唯「ここが船長室…」

重々しい扉がそこにはあった

唯「うぅ・・・ あずにゃんのためだ…」

ブ――ン

唯「誰かくる…隠れなきゃ」そそくさ

キキ―と甲高い音を出して車が止まった

あずにゃん「ここが船長室か…」

梓はすこし暗い顔だった

唯(あずにゃん!? 私より先に出たのに…)

今すぐにでも抱きしめに行きたかったが
梓は車を降りるとすぐに」船長室へはいって行った

唯「よし!私も…」

入ろうとした瞬間、唯の後ろを何者かが通っていった

唯「…?」

ウィーン

案外すんなりと船長室の扉は開いた



和「音楽を持ってきたの?」

梓「はい!地球にはまだ音楽がありました」

和「そう… 澪!コード:ミュージックをつかって!」

澪「え?なにそれ?」

和「さっき調べておいてって言ったでしょ?」

澪「いやぁ ポエム作りに夢中で…」

私の恋はシナモンロール

あなたのうまい棒

というタイトルが書かれた詩が落ちていた

和「…はぁ」

澪「なんだよその溜息は!!」

和「じゃあコード:ミュージックについての本を持ってくるわ…」

澪「ああ 頼むよ」

唯(意味がわかんないことが多すぎる…)

梓(なんか船長のイメージが壊れていく…)

唯「なんだか眠くなってきたなぁ…」うつら うつら

カタッ

唯の揺れた頭が壁に当たった音がした


唯「!!」

澪「なんだ!そこに誰か居るのか!!」

唯(どうしよう… どうしよう…)

何を血迷ったか唯は


ニャー


梓「!?」

梓(これは私が言った猫の声!? まさか唯先輩ついてきて…!)

澪「なんだ猫か」

梓(ホントに船長は馬鹿なのか…)

唯(よかったー…)



こそこそと梓は静かに唯のところへ向かった

梓「唯先輩…何してるんですか…」

唯「あ!?あずにゃん!!久しぶり!!」

梓「静かにしてください!!ばれたらどうするんですか!!」

唯「あずにゃんの声も十分大きいよ…」

梓「と、とにかく!適当な場所に隠れててください!!」

唯「分かったよぉ…」

唯はとてもおおきなモニターの裏にかくれた



和「もってきたわ」

澪「ありがとう …でこれをどうすればいいの?」

和「本なんだから読めばいいじゃない…」

澪「読む… あぁ 読むな!」

というと澪は本に向かって

「よめ!!」

と叫んだ

和「・・・・・・・」

梓「・・・・・・・」

澪「あれ?何もおこらない…」

和「自動読み上げ機能なんてついてないわよ…」

澪「じゃあどうしろっていうんだよー!!」

和「めくればいいじゃない… 」ぺらっ

和は半分呆れながら本をめくった

澪「おお ありがとうな…えーっとまずはコード:ミュージックを起動させる…」

梓(そろそろ準備しないとな…)

梓は持ってきた音楽を取り出そうとした

梓「あれ…?」

音楽がない… ちゃんと持ってきたハズなのに…

澪「で次に琴吹ディスクをいれるっと」

澪は付属のディスクをいれた

紬「やぁ ごきげんよう… これを見てるってことは地球に音楽が見つかったってことね♪」

太めのまゆ毛の女の人がそう言った

紬「これはすごいことよ!! 人間が生きていくために必要なもの…それは音楽よ!!」

音楽さえあれば私たちはどんな場所でも楽しく生きていける

そんな言葉を吐いてその女の人はつづけた

紬「それでは地球に帰る準備をしなきゃいけないわ!!」

紬「まずは操縦席の緑色のボタンをおして!」

澪「緑色のボタン…これか…」

ぽちっ

するとスターシップの中心の多目的ホールの真ん中に何やら変な突起物が顔をだした

紬「あそこに音楽を入れれば地球帰還プログラムが発動するわ!
  そのあとどうするかはあなたたち次第よ」

澪「じゃあ音楽を出してくれ」

梓「・・・・」



梓「ないんです…」

澪「へ?」

梓「確かに持ってきたはずなのに…ないんです」

和「………」

澪「じゃあしょうがないな 中止だ中止!!」

なぜか船長はうれしそうな顔をしていた

澪「何もない いつも通りの生活… 最高じゃないか!!」

澪「たぶんどっかの回路が故障して持ってきたと勘違いしたんだろ 修理室へ連れて行け!!」

その時モニターがあがった

澪「AZs-aを…てお前誰だ!!」

唯「しまった ばれてしまった!!」

梓「はぁ…」

澪「いやお前誰だよ!!」

唯「唯だよ!!」

澪「唯か… じゃあついでに唯も修理室へ連れて行け!!」

二人は車ロボに乗せられて修理室へつれて行かれた



唯「捕まっちゃったねー アズにゃん」

梓「修理するだけですから…捕まったわけじゃないですよ」

唯「なんか元気ないねあずにゃん…」

梓「・・・・・・」

確かに持ってきたはずだった

この手に持ってきたはずなんだ…

唯「・・・・・・」

あっという間に二人は修理室についた


?「はなせぇぇぇぇ!!私は正常だぁぁア!!」

?「とってもにあってるって言っただけじゃないぃぃぃぃい!!」

?「なんで大したことしてなのに捕まらないといけないんだー」

まるでそこは動物園のようだった



唯「いろんな人がいるねー」

梓「そうですね なるべくここには来たくなかったんですけど」

唯「おもしろそうな人だけどなー」

梓「ここからは別々みたいですね いったんサヨナラです」

唯「あずにゃん… 変なことされないよね…」

梓「大丈夫ですよ・。」



梓「こんにちは…」

修理ロボ「AZs-aそこに座りなさい」

梓「ハイ…」

修理ロボ「では最初はくすぐりだ」

梓「え?くすぐり!?」

修理ロボ「こちょ こちょ こちょ」

梓「えっ… ちょっ・・・ やめ… んっ///」


唯「大丈夫かな… 」

唯はそっと梓の梓の部屋をのぞいた

唯「!!」


唯「あずにゃんがヨガって喘いでる…」

唯「何か変なことされてるに違いない!!」


唯「早く脱出させないと…」

唯「ん?」

唯は入口の所にブレーカーがあるのを発見した

唯「あれ壊せば…」

いちかばちかやってみるしかない…

唯「どっせーい」

唯は地球のごみを固めたものを力いっぱいに投げた

唯「捨て忘れててよかった…」

ゴミはきれいな放物線を描きながら見事にブレーカーに当たった

ブチンっ



修理ロボ「こちょこちょこ…ち…ょ」

梓「やめ… んっ…///あっ///  あれ… 止まった」

もうすこし楽しm…

梓「いやいや それじゃ 私が変態になっちゃうじゃん///」

梓「だれかがこの部屋のブレーカーを落とした…でもそんなことしたらメカポリスが…」

梓「とりあえず部屋を出よう」



唯「あずにゃん!!助けにきたよ!!」

梓「えぇッ!!唯先輩!!」

梓が扉を開けようとするよりも先に唯がその扉を開けた

唯「早く逃げようあずにゃん!!」

梓「・・・もしかして先輩がブレーカーを落としたんですか?」

唯「うんそうだよ!!だから早く逃げよう!!」

梓「なんでそんなことしたんですか!!」

唯「えっ!?」

梓「そんなことしたらメカポリスが・・・」

?「よくやったなー!!おまえ!!」

梓の言葉をさえぎりとあるロボットが話しかけてきた

?「よくやったわぁ!!」

?「なかなか思い切ったことしますね…」

唯「あなたたちは?」

RE-2「私はRE-2っていうんだ!!」

SWa-k「私はSWa-Kって名前よ!」

June「私はJuneっていいます」

唯「えーと…じゃあ律にさわこに純って呼んでいいかな?」

律「なんだそりゃ!!けど面白そうだからいいか!!」

さわこ「なんだか可愛い名前ね!!」

純「私ほとんどかわってませんね」

唯「私は唯っていうんだーよろしく!! でこっちがあずにゃん!!」

梓「梓です!!」

律「なんかよくわからんが…よろしくな唯!梓!」

唯「よろしくね!!りっちゃん!」

律「またなんか変わったなぁ…」


梓「そんなことより早く行かないとロボポリスが…」

「はいチーズ」

唯「ピース ピース!!」

律「イェーイ!!」

さわこ「キメッ!!」

純「豚っ!!」

梓「え? え?」

カシャっ



危険なロボット!! 危険なロボット

町じゅうに唯たちの写真が貼り出されていた

男「唯!?」

女「唯!?」

女「あなたも唯を知ってるの?」

男「もしかして君も?」

女「ええ 大切な友達だから…」

思えばこのとき二人は恋に落ちたのかもしれない




「ゴミ発見!!ゴミ発見!!」

お掃除ロボットがブレーカーの下のごみに群がる

梓「最悪だ…」

唯「どーしたの?あずにゃん?」

梓「指名手配されました…」

唯「しめーてはい?」

梓「もう!!早くここから逃げなきゃってことです!!」

唯「えーっ!!」

梓「とりあえず早くにげましょう!!」

唯「う、うん」

律「じゃあ私もお供するぜ!!」

さわこ「私もいくわ!!」

唯「ありがとー!!」

唯梓律さわこ「ジ―――――」

純「わ、私もですか!?」

唯梓律さわこ「ジ―――――」

純「分かりました!!いきますよもう…」


5