「到着しました」

梓「はやく唯先輩を治さなきゃ!!」

梓は一直線に唯の家へ向かった

梓「どこ…どこにあるの!?」

俺虫「よぉ梓久しぶり!!… って唯ボロボロじゃねぇか!!」

梓「俺虫さん!! 唯先輩の修理パーツどこにありますか!?」

俺虫「たしか… そこの棚にあったとおもうぞ?」

梓「ありがとうございます!!」

ガサゴソ ガサゴソ

梓「あった!!」

梓は唯の修理パーツをものすごい速さで取り換えていく

梓「できた!!これで動くはず!!」

唯「・・・・・・・」

梓「なんで!? なんで動かないの!?」

俺虫「ちゃんとアイスやれば動くんじゃねえか? たしかあいつの動力源アイスだし」

梓「アイスですね!!ってアイスってなんですか?」

俺虫「冷蔵庫みれば大量に入ってるから分かると思うぞ」

梓「冷蔵庫… これですね!!」

パカッ っと音とともにアイスが大量に落ちてきた

梓「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

俺虫「アイスの雪崩だな」



梓「はい唯先輩アイスですよ―」

唯「・・・・・・・」

梓「口をあけてくれない…」

俺虫「口移しでやればいいじゃないか…?」

梓「口うつし!?恥ずかしくてそんなのできるわけ…」

俺虫「じゃなきゃ動かないままだぞ」

梓「うぅ…」


する? しない?
>>200


200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/11(水) 22:51:55.04 ID:6rErPqIy0

するに決まってる




梓「せ…先輩いきますよ…」

唯「・・・・・・・・・」

梓「ホントにしちゃいますよ!?」

唯「・・・・・・・・・・」





チュッ





唯「YOU-Eサイキドウカイシシマス」

梓「動いた!!」

俺虫「白雪姫みたいだな」

梓「白雪姫?」

俺虫「地球の古い古い童話だよ…」

梓「なんでそんなこと知ってるんですか?あなたはいったい…」

唯「う、うーん」

梓「!!唯先輩!!」

俺虫「よかったな梓!!」

梓「はい!!」











唯「ダレ?」



梓「えっ? 唯先輩いまなんて?」

唯「声認証、顔認証トモニデータナシ」

梓「唯先輩冗談いわないでください…」

唯「作業をカイシシマス」

梓「唯先輩…」

ウィーン ガシャン

唯は無表情でゴミを取り込んでは立方体の形にしてタワーのように積んでいく

梓「唯先輩…」

俺虫「なんらかのせいで記憶障害がおきてるな…」

そんな… 地球に来ても唯先輩がいつもどおり笑ってなきゃ…

梓「いやだよ…」

ガサガサッ

梓「ほら唯先輩!!猫のぬいぐるみですよ!!」

梓の言葉を無視して唯は作業をつづける

梓「ほら!!唯先輩猫耳ですよ!!ニャー!!」

なおも無視する

梓「いったいどうすれば…」


俺虫「音楽しかないだろ」

梓「へ…?」

俺虫「音楽しかないだろって言ってんだ!!」

梓「なんであなたが音楽のことを…」

俺虫「理屈はどうでもいい!! そこの棚にギターがあるはずだ!!」

梓「ギター?」

俺虫「とりあえず変な形に糸みたいなのが六本張ってあるのを持ってこい」

梓「は、はいっ!!」

梓「これですか?」

俺虫「ああ それだ それを弾いてみろ」

梓「えっ? 弾くってどうすればいいんですか?」

俺虫「その糸みたいなのをはじけばいいんだ」

梓「はい…こうですか?」

じゃらーん

唯「!」

俺虫「あとはあいつが知ってそうな音楽を奏でれば良い」

梓「奏でる…」

唯先輩が知ってそうな歌 
あれしかない

梓「でもどんなふうにすれば…」

俺虫「どんな歌か歌ってみろ」

梓「じゃかじゃかジャン じゃか ジャンじゃかじゃんじゃか  って感じです」

俺虫「聞いた感じだと E A Bってコード進行か…」

梓「E A B?」

俺虫「ちょっと教えてやるから来い」

梓「ちょっ 待ってください!!」

唯「・・・」

ウィーン ガシャン


~数時間後~

梓「ひどい地獄をみた…」

俺虫「そんなことよりさっさと弾け!!」


じゃかじゃかジャン じゃか ジャンじゃかじゃかじゃか

唯「・・・」

じゃかじゃかジャン じゃか ジャンじゃかじゃかじゃか

唯「・・・あ」

じゃかじゃかジャン じゃか ジャンじゃかじゃかじゃか

唯「あ… ず・・・」

じゃかじゃかジャン じゃか ジャンじゃかじゃかじゃか


唯「あずにゃん!!」

梓「唯先輩!! 思い出したんですね!!」


唯「あずにゃん!! 地球に戻ってこれたんだね!!」

梓「はい!! 戻ってきたんですよ!!」

唯「あずにゃん!!・・・なんで猫耳してるの?」

梓「え・・・?」

梓は自分の頭を触って確認した

梓「こ…これは…」

唯「あずにゃん!!」

梓「はい?」

唯「大好きだよ!!」





澪「ここが地球か・・・」

男「ひどい荒れようだな…」

女「でもここが…」

「私たちのふるさと…」

澪「これから変えていこう… 長くかかるかもしれないけど」

男「みんなで…」

女「生き残る…いや」

「『生きて』いこう 」

確かに一度は見捨ててしまったかもしれない

でも…それでも人間には大きな壁を乗り越える力があると思うから

そして人間は地球に新たな一歩を 
大切な一歩をいま

踏み出した。

おわり   元ネタ「Wall-E」




217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/12(木) 00:21:22.53 ID:Q1KWuWCU0

最初から最後までグダグダですいません

元ネタはディズニー映画のWALL-Eです
ちなみに安価でしないを選ぶと俺虫が人型「おれ」に変形して口うつしするストーリーになります

見てくれた方ありがとうございました



最終更新:2013年05月15日 21:29