律の病室。

和「こんにちは」ガラッ

律「おう」

和「……」

律「生徒会長辞めたんだって?
  お前は別に何も悪くないんだし辞めることないだろうに」

和「そういうわけにもいかないわよ。
  私は澪ファンクラブの会長だったんだから、
  騒動のド真ん中にいたようなものなんだし」

律「ふーん、真面目だな。
  で、今日は何しに来たんだ」

和「澪ファンクラブのせいで迷惑かけてしまった人に
  一人ひとり謝りに行ってるのよ」

律「本当に真面目だな……
  別にいらないのに、そんなの」

和「この度は本当に申し訳ありませんでした」

律「いらねってのに」

和「素直に受け取ってちょうだい。
  私自身へのけじめでもあるんだから」

律「へいへい」

和「ところで……澪はお見舞いに来た?」

律「いや、一度も来てないよ」

和「そう。律は澪のこと……」

律「別にもう何とも思っちゃいねーよ。
  トラックで私を轢いたのは、
  澪が命令したことでもないんだろ?」

和「ええ、一部の過激派の暴走よ」

律「なら私が澪を恨む理由は何も無いな。
  確かにファンクラブのせいで調子乗ってたときはムカついたけど、
  もうファンクラブはないわけだし、
  澪が在日だってのも昔から知ってたし」

和「そう、良かった。
  じゃああとは、澪の気持ちさえ整理がつけば……
  ってとこかしらね」

律「だな」

和「そうだ律、いつ退院するの?」

律「再来週だよ」

和「そうなんだ、じゃあ……」



しばらくして律は無事に退院し、
軽音部の部室で快気祝いのパーティが行われることになった。


唯「りっちゃん退院おめでとー」

梓「トラックに轢かれたのにこんな短期間で退院するなんて、
  まるでゴキブリ並みの生命力ですね」

律「はっはっは、私が入院してる間に
  減らず口に磨きがかかったようだな中野ォ」

紬「今日はりっちゃんのために色々用意したのよ。
  まずうちの一流パティシエに作らせた
  りっちゃん退院記念ホールケーキ」

律「おおー、うまそー」

紬「それからお抱えシェフに作らせた
  フライドチキンに、お寿司に、伊勢海老のお造りに」

梓「むちゃくちゃな組み合わせですね」

紬「紅茶もりっちゃんが好きだって言ってたやつ
  いっぱい持ってきたわよ」

律「いやー、いつものティータイムより豪華だな」

唯「じゃあ早速食べようかー」

律「おい、まだ揃ってないだろ」

唯「あっ、そっか」

梓「でも来るんですか?」

律「大丈夫だよ」

ガチャッ

律「ほら来た……ってなんだ和か」

和「何だとは何よ。
  私もせっかく退院祝いにプレゼント持ってきてあげたのに」

唯「プレゼント?」

和「私のプレゼントはこれよ。
  秋山澪ちゃん」

澪「あ、うう……」

唯「澪ちゃん! 来たんだー」

紬「これでメンバーが揃ったわね。
  さあ、早速パーティを始めましょう」

澪「あっ、で、でも私……!」

律「ん? なんだよ」

澪「私……みんなに迷惑かけちゃったし……
  それに在日だし……」

律「ばかだな、もうそんなこと関係ないのに」

澪「えっ」

紬「ファンクラブのことなんて、
  もう昔のことじゃない」

唯「そうだよ。それに在日だって、
  澪ちゃんは澪ちゃんだもん」

律「私の大事な親友だよ」

澪「みんな……」

和「いやー丸く収まったわね」

梓「どっとはらい」







       お         わ          り








最近クーデターが流行ってるみたいなんで書いた
反省はした


クーデターじゃないか
反体制運動か