~~~~~平沢家~~~~~

憂「……ハイター……っと」カタカタ

~~~憂は自宅のパソコンで検索してみた!
ハイターと!~~~~

憂「……なにこれ?漂白剤?」

~~~検索結果はキッチンハイターとかなんかそんなんばっかり!~~~

憂「……あの画像は……なんか白い服着た人も映ってたような……」

憂「……白衣…?……医者……科学者……博士……?」

憂「……試しに……ハイター……博士……と」カタカタ

憂「!」

憂「これだ!なんかこんな感じの画像だった!」

憂「……でも……だれなんだろこの人……」

憂「……ん……?……ヨーゼフ・ハイター……」

憂「……ムカデ人間……?」

憂「……そっか……映画の登場人物だったんだ」

憂「……でも……この映画……」

憂「………うわ……気味悪いな……」

~~~~憂はヨーゼフ・ハイター及び映画ムカデ人間について調べた!
ハイターとはどんな人物なのか!?ムカデ人間とはどんな映画なのか!?~~~~~

憂「………」 ド ド ト ゙ ト ゙ ト ゙ ト ゙

~~~~調べれば調べるほど!

憂「……っ」ドッッドッドッドッドッ

~~~~~~~憂の内部で正体不明の漠然とした不安が膨れ上がって行く!

憂「……さわ子先生は……このハイター博士の大ファンってこと……?」ドドドドドド

~~~~~憂の頭の中が高速で回転する!

憂「……」(……ムカデ人間……)
マッドサイエンティスト あるひとつの狂った夢 人間と人間を繋げる
口と肛門を   外科手術で つなげる  つなげる

憂「!!!!」

~~~~憂の脳内にフラッシュバックする!
ホームセンターで会ったさわ子の買い物カゴの中身が!!!

憂「…………まさか」

ド ド ド ド ド ド ド 度 

憂「いや考えすぎかな……」

ド ド ド ド ド ド ド 度  

憂「いやでも」

ド ド ド ド ド ド ド ド ド 

憂「……………」

~~~~憂の中でっ!!
不安がブラックホールのように膨張を続ける!!!~~~

憂「……」チラッ

~~~憂がチラッと時計を見るッ!
時刻はとっくに0時をまわっているッ!
唯はもうとっくに寝ているッ!
楽しそうな笑みを浮かべて寝ているッ!
ついさっきまで明日が楽しみ過ぎて眠れないとか言っていたくせにもう寝ているッ!!

憂「お姉ちゃん……」

憂には起こせないッ!
天使のような微笑みを浮かべて寝ている唯の睡眠を邪魔することなど出来ないッ!

~~~~~そしてついに迎えるっ……!!!
朝っ……!!
合宿当日っ……!!~~~~

唯「じゃあ行ってくるねー!」ダダダダダダ

憂「うん!行ってらっしゃーい」ニコニコ

~~~唯が駆ける!
と同時にっ!!~~~~

憂「……」ダッ……!ずぎゅんっ!!!

~~~憂も走り出すっ!!
唯とは逆方向にっ!!!!
唯の向かう先は高速バス亭っ!
しかし憂の向かう先はっ!!!!

憂「……」ダダダダダダダダッ!!

~~~山中さわ子のアパートっ!!!

憂「…………」ッダダダダダダだ!

~~~憂、走るっ!
もの凄い速さでっ!!!~~~

~~~~数分後っ!!
憂「……!」しゃっ!キキーッ!
~~~たどり着くっ!さわ子のアパートっ!!!

憂「……ッ」ドガドガドガ
~~~階段をのぼるっ!そして部屋についた!ドアノブをつかむ!しかし鍵がかかっている!

憂「ふんっ!」ベキィッ!!

~~~憂、力任せにドアノブを回して鍵を壊すっ!ドアをこじ開ける!部屋に入るッ!

憂「……ッ」ぎろりっ!ぎろりっ!

~~そして部屋を見渡すっ!ないっ!見当たらないっ!トンカチとか大型のホッチキスがどこにもないっ!

憂「!」

~~~~そして見つける!一枚の紙っ!さわ子がハイター博士にあてた手紙っ!
それを読むっ!!!

憂「         」 ざ わ っ 

~~~~憂の髪が真上に逆立った!!!
確信したのだっ!!!!唯にっ……!!!軽音部にっ……!!!
唯にッ!澪にッ!律にッ!紬にッ!梓にッ!

とてつもない危機が迫っていることを確信するッ!!!

そして憂は部屋を飛び出し再び走り出すッ!!!

~~~~6時間後、合宿当日、正午~~~~

さわ子「さあみんな、さっそくだけどお昼にしましょう。荷物そこに置いてこっち来て」

唯「わーい!」

律「ついていきなりかよ……まぁ腹減ってたから良いけど」

梓「でも驚きですよねー」

~~~~~~~同刻、山奥の別荘~~~

憂「はぁっ!はぁっ!ぜぇーっ!ぜぇーっ!」(おかしい……!!)

~~~~猛スピードで走ってきたので肩で息をしている憂!
しかしだれもいない!山奥の別荘にだれもいないっ!人っ子一人いない!

憂「  まさか   」 ぞ っ 

~~~憂に戦慄走るっ!!背筋が凍りつくっ!!

~~~~~~~

紬「まさか、さわ子先生が」

澪「 海 辺 にもこんな大きな別荘持っていたなんてな」

律「今朝いきなり目的地変更するって言われた時は驚いたよなー」

~~~~憂が再び走り出すっ!!山を駆け下りるっ!汗が滝のように流れているっ!!

憂「はあッ!はあッ!はあッ!」(くそっ!!!やられた!!!)ダダダダダダダダ!

~~~そう!!してやられたのである!!
だれにっ……!?   さ わ 子 に っ !!
さわ子は最初から2つの別荘を用意していたのであるッ!
山奥と海辺ッ!2つは離れた場所にあるッ!!
さわ子は急きょ、合宿場所を変更っ……!!!
山奥の別荘の所在地は事前に連絡してあったので軽音部の保護者も知っているッ!
もちろん憂も知っているッ!
だから憂は山奥の別荘に走って来れたッ超人的な体力でッ!!

しかし海辺の別荘はっ……!!
知らないッ!
だれも知らないのである さ わ 子 以 外 は 所 在 地 を ッ !!!!

流石の憂にも分からないッ!!!
走りながら憂は唯の携帯に電話をかける しかしお約束 で な い ッ !!!!
唯やその他軽音部電話が通じないッ!!!

憂「はぁッ!はぁッ!お姉ちゃんっ……!お姉ちゃんっ……!!」ダダダダダダ

~~~~~海辺の別荘~~~~みんなで楽しくランチ中~~~

唯「あーあ、こんなことなら水着持ってくれば良かったよ」モグモグ

律「だよなー。さわちゃんも人が悪いぜったく」ムシャムシャ

澪「だから遊びに来たんじゃないんだってば」もにゅもにゅ

梓「そうですよ」ペロペロ

紬「まぁまぁ」モニュ…モニュ…

律「あれ?ところでさわちゃんは?」

梓「あそこでなんか作ってますよ」

さわ子「できたわーっ!私特性スペシャルジュースよ!」

唯「おおっ!」

さわ子「さぁみんな飲んでちょうだい!」

全員「いただきまーす」ごくっ

全員「!!!!」

全員「うまいっ!!!」

わいわいキャッキャッ

さわ子「……」ニコニコ

おいしいねーワイワイ

さわ子「……」ニコニコ

んー、なんだか眠くなってきちゃった

さわ子「……」ニコリ…

あれ?なんだか私も

さわ子「……」

・・・・んー・・・・

さわ子「……」にや…

・・・・・・・・・・・zzz…zzz…

さわ子「……」ニイィ~~~~~~~~~~

~~~  悪 夢 が っ !  始 ま る ッ !!!! ~~~~

第二部  完


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