憂(明日からどんな顔して律さんに会ったらいいんだろう…)

憂「……」

憂(……とりあえず今度こそ帰ろう)


テクテク…

梓「ういー!」

憂「?あれ、あずにゃん?」

梓「もー、それやめてってば」

憂「えへへ、それより、部活はどうしたの?」

梓「今日は休みだって。一緒に帰ろ」

憂「そうなんだ。じゃあ帰ろっか」



憂「そっかー、それなら、お姉ちゃんも早く帰ってくるかなぁ」

梓「……憂」

憂「?なあに?」

梓「今日、うち寄っていかない?」

憂「えっ、あずにゃんの家?」

梓「うん。いいでしょ?」

憂「うーん、じゃあちょっとだけお邪魔しようかな…」

梓「よかった。じゃ行こ」ギュッ

憂「わわっ、あずにゃ……//」

テクテク…



――――

中野家。


梓「入っていいよ」

憂「おじゃましまーす…」

梓「カバンは適当に置いといて。お茶いれてくるね」

憂「うん、ありがとう」



憂(…ここがあずにゃんの部屋かぁ)

憂(……ほんとに音楽が好きなんだなぁ、CDとかそういう本ばっかり)

憂「…」キョロキョロ

憂(ふふ、女の子らしいものなんてほとんどないや。あずにゃんらしいかも)



梓「全然女の子の部屋らしくないって思った?」

憂「えっ、そ、そんなことないよ!」

梓「いいよ、わかってるから」

梓「私は音楽に触れられてたらいいから、そういうのは置かないんだ」

憂「そうなんだ……」

憂「…ふふ、今のあずにゃん、ちょっとかっこよかったよ」

プルルル

憂「あ、お姉ちゃんから電話だ。…もしもし、お姉ちゃん?」

梓「…」


――――

部室。


唯「あ、ういー?」

憂『うん、どうしたの?』

唯「えっとね、あずにゃんが部室に来ないんだけど何か知ってる?携帯も繋がらないんだー」

憂『えっ、あずにゃん?今私といるよ?』

唯「あれ?そっか、じゃあ今から一緒に部室来てね」

憂『えっ、でも今あずにゃん家だよ?』

唯「えー!?」

憂『だってあずにゃんが今日は部活無いって……あずにゃん?わっ!』

ドサッ

唯「今日だってちゃんとあるよー!あれー?あずにゃん間違えちゃったのかなぁ」

『あ、あずにゃん?どうしたの?』

唯「?憂?どうかした?」

『憂、私の家にいるのに電話だなんてやだよ』

『えっ、』

チュッ


唯「え、何々?なにコレ?」


『えっ、う、嘘、い、今梓ちゃ、なな何を…//』

『呼び方、梓ちゃんに戻ってるよ』

『そそそんな場合じゃないよ!いきなりそんなことするなんて…//』

『ほっぺにしただけなのに、そんなに恥ずかしがってかわいいんだから』

『こ、こんなこといきなりしたらめっ!』

『だめって、憂だってそのつもりで来たんでしょ?』

『ち、ちがっ、』

『嘘つき。彼女の家に来るって言ったら、そういうことでしょ』

『そんな……』

『私が全部思い出させてあげる…』

『…あ、だめ、そんなところ…あっ』

唯「ふ、2人とも何してるの!?おーい!!」

ブツッ

ツーツーツー

唯「……」


澪「どうした唯?」

唯「…な、なんかすごく危ないことになってるかもしれない…」ダラダラ

紬「憂ちゃんが?」

唯「ご、ごめん!わたしもう帰るね!」

唯「りっちゃんが見つかったら帰るって言っといて!じゃあね!」

バタン!

唯「おりゃあぁーーーー!!」

ドドド…

…………
……



梓『憂……』

憂『あ、梓ちゃん……』


 ――唯「だぁぁあぁぁああぁあぁあぁぁ…」


梓『私にまかせて…。そしたらきっとみんな思い出せるよ』

憂『……ほんと……?』


 ――唯「めぇぇぇえぇえええぇぇ…」


梓『うん。だから力抜いて。痛くしないから』

憂『……うん……//』



バタバタバタ

憂「?何の音?」

「……ぇぇぇえええ!!」

バン!

唯「こらぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

憂「お、お姉ちゃん!?」

唯「はぁ、はぁ…。ま、間に合った…」

梓「ゆ、唯先輩何の用ですか。今から大事な儀式を……」

唯「あずにゃん…分かってるよね?」ギロッ

梓「ひっ」



……

梓「ううっ、ごめんなさい…つい出来心で…」グスッ

憂「じゃあ、彼女って言うのも嘘だったの…?」

梓「ハイ…」



唯「……もういっぱい言ったし、あずにゃんも考え直したと思うからこれ以上何も言わないけど、これでおしまいだよ?わかった?」

梓「ハイ…ほんとにごめんなさい…憂、ごめんね」

憂「うん、もうそんなに気にしないでね」

唯「…さて。それじゃあ憂、帰ろう」

憂「うん。じゃあね梓ちゃん」

スタスタ

梓「…あっ、憂、そこ階段だから気をつけ…」

憂「…えっ」



バタバタバタ…ゴンッ!

唯「わぁぁーー!ういーー!!」


憂「いたた…」

梓「憂、平気!?ケガしてない!?」

憂「うん、大丈夫…。えへへ、滑っちゃった」

唯「も~~、びっくりした!気をつけなくちゃだめでしょ!あーたんこぶ出来ちゃってるよ~!」

憂「お、お姉ちゃん……。あ、もう少しずれてたらギー太に当たっちゃってたね」

梓「ほんとだ。無事でよかったね」

唯「……ギー太?」

梓「…あ」

憂「あ、…記憶……戻ってる…?」

唯「うそ、ほんとに!?わ、私の幼なじみの名前は!?」

憂「の、和ちゃん!」

唯「隣のおばあちゃんの名前は!?」

憂「とみおばあちゃん!」

梓「憂のトップバストサイズは!?」

憂「はちじゅ……っておいっ」



…………

平沢家。


唯「いやぁ戻ってよかったねー」

憂「うん。短い間だったけど、ようやくって感じだね」

唯「はー。何か大変だったなーいろいろ」

憂「ごめんね、迷惑かけちゃって…」

唯「ううん、みんな憂のせいじゃないから」


ピンポーン

憂「あ、誰だろう」

唯「私が行ってくるよ」





ガチャ

唯「あ、和ちゃん」

和「ごめんなさいね。憂が大変だって聞いてたんだけど、生徒会がかなり忙しくて」

唯「ううん、大丈夫だよ」

和「憂は今いるかしら?呼んでもらえる?」

唯「うん。ういー!和ちゃんだよー!」


憂「はーい」

和「あ、憂!私よ!憂のお姉ちゃんの…」

唯「あ、うん。もうそれは大丈夫だよ」

和「な、なに言ってるの!?憂!思い出して!あなたのお姉ちゃんよ!」

唯「和ちゃんまたね~」

和「ちょっ、ま……」

バタン

憂「和ちゃん…」




…………
……

夜。


憂「……でも、まだちょっと心配だな」

唯「ん?何が?」

憂「もしかしたらまだ何か思い出せてないことがあるかもって思っちゃう」

唯「……憂、そろそろ寝よっか?」

憂「えっ?う、うん…」


バタン

唯「……大丈夫だよ。思い出も大事だけど、これからのことのほうがもっと大事なんだから」

憂「うん…」

唯「それに、普通に生きてたって忘れることたくさんあるんだから、そんなに気にしなくていいの!」

憂「……ふふ、うんそうだね。ありがとうお姉ちゃん」

唯「うふふ。…でも、それでも不安なら、私がみんな思い出させてあげるから」

憂「へっ?」

(梓『私が全部思い出させてあげる』)

憂「……//」ポッ

唯「ね?」

憂「…ふ、不束者ですがよろしくお願いします//」


唯「??うん」

唯「じゃ、私の部屋で寝よっか」

憂「は、はい……!」ドキドキ

………………
………

朝。


…ムクリ

憂「…」

唯「ムニャムニャ……スピー」

憂「…」



――――


唯「ういー…朝ごはんー…」

唯「…あれ?憂?」

唯「なんか書き置きが……」

『朝ご飯は自分で作ってください。』

唯「えっ、な、なんで…」



憂「お姉ちゃんのバカーーっ!」

タッタッタッ…



おしまい。




終始ぐだぐだでごめんなさい。
ありがとうございました。
では