― リビング

バターン

純「あっちゃん!」

敦司「お前バタバタしすぎ!」

敦司「もう純開けといてこれ」

純「げ。何これ」

敦司「マジばあちゃん何考えてるかわかんねぇ」

純「こればあちゃんからきたの?」

敦司「ああ」

純「……」

敦司「俺もうバイト行くからさ。悪いけど任せたぞ」

純「あ、うん」

敦司「ったくもー。爪までベタベタする」

パタン

純「……」

純「……」ミミピトッ

純(何も聞こえないや)

純「……」

純「あ、ばあちゃんに電話して中身聞けばいいじゃん」

純「頭いいなー私」


純「ふふん」ピッ ポッ

プップップッ プルルルルル プルルルルル プルルルルル プルルルルル

プルルルルル プルルルルル プルルルルル プルルルルル

『auお留守番サービスに接続します』

純「あれ?」

純「っかしーなー……」

純「しゃあない。やるか……」


純「カッター……カッター……」ガチャガチャ

純「あった」


純「よし」刃カチカチカチ

純「く」ブツッ

純「カッタいなー」ブチブチブチ

純「ん?」カツッ

純「なんか当たった」

ジワッ

純「?」

純「え……赤……」

純「ひっ!?」ダッ

カッター カララン


純「……や」

純「何これ赤い?」

純「え?ええ?何……」

ジワワワワッ

純「ふぃ!」ドタタッ


カチャ

敦司「バイトい……なんだこれ暗っ!電気点けろよ!」

パチッ

純「あっちゃ…………」

敦司「うお!?」


荷物の中身↓

※人間の腕



















※の模型と血糊

敦司「」ビリッバリッ

敦司「純!カッターは?」

純「……そこ」

敦司「……」ズバッ バリバリバリ

敦司「……」

敦司「くっそ!カッテぇ!」ブンッ
純「あっちゃ……」

バリッ ヒッン

ボトッ

敦司「!」
純「!」


敦司「うわああ!?」
純「ぎゃああああ!!!」ギュッ

敦司「け……けっ、警察!」

敦司「……はぁ……くっそ……」ドキドキドキ

純「ううう……」ポロポロ

敦司「……なんで」

純「うぇぇぇぇ……ぐすっ……」メソメソ

敦司「……」

敦司「ん?」

敦司「……」ソッ

敦司「これ……本物じゃねぇじゃん」

純「……ぇ?」グスグス

敦司「……ホラ」

純「や……やだよ……」ブルブルグスグス

敦司「まぁ無理すんな」

敦司「血も偽物っぽいしな」

純「こ……こればあちゃんがやったってこと?」グスグス

敦司「んなワケないだろ」

敦司「この腕めっちゃ出来いいし。ばあちゃんがどこで買える?」


敦司「ふざけやがって誰だよ!」ガンッ

純「あーん、あっちゃん警察電話しようよー」グスグス

………


『警察は今日、4件の殺人と死体遺棄の疑いで』

『34歳を逮捕しました』

『は宅配ドライバーの立場を利用して』

『配達などを装って訪問し、被害者にドアを』

『した後、遺体を切断するなどして遺棄』

『被害者はいずれも配達を担当する地区で』

『配達時に狙いやすそうな女性の家を調べ』

『に水道局などの制服盗難が相次いでおり、事件との関連』

『逮捕のきっかけとなったのは“腕”でした』

『容疑者は配達する荷物の荷札を張り替え、』

『事前に用意していた映画撮影用の』

『段ボールを配達する荷物に持ち込み』

『腕は映画に使用されるプロップモデルで』

『員宅を選んだ理由は特になかったと供述しており』

『警察では引き続き、動機や他の事件との関連がないか捜査』




 「M」 - Mishap - おしまい!


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