律「私、殺し屋に狙われてるみたいなんだよ」

唯「え」


律「まあ、それは気のせいだったんだけどさ」

唯「よかったー」


梓「ところで唯先輩、猫の飼い方を教えてくれませんか」

唯「どうして」


梓「あすにゃん2号のために勉強しようと思って」

唯「でももう2号は返したよね」

梓「そうでした」

紬「お茶が入ったわよー」


紬「今日は緑茶にしてみたわ」

律「うまいね」

梓「あ、唯先輩。それ茶柱じゃないですか?」

唯「え?やった!」


唯「あ、でも別にあんまり嬉しくないや」

律「所詮茶柱だもんな」

梓「え?日本人なら嬉しいはずですよ」

紬「そうね、茶柱の幸運は英語圏でも認知されてるわ」


律「ほんとうか?」

紬「うん。あれ?そんなこともなかったかも」

梓「さあ、おちゅも飲みましたし。練習始めましょう」

律「そうするか」


唯「練習はさっきしたよね?」

梓「してないですよ」

律「よし、始めるか」

紬「あら、何か忘れてない?」

唯「気のせいじゃないかな」




あらゆる事柄、思考には全て意味がある
気のせいを突き詰めて行った先にこそ真実があるのだ
気のせいと思って勝手に納得している内は何も変わらない

「キラっと光る物を見つけて駆け寄ったらただのプルタブだった」

それでもいいんだ。気のせいで片付けていたら真実は分からなかった
もし、気のせいで片付けて、その気持ちを放置したままだったら、君はきっと

「あれ金だったかも、もしかしたら500円だったかも」

と、その心に僅かながらも疑惑を残しただろう
気のせいに気付いたら気のせいを気のせいと思わないことを試してみて欲しい
少し寄り道していくのもなかなかいいもんだぜ


fin