正直混乱してるの。生徒会室に知らない生徒が入ってきて、急に襲いかかってきて…」

和「何とか振り払って、職員室に駆け込んだの。そこは酷い有様だったわ」

和「部屋中血だらけで、いくつかの死体と…暴れてる教員を先生達が抑えてて…さっきの彼はその時噛まれてた」

梓「死体って・・!人が死んでるんですか?!」

和「…言葉は悪いけど死んでいるならまだ良かったわ。死体は動いたの」

純「う…嘘ですよね?」

和「いいえ。…あれは人間ではなくなってた。私は襲われるところを、さわ子先生に助けられたの。正門から逃げるよう言われていたけど…」

和「学校の正門には奴らが群がってたわ…学外からも入ってきてるみたい」

和「さわ子先生は生徒を助ける為に校内を奔走してるから合流しましょう。一緒にいれば安全よ、今…あの人凄いから」

梓純「凄い?」


―体育館連絡通路

生徒「いやー!!こないで!!!」

元用務員「ああ う」

さわ子「用務員のおじさん、ごめんなさいっ!!」
 シュッ!! 
元用務員「」パァン!

生徒「え…何?あ、頭が吹き飛んでる…」

さわ子「大丈夫?怪我ない?」

生徒「え…あ…先生今のどうやって…」

さわ子「え?おもいっきり蹴ったの」

生徒「そうなんですか…(速すぎて見えなかった…)」

さわ子「さぁ!早く逃げなさい!上履きのままでいいから外に!」

生徒「! 先生!後ろに…たくさん!」

さわ子「え…?!」

ゾンビABCD「…」

さわ子「見たことない人達ね…(学校関係者だけじゃない?まさか外からも来てるの?!)」

さわ子(だとすると、正門に逃がした真鍋さんが危険!!)

さわ子「一人だと危ないわ、先生と一緒についてきて」

生徒「あ…はい!」

さわ子「道をつくるわよ。ちょっと待ってて」ニコッ

生徒「え、道って…先生そっちは!!」

ビュン! バキッ ドシャ! グシャ!! メキョッ!!!

さわ子「ふぅ…これでよし!(昔のライブ思い出すわね)」

さわ子「さ!いきましょう!」

生徒「…ダメです…行けません」

さわ子「なっなんで!もしかして今ので引いちゃった?! 引かないで~!」

生徒「…違います。わたし、さっき噛まれてたんです…」

さわ子「えっ…」

生徒「私、多分あんなになっちゃうんですよね…だから、おいて、おいおおお」ゲロゲロ

さわ子「そ、そんな…」

元生徒「をおおお」ダッ

さわ子「う、うわああああ!!!」

 バキィ! …

元生徒「」ドサッ

さわ子「わ、私は…教師失格よ…」ガクッ

さわ子(…音楽準備室には誰もいなかった…あの子達は無事なのかしら)
さわ子(もし会えたなら、せめて…あの子達だけは…)

さわ子「絶対、、、守る!!」


―1階靴箱前

純「うわぁ…ホントだ、人が沢山入ってきてる…」

梓(私の手、さっき燃えてた…自分で出したんだ、炎を…)

純「憂は、無事かな… ちゃんと帰れてるよね?」

梓(そうだ、澪先輩も超能力を…!私にも…?でもなんで…)

純「梓?」

梓「え!あ、うん。憂も、先輩達も凄く心配……」

和「!! さわ子先生!」

さわ子「ま、真鍋さん!!よかった無事だったのね!!」

和「はい。ですが、正門から逃げるのは危険で…」

さわ子「このまま学校にいるのは危険すぎるわね…私の車でここを抜けましょう」

梓「先生!」

さわ子「梓ちゃん!…よかった~!! 唯ちゃん達は一緒じゃないの?!」

梓「はい…でも、こうなる前に学校を出てます!たしかモールの方に行くって!」

和「そうだったの?良かった…生きてる可能性があるのね。怖くて聞けなかった…。」ホッ

梓「…私、先輩達を探しに行きます!」

純「でも、、梓、危ないって!」

梓「大丈夫。見てて んん!」
 ボオォ!!

純「手から火が!」

梓「…これでやつらと戦います。先輩達を見つけて、みんなを守ります!」

さわ子「もう、先生を差し置いて格好つけないの。…私も力になるわよ!」

梓「先生も何か能力をもってるんですよね?」

さわ子「そうよー!なんか動きが軽くてね、超人みたいなのよー」

梓「先生ってそんな感じですよね」

さわ子「それってどういう意味よ~」ブーブー

和「急ぎましょう。やつらが増える前に」


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