放課後・・・
紬「こんにちはーってあら、澪ちゃんだけ?」
澪「ああ。まだ誰も来てない」
紬「じゃあ先に私たちでお茶しましょうか。」
澪「そんな勝手に・・・」
紬「まあいいじゃない。先にお菓子食べるくらい。皆何も言わないわよ。」
澪「まあ、そうかもな。」
紬「ところで澪ちゃん、チョコって好き?」
澪「ん?チョコ・・・?」
紬「そう、マーブルチョコ。澪ちゃん好き?」
澪「別に嫌いじゃないけど好きでも・・・」
紬「ちょっと親戚からもらってね。家にいっぱい余ってて・・・澪ちゃん食べる?」
澪「そうなのか。」
律「おーす。掃除当番で遅れたぜー!」
唯「こんちはー。そこであずにゃんに会ったよー」
梓「こんにちは。」
紬「・・・」
澪「遅かったな。みんな。」
紬「はい、澪ちゃん。マーブルチョコよ。」
澪「あ、ありがとう・・・」
梓「・・・なんの薬なんですか?」
律「な、何を言ってるんだよ・・・ハハ・・・」
紬「別に隠すことじゃないわ。」
唯「・・・眼球が飛び出る薬だよ。」
梓「え゛」
澪「あれ・・・?眼が痛くなって・・・あれ・・・?」
唯(やっぱり今日見た夢と一緒だ・・・)
澪「やばい・・・もう我慢できなくなってきた・・・マジ冗談じゃないぞ・・・痛・・・」
紬「ぷーっくっくっく・・・」
梓「澪先輩!!ちょっとこっち向いてください!!」
澪「梓か・・・?」
梓「ちょっとそれ・・・!」
唯(ど、どういうこと・・・?)
唯(さっきのりっちゃんすごく焦ってた様に見えた・・・)
唯(やっぱりりっちゃんもグル・・・?)
梓「澪先輩!その眼・・・」
澪「え?なんだ?どうなってるんだ・・・?」
梓「えっと・・・眼が・・・飛び出てます!」
唯(でもまって眼が飛び出るなんて現実ではあり得ないよね・・・?)
唯(じゃあやっぱりこれは夢なんだ。きっと二度寝しちゃんたんだ!)
唯(なーんだ。色々考えて損しちゃったよ!)
唯「あはははははははは!!」
梓「そう言ってる間にもうソフトボールぐらいの大きさに・・・」
唯「もうサッカーボールぐらいだね・・・」
唯(やっぱり他人の見ても気持ち悪いなぁ・・・)
律「そして、ここに来て膨らむ速度が・・・」
紬「もう人一人が入れそうな大きさね。」
梓「澪先輩・・・」
澪「た、助け・・・」
パーン!
ガバッ
唯「やっぱり夢か・・・朝から嫌な夢見ちゃったな・・・」
どたどた
唯「おはよう憂。」
憂「あれ。お姉ちゃん今日は早いね。」
唯「変な夢見ちゃって・・・それで眼が覚めちゃったんだ。」
憂「ははは。朝から災難だったね!」
唯「本当に嫌な夢でさー。ホントに災難でしたわ~」
放課後・・・
紬「こんにちはーってあら、りっちゃんだけ?」
律「ああ。他は当番だと」
紬「じゃあ先に私たちでお茶しましょうか。」
律「さんせー!」
紬「あらあら。じゃあお茶とお菓子持ってくるわね。」
紬「あ、ところでりっちゃん一つ聞きたいんだけどね・・・」
律「ん?なんだームギー?」
紬「チョコって好き?」
律「んー、特別好きってわけでも・・・」
紬「ちょっと親戚からもらってね。家にいっぱい余ってて・・・りっちゃん食べる?」
澪「遅くなったな。掃除当番で遅れちゃってさ。」
唯「こんちはー。そこであずにゃんに会ったよー」
梓「こんにちは。」
律「なんだ、思ったより早かったなー!」
律「もうすこし早かったら私だけ先にお菓子食べれたのによー!」
唯「あー!りっちゃんだけズルイ!!」
律「ズルく無いもん!だって部長だもん!」
紬「まあまあ。はい、りっちゃん。マーブルチョコ。」
唯(えっ・・・?)
律「ラッキー!唯に取られる前にさっさと食ッちまうか!!」
唯(さっきりっちゃんが食べたのって・・・)
唯(また夢・・・?嘘でしょ・・・ありえない・・・ありえないよ・・・)
律「うめー!流石ムギのチョコだ!」
梓「・・・なんの薬なんですか?」
唯「な、何を言ってるのあずにゃん・・・そんな薬なんて・・・」
紬「別に隠すことじゃないわ。」
澪「眼球が飛び出る薬だ。」
梓「え゛」
唯(やっぱりまた夢か・・・あーまたかー。面倒だなー・・・)
律「あ、あれ・・・?眼が痛いんだけど・・・」
紬「さっそく来たわね・・・」
律「ちょっとヤバいってこれ・・・すげー痛いんだけど・・・」
唯(今度はりっちゃんか。あー面倒くさい。早く夢から覚めないかなー)
律「くそっ・・・もう我慢できそうにない・・・痛てぇ・・・!」
紬「ぷーっくっくっく・・・」
梓「律先輩!!ちょっとこっち向いてください!!」
唯(もう知ってるし話聞くのも面倒だなー。適当にあしらって眼が覚めるの待とっと)
律「眼薬!眼薬くれ!早くくれ!」
澪「誰か持ってる人いるか?」
梓「持ってないです・・・」
唯「無いよー」
紬「そんなの持ってないわ・・・」
梓「・・・だそうです。」
唯(いい加減に返事したのばれちゃった・・・?
もうちょっと真面目に演技した方がいいかも。)
律「じ、じゃあ水でいいから!眼が乾燥して・・・!!」
梓「急いで持ってきます!!」
梓「水汲んできました!!」
澪「律!水届いたぞ!!」
律「じゃあ急いでかけてくれ!早く・・・!水!すぐに!」
唯「今かけてあげるね!りっちゃん!」ジョボジョボ
コツン
律「痛って!!ペットボトルの注ぎ口が眼にあたったぞ!!もうちょっと丁寧に頼む!!」
唯「ご、ごめん!」
唯(まったく面倒くさいなー。夢なんだからどうでもいいじゃん。)
唯(早く夢から覚めてよー。)
澪「もうサッカーボールぐらいだぞ・・・」
唯「ここに来て膨らむ速度が・・・」
唯(そう言えば眼に衝撃与えると膨らむんだった。さっきの私ファインプレーだったね!)
紬「もう人一人が入れそうな大きさね」
梓「律先輩・・・」
唯(あ、もう終わる・・・)
律「嫌だ、死にたくn・・・」
パーン!
唯「ハッ!あれ!?もしかして遅刻!?ってまだこんな時間じゃん・・・」
どたどた
唯「おはよう憂。」
憂「あれ。お姉ちゃん今日は早いね。」
唯「なんか眼が覚めちゃった。」
憂「珍しいね。怖い夢でも見ちゃったんじゃない?」
唯「まさかー。そんな事じゃ起きないって!」
憂「それもそうだね。だってお姉ちゃんだもんね!」
唯「なにそれー!」プンプン
最終更新:2013年05月17日 18:54