それから……

【スーパー】

唯「えっと、今日のごはんは、おかずは~」


唯「……しかし、バンド復活か~」



『他のメンバーとは、ちょくちょく連絡とってたの!』

『みんなバラバラの地方にいて、中々会えないけれど』

『唯ちゃんも含め、もう一回、みんなで集まりたいなって』


唯「…………むむむ」

唯「まさか、この年になって、バンドに誘われるとわ…………」


唯「体力とか、若いときより全然ないし、ギー太も、実家のドコに仕舞ったっけ?」

唯「コードとかも忘れちゃってるぽいし、」

唯「そもそも、今じゃギー太を持ち上げることも、できるかなぁ…………??」

ミクさん『ラララ~♪』

唯「お!」ピクッ



ミクさん『ララララ~♪』

唯「おお、このスーパーのBGM、ミクさんだ!」

ミクさん『ラー♪』




唯「はぁ……ミクさんは凄いよね。私がバンドし始めた頃から、今まで」

唯「みんなから愛されて、ずっとずっと、歌い続けてる!」

唯「……もし、」

唯「もし私もバンド再開させたら、あの頃みたいな人気が、出るかなぁ…………」

唯「ミクさんと同じくらいの、すごい勢いあった……!」



ミクさん『ラーララー♪』



唯「うん」


唯「よし、決めた!」

PRRRR



やっほー、ムギちゃん。唯だよ~


えっと、今日はありがとね。私もムギちゃんに会えてよかった!


それでね、バンドの件なんだけどさ。


うん、またやってみようかなって


えへへへ

そーそー。昔みたいに、甘いケーキを囲んで


みんなでお茶会して、お喋りして、バンドをするの!


もうオバサンで、小皺とかも目立つから、

ピチピチだった頃みたいな、人気はでないだろうけどさ……




それでもまた、みんなで集まって

素敵な演奏が、できたらいいなって


…………うん。うん

そうだよね。そーなんだよ。

やっぱさ、私の場所は、あそこだったと思うんだ~



今はもう、家族もできて、生活するのが大変で


私たちも世の中も、あの頃とは姿が全然違ってて


望んだ場所は、すっごく遠ざかっちゃったけど

それでも、待っててくれるカモしんない人に向けて


私たちを知らない人や、忘れちゃった人にも向けて


何より、私たちが満足できるような演奏を、


上手くいくか分からないけど



そう、もういっかいでもいいから、してみたいなって!

えへへ


もしかすると、またたどり着くには、


おばあちゃんになるまで掛かっちゃうかもだけど……



でもね。また歩んでいくの



自分の足で、自分の意志で

みんなと一緒に、ちょっとずつでも♪


望んだ場所で、私も、好きな歌を歌い続けるために!

それじゃ、今日はありがとう


誘ってくれて、嬉しかったよ



うん、じゃぁ、また会おうね







バイバイ、さん きゅ~♪