^ω^ω^ω^ω^ω^ω^ω^ 

律「あ~、してたっけ そんな話」

梓「私だけ のけ者なんて悲し過ぎます!!」

唯「ねぇ、りっちゃん。あずにゃんがかわいそうだよう…」

唯「あずにゃんも無人島に連れていってあげようよ~」

律「う~ん、しかしなぁ」

澪「何か問題あるのか?」

律「無人島に持っていけるのは3つまでなんだろ?」

紬「そうね、そうだったわね」

律「梓を連れていくなら、お前ら3人の中の誰か1人を置いていかなきゃならん」

澪「いや、正直 私は無人島になんか連れてってほしくないけどな」

紬「奇遇ね。私も同じ事を考えていたわ」

唯「あっ、じゃあ私も」

律「そういうワケで無人島には梓1人で行ってこいや」

梓「そんな話じゃありませんよ!!そんな問題じゃないんですよ!?」

律「じゃあ どんな問題なんだよ…」

梓「例えば断崖絶壁があるとするじゃないですか」

律「おい、誰か代わりに聞いといてくれよ」

澪「なんでいきなり断崖絶壁が出てくるんだ…」

唯「ねぇムギちゃん、断崖絶壁って何~?」

紬「りっちゃんみたいな絶望的な壁の事よ」

律「なんだ、壁?」

澪「お前の気の毒な乳房の話だろうさ」

梓「私の話を聞いてください!」

唯「肉まーん」

梓「もしも断崖絶壁に私と唯先輩と澪先輩とムギ先輩が
  ぶら下がっているとするじゃないですか」

澪「私たちは何故そんなところにぶら下がっているんだ」

梓「それはこの際、どうでもいいです」

紬「え…でも例え話にしても
  リアリティーに欠けていると真剣に考える気がしないわ」

唯「そうだね、リアリティーだもんね!!」

梓「じゃあ、ふざけたさわ子先生に崖から突き飛ばされたとして」

律「リアリティーあるなぁ」

梓「その時、崖の上に律先輩がいて
  崖にぶら下がってる中から3人しか助けられないとしたら
  確実に私を助けない感じになるじゃないですか!?」

律「ん、なんで?」

澪「いや、だから律の中の優先順位は私、唯、ムギで梓はランク外だから…」

律「あ~」

梓「ホラ!!このままじゃ私は見殺しにされてしまうじゃないですか!?」

紬「でも、そんなシチュエーション、そうそうないからいいんじゃない?」

梓「ダメです!!いざとなったら律先輩は私を見殺しにするという事実が
  私には耐えられないんです!!」

律「どっちかというと
  そんな事でマジになってわめきちらす後輩がいるという事実に耐えられないよ」



律「じゃあ梓を無人島に連れてくし断崖絶壁から
  いの一番に救ってやるよ」ハイハイ

梓「や、やった!!」

唯「良かったねぇあずにゃん」

梓「はいっ!!」

澪「じゃあ、いい加減 練習するぞ」



紬「ちょっと待ってもらえるかしら」


紬「梓ちゃんを助けるのなら誰を見殺しにするの?」

律「なにが?」

澪「そういえば断崖絶壁から救えるのは3人までだったな」

唯「はっ。りっちゃん、私は助けてくれるよね!?」

律「お前らまで何言ってるんだよ。んなもん例え話だろ」

紬「でも、りっちゃん」


紬「ハンターになったら、この先 本当にそんな局面を迎えるかも知れないのよ」


律「アタシはハンター試験なんか受けるつもりはないんだ」

唯「でも、りっちゃんは断崖絶壁なんだよ!?」

澪「そうだ、胸に絶望を抱く律にこの先、何があるか分かったもんじゃない」

律「けいおん部にはイジメが存在している」

律「アタシはどうすりゃいいんだ」

唯「澪ちゃんとムギちゃんと唯ちゃんの中から
  一番見殺しにしたい人を選ばなきゃね!」

律「見殺しにしたい人は いねーよ!?」

澪「でも誰かは見殺すんだろ?」

律「うーむ…」

紬「りっちゃん、突然だけど5万円あげるわ」

律「おっ、サンキュー!!」

澪「露骨な賄賂してんじゃないよ!!そして軽々しく大金受けとるな!!」

律「うっさいなー。じゃあ必ず澪を見殺しにするからな」

澪「そんな大金を気持ちよく受けとるなんてさすが大物は違うな」

澪「もし律が男だったら私は迷わずお前の肉奴隷になっていた事だろう」

律「おっ、嬉しい事言ってくれるねぇ」

梓「醜い人たちだなあ」

紬「お前に言われたくないのよ」



律「さーて、唯ちゃんは何をしてくれるのかなぁ」

唯「…私は何もしないよー」

澪「なにっ」

紬「どういうトンチをきかせるつもりかしら」

唯「そんな友達を比べるようなりっちゃんに私は助けてほしくないよ…」グスッ

律「ゆ、唯、お前…」


律「さっき、一番見殺しにしたいのは誰~?とか言い出したのは
  キミだったよね」


唯「アホのくせに余計な事覚えてんじゃねーよクソがあ~」フンス-3



唯「なーんちゃって」

梓「目がちっとも笑ってない」

紬「唯ちゃんの真意ははたして」

律「唯、お前だけは絶対に助けるから
  いつまでもいつもの唯でいてください」

唯「合点承知だよ~♪」

澪「律。ソイツはお前が思ってるほど綺麗な生き物じゃないぞ」

唯「えへへ~」

梓「目がちっとも笑ってない」

紬「唯ちゃんの真意ははたして」


梓「それで結局、誰を見殺しにするんですか~?」

律「なんか だんだんお前ら全員見殺しにしてもいい気分になってきたなあ」

唯「あっ、いけないよ。りっちゃんがやさぐれてきちゃったよ」

紬「じゃあ、ちょっとお茶で一服しましょうか」

澪「ふぅ、仕方無いな…」

梓「ムギ先輩、私ミルクティーをお願いします」

紬「はぁい」

澪「私はアイスレモンティーを頼む」

紬「はぁい」

唯「私、リアリティー!!」

紬「はぁぃ…」

紬「…はぁ?」

律「アタシも唯と同じヤツを頼む」

澪「やっぱり私も」

梓「あっ、私もみなさんと同じものをお願いします!!」

紬「ちょっと待ってちょっと待って」

紬「リアリティーってなぁに?」

唯「えっ、ムギちゃんがさっき ゆってたんじゃん」

紬「私、そんな事いったかしら…?」

律「ムギよ、考えるな感じるんだ」

澪「ムギが好きなように調合したオリジナルハーブティー」

澪「それが私たちのリアリティーさ!!」

唯「ところでさー、カレー味のうんことうんこ味のカレー、
  どっちか食べるとしたらどっち?ってよくあるでしょ~?」

澪「あれっ!?せっかく私が気持ち悪い事いったのに
  あっさり話題が変わった!?」

梓「気持ち悪いって自覚はあったんですね」

律「それで その究極の選択がどうしたんだ?」

唯「みんなは食べるとしたらどっち?」

澪「え?」

梓「そりゃ うんこは食べたくないから
  大体の人はうんこ味のカレーを選ぶんじゃないですかね」

澪「ふむ、私もそっち派だ」

梓「うんこ味でも成分的にはカレーですものね」

唯「ムギちゃんは?」

紬「わ、私はそんな話聞いた事ないんだけど
  よくある選択肢なの?」

律「まあ、庶民なら一度は頭を悩ませた問題さ」

紬「そう…庶民て大変なのね…」

紬「私も う、うんこ味のカレーかしら…」

澪「まぁ普通はそうなるよ」

梓「律先輩はどうです?」

律「なんも言えねぇ」

梓「おや、北島康介のようなセリフを」

紬「きっと感無量なのね」


澪「それで唯、このよくある選択肢がなんなんだよ」

唯「醤油味のラーメンって結局、醤油入ってるじゃん」

澪「ん?」

梓「まぁ、そうですね」

唯「その理屈で行けば、うんこ味のカレーにも
  結局は調味料として うんこが入ってる可能性 大なんだよ~!!大だけに」

紬「あっ、確かにそうね!!」

澪「それは盲点だったな…」

律「で、結局なんなんだ?」

唯「つまりどうせ うんこを食べるならカレー味の美味しいうんこを食べた方が得だよね!!」

紬「それ、得というのかしら」

律「まあ、でも確かに うんこ味うんことカレー味うんこなら
  迷わずカレー味うんこを食うよな」

澪「いや、私は何味だろうと うんこ食べる時点で相当迷うと思うな」

唯「ケーキ屋で悩む女の子のように?」

梓「どれにしよっかな~って感じで?」

澪「そんなテンションでは断じてない」



梓「それで なんの話でしたっけ」

律「もういいから練習しようぜ」

澪「おお、り、律!!お前自分から練習を…」

律「な~んちゃって」

梓「目がちっとも笑ってない」

紬「りっちゃんの真意はどこにあるのかしら」

唯「あぁっ!!」

澪「今度はなんだよ…」

唯「なんともう6時だよ」

梓「あっ、外が真っ暗です!!」

紬「もう秋だものね~」

律「じゃあ帰るか」

澪「また今日も練習出来なかった!!また今日も練習出来なかった!!」


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