トンちゃん「トンギャアアアアアアアアアアアッッッ!!!」ガンガンガン

澪「怖い怖い怖い、水槽割れるぞ」

梓「なんなんすか、マジでなんなんすか」

律「しらねーよ」

唯「誰だよあんなん買ってきたの」

律「お前だ」

唯「あたしか」

紬「水槽から出そう」

澪「良いのか?」

紬「やってみないと分からないけど。とりあえず水槽から出そう」

梓「いやいやいや」

律「お前責任取れんのか」

紬「責任は……部長が取る」

律「おっほ、わたしですか」

紬「トンちゃん、今水槽から出してあげるからね!」

トンちゃん「ギャアアハハハッハハハハハッハアア」ガンガンガン

澪「……」

律「もう帰るわ」

梓「怖すぎる」

唯「トンちゃんどうしちゃったの」

律「あ」

澪「お?」

律「何だっけ、なんか忘れてる」

澪「なんだよ」

紬「きゃあああああああ」パリーン

律「思い出せん」

唯「ねぇねぇ」

律「うむむむむ」

唯「ねぇねぇ」

律「なに」

唯「トンちゃん紅茶に漬けてみよっか」

律「おうやれやれ」

梓「やっちまえ」

澪「おいまさか律」

律「なんだ」

澪「忘れたってあれのことじゃないだろうな」

律「ん? ちょっと待って」

澪「やっぱり……」

律「待て待て待て、それは覚えてるって!」

澪「お前ってやつは」

唯「ぎゃああああああああ」ガシャーン

律「覚えてるって!」

律「覚えてるよーやだなやだな」

澪「じゃあ言ってみろ」

律「えーっと、えーっと」

梓「あ」

律「ん?」

梓「あれのことじゃないですか」

澪「おい律を助けるな」

梓「私がみんなのお母さんってことを忘れてるんじゃないですか」

律「あ! それか!」

澪「やっぱり忘れてたじゃないか!」

梓「ふふふ、困りますよ」

律「ごめんね、おかにゃん」

梓「良いんですよ、ふふふ」

澪「おかにゃん、お腹すいたー」

唯「頭おかしいんじゃねぇの?」

紬「ついていけんすわ」

律「いやいや、梓のジョークに付き合ってやろうと思っただけで」

澪「頭おかしいのは梓一人だけだ」

梓「あーはいはい、どーせ私はつまらないですよ」

律「拗ねるなら変なこと言うんじゃねぇよ」

トンちゃん「トンギャアアアアアアアアアアアッッッ!!!」

梓「うるせぇ」

律「は?」

梓「今のはトンちゃんに言ったんですよ」

トンちゃん「はいはい、どうせ私はうるさいですよ」

律「おおやっと気付いたか」

澪「その通りだ。お前はうるさい」

梓「半年ほど黙ってろ」

紬「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ」

トンちゃん「あーやってらんねぇ」

唯「トンちゃん紅茶に漬けてみよっか」

律「おうやれやれ」

梓「やっちまえ」

トンちゃん「勝手にしてくれ」

澪「そんなことより練習しようぜ」

紬「確かに」

律「明日学園祭だしな……」

唯「トンちゃん紅茶に漬けてからで良い?」

梓「やっちまえ」

律「あれ?私のドラムが無い」

澪「は?」

律「あれ?あれ?」

唯「もしかして」

律「ドラムパクられたわこれ」

紬「そんなことってあるんですね」

澪「ねーよ」

梓「さっき自分で物置に動かしてましたよね?」

律「え?」

紬「そうなの?律ちゃん」

律「違う違う!そんなことしてない!」

澪「私は見ていた」

澪「田井中がドラムを動かしているところを」

唯「あ、私が動かしました」

律「ほら」

澪「唯は黙ってろ」

律「なぜ唯は私のドラムを動かしたんだ」

唯「さぁ練習しましょう」

律「聞け」

唯「なに?」

律「なぜ私のドラムを動かした」

唯「動かしてない」

澪「お?」

梓「なんなんだ」

律「天才ってやつか……」ハァ

紬「良いから練習しません?」

唯「田井中が変なこと言うから冷めた。今日は帰るわ」

澪「天才ってやつか……」ハァ

梓「あの」

律「どうした」

梓「トンちゃんが逃げましたけど」

紬「やべっ」

紬「トンちゃんは部室から100km以上離れると爆発する」

律「おう、じゃあまだ大丈夫だな」

澪「何が?」

律「トンちゃんが」

澪「何で?」

律「え?100kmも離れられないだろ」

梓「やべっ」

律「は?」

梓「昨日トンちゃんが珍しく私に話しかけてきたんですよ」

唯「ほう」

梓「あいつ電車の乗り方をしつこく聞いてきたんで」

澪「まさか!」

梓「教えちまったよ」

紬「やっちまったな」

律「トンちゃん……」

唯「はぁ……帰るわ」

唯「お疲れしたー」ガラガラ

律「ちょっと待て」

唯「なに?」

律「ポケットの中見せてみろ」

唯「え? はい」

トンちゃん「お」

律「やっぱりここにいたか」

トンちゃん「へへ、見つかってしまいやしたね」

梓「トンちゃん埃まみれ」

律「ちょっと反対側のポケットも見せてみろ」

澪「あ!」

律「ん?」

澪「だ、ダメ……見ちゃダメ……」

梓「およよよーん? 何すか何すか」

律「見せろ唯」

澪「やめろ、見たら殺す見たら殺す」

律「ヒヒヒ、みーちゃお」ゴソゴソ

唯「ヒヒヒ」

律「ん? これは……これはなんだ?」

梓「え? なにそれ」

澪「ううう恥ずかしいよぉ」

紬「なにそれ?」

律「なんだこれ」

唯「え? え? 何なの?」

律「わからない……」

律「澪? これなに?」

澪「さぁ」

律「は?」

澪「よく分からんが、まぁあれだ。お前には早い」

梓「そうだな」

律「私にはまだ早いのか」

澪「そうだ」

律「そうだったのか」

紬「うむ、早い」

唯「そうだな。確かにそうだ」

律「そうか」

澪「残念だったな」

律「いや、別に良いよ」

唯「これ澪ちゃんに返すね」

澪「いらない」

唯「え、私もいらないんだけど」

紬「私もいらない」

律「そういうのは梓にあげとけよ」

梓「やったー」

澪「梓は変わり者だなー」

唯「田井中のカチャーシャとか金もらってもいらない」

律「おい返せよ」

梓「返さねぇ」

律「何か忘れてたと思ったら私のカチャーシャが無かったんだ」

澪「うっかりさん」

唯「まったくうっかりさん」

律「いやいやトンちゃんがうるさいからさぁ」

トンちゃん「あーまた俺のせいだよ、あーあ」

梓「おい拗ねるなら水槽帰れ」

律「梓はカチャーシャ返せ」

梓「いや返さねえ」

律「何でだよ……」

梓「絶対に返さない」

律「あれか私が好きなのか」

梓「おっほ、すげぇ思考回路」

唯「ドン引きやな」

澪「単純にタングステンが高く売れるからだろ」

律「え?タングステンじゃないよ」

梓「ウソついても無駄です!」

律「うそじゃねえよ」

律「それ劣化ウラン製だし」

梓「うわあぁああああああああああッッッ!!!」

唯「ドン引きやな」

トンちゃん「せやせや」

さわ子「おい」

律「お、ババア登場」

さわ子「11時過ぎてるぞ」

梓「帰らねえっすよ」

紬「明日学園祭なんで」

さわ子「え?」

澪「ん?」

律「あ!」

律「学園祭って先週だったわ、忘れてた」

梓「レンタルDVDの返却日忘れてた感じですね」

律「そんな感じ」

さわ子「帰れ」

律「明日は日曜日なんで」

梓「帰らなくても良いと思います」

澪「明日は月曜日です」

さわ子「え!?」

紬「え? ホント? え!?」

澪「うっそー」

律「馬鹿やろう焦ったじゃねぇか」

唯「月曜日提出の宿題まだやってないよーびびったー」

紬「明日は火曜日だぞ」

澪「ゲームオーバーだ唯」


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