そして就寝時間、ビュティ以外の楽器たちは大きなリビングで寝ることになった
天の助「いやー、今日も充実した一日だったぜ」
首領パッチ「この調子で、明日もあいつらをサポートしてやろうぜ!」
ボーボボ「そうだな」
ソフトン「その前に、ひとついいか」
天の助「お、どうしたよ、ソフトン」
ソフトン「俺たちがこの様になった理由だが……」
3馬鹿「Zzzzzz」
ソフトン「……」
ソフトン「寝るか、明日も早い」
そして、唯たちは苦しい合宿を終えて自分たちの町へともどってきた
唯「終わっちゃったね、合宿」
ビュティ(半分以上遊んでたような…)
澪「それじゃ、私はこっちだから。いくぞー、天の助」
天の助「お、待ってくれよ澪!」
梓「首領パッチくん、私たちも帰りますよ」
首領パッチ「なあなあ、家かえったらUNOやろうぜ!」
梓「2人でやってどうするんですか」
唯「ボーボボも帰ろっか」
ボーボボ「そうだな」
律「じゃあ、まったな~」
唯とボーボボたちは、それぞれの帰路についた
澪と天の助の場合
澪「こら、待て天の助!」
天の助「やだやだ!お風呂はいりたくないよ!ママー!」
澪「お前、合宿中に一度もはいらなかっただろ!」
天の助「熱い湯につかると溶けちまうんだよぉおお!」
澪「今日は一緒に入ってでも入れるからな」
天の助「やめてくれえええええ!溶けたくねえええよおおおおおお!」
ガシッ
ズルズルズル
天の助「ちょっと、引きずらないで!やめて!」
澪「わかったわかった、水かける程度にするから…」
天の助「身が削れない程度に優しくしてね……」
澪「はいはい……」
律とビュティの場合
律「いや、結局私いっかいも叩かなかったなあ」
ビュティ「ごめんね、せめて首領パッチくんなら叩けたんだろうけど」
律「ビュティが気にする事じゃないって~」
ビュティ「他のみんなは、どんなカンジなんだろう」
律「それぞれ、楽しくやってんじゃない?」
律「間違いなく、にぎやかだと思うぞ~?」
ビュティ「うん、きっとそうだね……」
ビュティ(皆…とくに梓ちゃん大丈夫かな……)
唯とボーボボの場合
憂「はい、2人ともご飯できたよー」
ボーボボ「これが憂ちゃんのご飯か」
唯「わぁ~、いただきますー」
ボーボボ「いただきます」
パクパク
ボーボボ「こ、これは……!」
ボーボボ「すばらしい、そとはサックリ、中はジューシーで食感のコントラストが最高だ」
ボーボボ「その上、この味、この香り……!」
ボーボボ「まさに究極の一品だ」
憂(ただのご飯なんだけどなあ……)
唯「う~い~、このお味噌汁おいしいね」
憂「そう?今日はお豆腐にしてみたんだ」
紬とソフトンの場合
ソフトン「……ここが紬の家か」
紬「そうなの~、ソフトンさんの部屋も用意してあるからね」
ソフトン「世話をかける」
ソフトン(しかし、なぜこの様な事態に……?)
ソフトン(何者かが何かをしたのは間違いない)
ソフトン(しかし、この様な所業。ツルリーナ三世にも不可能なはず……)
紬「あ、ソフトンさん。よかったら、このブレスケアつかって」
ソフトン「……すまんな」
梓と梓と首領パッチの場合
首領パッチ「なあ、梓」
梓「なんでしょう?」
首領パッチ「俺に、ギターおしえてくれねえか?」
首領パッチ「そのよ、……俺も自分で弾きてぇんだよ」
首領パッチ「その、ユカリへのレクイエムってやつをよ」
梓「……」
梓「わかりました、では」
ズポッ ズポッ
梓「ちょっとずつ、慣れていきましょうね」
首領パッチ「梓……、ありがとう…!ありがとう…!」
そして、夜が明け
数日後、彼女たちの夏休みが終わった!
唯「今日からまた学校だねえ~」
澪「唯、だめだぞちゃんと気を引き締めないと」
唯「だぁってぇ」
律「まだ夏休みって気分だもんなー」
紬「ふふ、わかるわかる。まだスイッチ入らないのよね」
澪「いや、わかっちゃだめだろ…」
天の助「部活はどうするんだ?」
澪「今日からはじめたっていいんだけどな」
ボーボボ「何事も、早いにこしたことはないからな」
ビュティ「ねぇなんで2人ともナチュラルにいるの!?」
ビュティ「ここ女子高だよーーーーーー!!」
ボーボボ「大丈夫だって」
ボーボボ「ちゃんとボボ美になるから」
天の助「俺はほら、澪の非常食として」
澪「食わないぞ」
ビュティ「そういう問題じゃないよ!そもそも、私たち楽器でしょ!」
ボーボボ「俺と天の助は別に持ち歩いてても違和感ないだろ?」
天の助「そうそう、ビュティが部室にいるならまだしもな」
ビュティ「あ、あれ……」
唯「大丈夫だよ~、事情話せばさわちゃんも許してくれるよ」
澪「そ、そうなのか……?」
唯「……っていうワケなんだ~」
さわ子「あらあら、それは大変ね」
澪「え、えぇ!?」
ビュティ「し、信じてくれるんですか?」
さわ子「うそつくなら、もっとマシなウソつくだろうし」
ボーボボ「確かに、楽器が人になるとかありえないもんな」
天の助「ホントだよな」
ボーボボ「アッハッハッハッハッハ!」
天の助「ハッハッハッハッハッハ!」
律「いや、お前ら鏡みろって……」
澪「あれ、そういえばソフトンは?」
紬「それが、朝からいなくて」
天の助「どこにいったんだ、あのグルグル巻き野郎」
屋上
ソフトン「ここで待っていれば、貴様がくると思っていたぞ」
?「ほう、ばれていたか」
ソフトン「やはり、貴様がこの事態の黒幕か」
?「その通り。で、それを知ったところでどうする?」
ソフトン「愚問、…貴様を倒すまでだ!」
ソフトン「バビロン真拳奥義…」
ソフトン「ルクセンブルクの雷鳴!」
?「甘いわ…!」
ソフトン「何っ…!?」
ガキィン!
ソフトン「ぐはっ……」
?「お前など私の敵ではないわ…」
ソフトン「ぐっ…、ボーボボ、……気をつけろ」
ガクッ
首領パッチ「あーあ、梓のヤツ授業中だからつまんねーな」
ドサッ
首領パッチ「な、なんだぁっ!?」
ソフトン「 」
首領パッチ「お前っ!ソフトン、ソフトンでねっか!」
首領パッチ「いったい、何があっただ?」
ボーボボ「おーい、首領パッチどーん」
首領パッチ「おお、ボーボボどん、天の助どん!」
天の助「授業はじまったから抜け出してきちまっただ~」
首領パッチ「そんなことより、みてくれ!」
ボーボボ「こ、こいつはひどい!誰の仕業だ?」
天の助「治療してやりゃにゃ~いかんなぁ!」
ボーボボ「ソフトンどん!ソフトンどん!」
天の助「目を開けてくれ~、おねげぇだ~!」
首領パッチ「アンタが死んだら、誰が紬のキーボードやるんだっぺぇ!?」
天の助「ソフトンどーん!」
ソフトン「 」
天の助「はよ起きろや!」
ドコォッ!
ソフトン「ぐふぉぁ!?」
天の助「ほらおきた♪」
首領パッチ「ソフトンどーん!」
ボーボボ「えがった、えがった…」
ソフトン「こ、ここは…?」
首領パッチ「校庭だよ、お前、上から起きてきたんだぞ」
天の助「一体なにがあったんだ?」
ソフトン「それは…、屋上を見ろ。そうすれば全てがわかる」
首領パッチ「屋上?…一体何が……?」
天の助「あるっていうんだよ?」
ボーボボ「あ、あれは…誰かがいるな」
首領パッチ「…あ、アイツは……!それじゃあ、まさか……」
ソフトン「そう、彼女こそが今回の事件の黒幕だ」
首領パッチ「……ユリ!」
最終更新:2013年01月05日 20:51