紬「……えっ?」

梓「陰毛も眉毛のごとく濃いんですか?」

紬「ちょっと落ち着いて」

梓「これが落ち着いていられますかー!!」 バァン

澪「いや、落ち着けよ」

梓「澪先輩はやっぱり陰毛も薄いんですか?」

澪「何が言いたい」

梓「唯先輩は陰毛もくせっ毛で大変なんですか?」

唯「大抵の人はそうだと思うけど……くせっ毛っていうか……」

梓「唯先輩と律先輩は幼少時代の回想シーンでもなぜか茶髪なんですね」

唯「地毛だからね」

律「染めてるんじゃなくて、もともとこういう色だからさ」

梓「ではやっぱり陰毛のほうも」

律「酔っ払ってんのかコイツ」

梓「なんなんですか? なんで誰一人まともな答えを返してくれないんですか?」

唯「あのね、どっちかって言うとあずにゃんのほうがまともじゃないと思うんだ」

梓「いやほら、アニメや漫画で奇抜な髪の色をした連中がいるじゃないですか」

律「髪の毛が赤とか緑とか紫の奴な」

澪「あのなんちゃってバスケ漫画の連中か」

梓「ああいう人達の陰毛は髪の色に準じているのかと思うと頭がどうにかなりそうで」

律「そうか」

澪「だいぶ手遅れっぽいな」

梓「まぁそういうわけなので早く先輩たちの陰毛を見せて下さい」

澪「どういうわけだ」

律「今のやり取りで誰かを納得させられたと思ってんのか」

梓「いいから見せて下さいっ!!」

紬「まさかここまでとは……」

律「土下座の体勢からこの言い草……やはり変態か」

梓「今まで隠してたんですけど、実は陰毛を見れないと死に至る病なんです」

律「死ねばいいのに……」

律「仕方ないから見せてやれよ、唯」

律「恥じらいの欠片もない女なんだし」

唯「澪ちゃん、ここは恥ずかしがりを克服するいい機会だと思うんだ」

唯「どうせ学園祭のステージ上で大勢に下着を見せ付けるような露出狂なんだし」

澪「おいムギ、『後輩に陰毛を見せつけるのが夢だったの~』とか言わないの?」

紬「ここは部長が責任を持って対処すべきだと思うわ」

紬「普段ロクな事をしてないんだし、たまには部長らしい事をしてもらわないと」

梓「醜い争いだなぁ」

澪「いいか、自分の悪を自覚していな者こそが最もタチの悪い邪悪だ」

律「吐き気を催す『邪悪』とはッ! 無知なる者を利用する事だ!!」

澪「っていうか梓、合宿の時に見てただろ」

唯「ジロジロと」

紬「舐めるように」

梓「あの時は日焼けがひどくて撮影どころじゃなかったんですよ」

律「おい、隠しカメラを探すぞ」

梓「違うんです! 話を聞いてください!!」

律「聞いた上で探してんだよ」

唯「本当にカメラあったし……」

梓「あっ ちょっ ……くそッッ!!」 ガンッ

梓「しかしですね、お風呂みたいに裸で当然の場所より、
  部室みたいに日常的なところで脱いでもらったほうが欲情するじゃないですか」

梓「浴場だけに」

紬「それは分かるけど……」

梓「全裸に靴下だけ履いてたほうが20倍は興奮しますよね」

澪「しるか」

紬「ちょっと大きめのワイシャツ一枚だけとかね」

梓「やっぱり脱いだ下着は片足に引っ掛けてるままのほうがそそりますよね」

律「お前らの性的嗜好はどうだっていいんだよ」

梓「いや本当にすいません、私のためにこんな痴態を」 グググ

澪「おいやめろ、パンツ下げるな! みんな見てるだろ!!」 グググ

紬「ついに強行手段に……」

梓「誰も見てない所でこんな事してたら本物っぽいじゃないですか……っ」 グググ

律「何をいまさら」

梓「わかりました、私も後で脱いで見せますから、それで手をうって下さい」 グググ

澪「私は別にお前の局部を見たくないんだよ……っ!!」 グググ

梓「おっと得意の鉄拳制裁ですか? その拳を振り上げた瞬間、防御が手薄になって
  貴女の大事な同級生の目の前で一気に下着がずり落ちる事になりますよ?
  もっとも貴女の打撃の軌道など私のスピードの前では無力にひごしゅっ  ゴチーン

唯「見事な頭突きだね」

律「まあそうなるよな」

梓「いや、じゃれ合いのスキンシップの延長でですね」

唯「おそろしい子……」

梓「うっかりしていました」テヘペロ

澪「うっかり下着を引きずり下ろされる身にもなってみろ」

梓「……最悪な気持ちになりました」

澪「そもそもなんで私を標的にしたんだ、スレタイ100回読み直せ」

梓「あんなもんは話を切り出すきっかけにすぎないんですよ」

紬「おい」

澪「いいか、知り合いだから大目に見てるけど、お前の行動はチカンと一緒だからな」

梓「澪先輩、チカンに遭ったことあるんですか?」

梓「エロ同人みたいな」

澪「私は今のところ無いけど……」

律「私は電車の中で一回だけあったよ」

澪「マジか」

唯「うわー、本当にあるんだね、そういうの」

梓「それ、きっと気のせいですよ」

澪「どこまでされたんだ、その……」

紬「エロ同人みたいな?」

律「そこまでじゃないけどさ、ちょっと触られた程度で」

梓「律先輩、チカンって誰でもいいらしいですよ」

律「中野、ちょっと表に出ろ」

梓「じゃあ逆に聞きますけど、どうやったら先輩たちの陰毛を拝めるんですか」

澪「見たくて見れるもんじゃないだろ、そういうのは……」

律「最低でも本人の同意がないと犯罪だからな」

梓「唯先輩」

唯「え?」

梓「陰毛見せて下さい」

唯「それ以上近寄らないで」

梓「ちゃんと同意を求めたじゃないですか!」ムキー

唯「いや、だから無理だって」

梓「じゃあ陰毛はいいから胸を揉ませて下さい」

唯「もうやだこの後輩」




おわれ