梓「ピカー」

唯「・・・」

梓「これもちがう…」

唯「ねぇー そろそろ帰ろうよー」

梓「帰るってどこにですか?」

唯「わたしんち!!」

梓「なんか恐竜みたいなお母さんとかいません?」

唯「え…私だけだよ?」

梓「そうですか…じゃあおじゃまします」

唯「じゃあいこっか?」

二人はオレンジ色の光に包まれながら家路を急いだ

唯「ねぇ あずにゃん」

梓「なんですか?調べ物は教えませんよ?」

唯「ニャーって泣いてみて?」

梓「え?どうしてですか?」

唯「いいから~! ほら猫さんみたいにニャーって」

ポチっ

唯は静かにあるボタンを押した


梓「い… 一度だけですよ・・・・・・ニャー・・・・」

唯「かわいいー!!!!!!!もっといってー!!!」

梓「///いいませんよ!! 一度だけって言ったじゃないですか!!」

唯「ちぇ ケチー」

そんなこんなしてる間に唯の家に到着した


梓「すごい…散らかってますね…」

唯「えぇ?そうかなぁ?いつもよりは片付いてるんだけど」

梓「…」

ぽちっ
唯はいつもの習慣で機械のスイッチを入れた

梓「なんですかこれ?」
女の子たちがとても楽しそうになにかをしている
なにかはわからない

唯「さぁ? わかんないけどあずにゃんも気に入った?」

梓「なんか安心します… 映像だけですか?」

唯「うーん… ディスクの劣化かなんかで声とかは入ってないなぁ」

梓「そうですか…」

梓は残念そうに下をむいた


ニャー

梓「ねこ?」

でも聞きなれた声だ

唯「違うよ!これはね…」

ニャー

梓「…わたし?」

その声は唯先輩のところからきこえる

唯「ふふふ… 私には録音機能があるのだよ!!」

ニャー ニャー

梓「やめてください///もう鳴らさないで///」

どかッ

唯先輩を止めようとしたとき棚から何かが落ちた

きらきらした 銀色の円盤

唯「あっ 私のお気に入り!!」

梓「こ…これは!」

ピカー

唯「あずにゃん?」

梓「ちょっとこれかります!!」

そういうと梓は自分の体の中にその円盤をいれた

唯「なにしてんの?」

梓「しずかに!!」


「りっちゃん! これもう録音されてるかなぁ?」

「もう録音されてるから静かにしろ唯!!」


唯「?」


「静かにしてください唯せんぱい」

「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ」

「おーい いい加減始めるぞー」

「よし!じゃあいくぞ! 1・2・3・4!」

じゃかじゃかジャン じゃか ジャンじゃかじゃんじゃか


梓「これは…音楽…」


「君を見てるといつもハートDOKI☆DOKI]


唯「うわー なんか楽しそうだねー」


「揺れる思いはマシュマロみたいにふわ☆ふわ」


梓「やりました…やりましたよ唯先輩!!」ギュウ

唯「アズにゃん?」


そういうと梓はいちもくさんに宇宙船へ向かった

唯「あずにゃん!!どこにいくの!?」

梓「サヨナラです!唯先輩!!」

唯「やだ!!一人にしないd

バタンッ

唯の声が届くことなく宇宙船の扉はしまった


宇宙船は再び轟々と音を立て始めた

唯「このままだとまた…一人になっちゃう」

唯は宇宙船の羽に捕まった

ごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

と音を立ててはるかかなたのスターシップへ向かっていった




?「船長!船長! おきてください!!」

澪「ふぇ?もう朝?」

ここはスターシップの船長室
船長といってもほとんど機械がやってくれるからただ寝てるだけでいい

澪「おい和…放送の時間は?」

和とは船長室の万能ロボットである

和「もう5時間も過ぎてるわよ…」

澪「しょうがない… 時間を戻すか」

和「まったく…」

瞬く間に外が真昼から朝に変わる
ここでは船長の都合で時間などどうにでもなる

澪「オホンッ やぁスターシップの皆様方 最近どうお過ごしですか?
  今日でこのスターシップがえっと…地球…だっけ…を旅立ってから150年目になります
  まぁ そんなことはどうでもいいですね…では今日のポエムを発表します」

コーヒーさん
どうしてあなたはそんなに黒いの?
どうしてあなたはそんなに苦いの?


男「はぁ… また始まった」

男2「なんで毎朝こんなの聞かなきゃいけないんだ…」


私の心にミルクがあればあなたをもっと白く やさしくできたかな


澪(今回はいいできだな!)

和(これさえなければなぁ)

スターシップは琴吹グループが開発した機械仕掛けのノアの箱舟だ
なかにはロボットが大勢待機していて何でもしてくれる
移動にも自動で動いてくれる

しかしその代償に人間の骨は細くもろくなってしまった


和「そういえば さっき連絡があったんだけど調査船がかえってくるわ」

澪「何の調査にいったの?」

和「音楽がまだ残ってるかどうかよ」

澪「音楽?」

和「そのくらい自分で調べなさい
  戻ってきたらやらなきゃいけないことがあるからここに待機しててね」

澪「なんだかめんどくさそうだな」

和「あんた船長なんだからそのくらいしなさいよ ご先祖さまが泣いてるわよ」

秋山家は代々船長をやっている

和「今の姿じゃ似ても似つかないけどね」

初代の船長はすらっとしている
ところが今はどうだ
くびれどころか全体的にぶよぶよで服が裂けそうだ

澪「それもこれもロボットを取り入れた弊害だな」

和「なんでもロボットのせいにするのはいただけないわね」

ぎろりと 

和は睨みつける

澪「…ご、ごめん…」


「調査船が到着しました」


ナビゲーターがそう機械的に告げた



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