640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 14:09:48.00 ID:WmJAPMKKo



夏香「じゃ、入ろうか、英子」

英子「うん。それじゃ、後でね、風子」

風子「……うん」


二人は中へ。


紬「……」

風子「……」


二人。


紬「少し、りっちゃん達の話を聞きましょうか」

風子「うん……?」


ベンチに座って、二人、話をしていた。


瀬織「橋姫。そう呼ばれているわよ」

律「有名じゃないかよ……意外と大物だった……」

瀬織「長く生きていたからって、そんなに力は無いからね」

律「そういうもんなのか?」

瀬織「私は飽くまで妖怪だから、神族とはレベルが違うってこと」

律「私達人間からすれば、大して変わらない気がしないでもないけど……な」

  ――。

律「ふぅん……」


間があったけど、何に対しての反応なんだろう。


紬「りっちゃん。ふぅちゃんが困っているわ」

律「ん? ――あ」


私を見て、忘れてた。と言った表情をしていた。


瀬織「風子、私は三千年を生きる妖怪なのよ」

風子「……」


どう反応したらいいのかな。


紬「瀬織さんにお聞きしたいのですが、変わらないものってありますか?」

瀬織「三千年の中でってことでいいの?」

紬「はい」

瀬織「そうね……。京都なんかは沢山あるわね」

紬「えっと、建物じゃなくて……」

瀬織「?」

紬「人の心……です!」

風子「!」

641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 14:11:06.32 ID:WmJAPMKKo



私の両肩に手を乗せて嬉しそうな声で言い放つ彼女。


瀬織「……そうね。人の心か……」


私の目を見て思案する瀬織さん。


瀬織「何時の時代も人の心は変わらないわね」

風子「……」

瀬織「醜くて、汚くて、狡くて、酷いもの。何時まで経ってもガキなのよね」

紬「……」

律「……」

  ――。

瀬織「そうね、だから怖いのかもしれない、私は」


どの言葉に同意をしたのか分からない。


紬「怖いのに、人の近くに居る理由は……?」

律「そうだな。矛盾してるような気がする」


二人が瀬織さんの心を覗くように問いかける。


瀬織「怖いからこそ、近づいて、相手を見極めようとするのかもね」


禅問答をしているようだった。


瀬織「でもね、子供のような風子は嫌いじゃない。理由はそれかもね」

風子「……え」


20の半ばを迎えようとしている私を子ども扱い……。
3000分の23で割り切っているからなのかな。


律「確かに、風子は子どものような感じだな」

紬「うんうん」

風子「……」


言葉に窮していると瀬織さんが立ち上がって軽く背を伸ばした。


瀬織「んー……っと。今月で、ここ辞めるから」

風子「ど、どうしてですか?」

瀬織「充分にお金も稼いだからね。丁度いいからこの土地を離れる」

風子「あと二日……そんな、急に……」

瀬織「色々と理由があってね」

律「あ、私が正体をバラしたから……か?」

瀬織「そんなところ」

紬「戻ってくるんですか?」

瀬織「戻ってきても、あなた達がいないから、それは聞く意味無いよね」

642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 14:11:59.03 ID:WmJAPMKKo



紬「……そんなことはありません」

瀬織「あるのよ。何年、何十年と時間が過ぎればここは変わる……それは絶対」

紬「……」

風子「そうですね」


時間が場所を風化させる。

それは寂しいけれど、この世の理といっていい。

風は形を崩すものでもある。


紬「人の心は変わらない。そうじゃないかしら」

律「へへっ、そうだなっ」

瀬織「……」

紬「瀬織さんは、人の怖さを知っていると思います。それは私が想像を絶するほど」

瀬織「そうね、だから争いが生まれ最悪、命を奪うなんて愚かなことをするのよね」

風子「っ!」

紬「それでも、今、私たちの傍に居てくれている。これも事実ですよね」

瀬織「……そうね」

律「この世界の成り立ちだな。人が居ないと神は力を持たない。妖怪も生まれない。影女のようにな」

瀬織「……」

  ――。

律「……そうだな。瀬織の気持ちも考えずに偉そうなこと言った。悪い」

瀬織「気にしてないから、謝らないでいいよ」

律「……うん」

紬「人が場所になり得ませんか?」

瀬織「?」

風子「……?」

紬「逢いたい人がいたら、それは居場所となるのではないでしょうか」

風子「……」

瀬織「なるほどね、そういうのは経験無かったな」


むぎさんの言葉に深く頷いている。


瀬織「待たせる人も、逢いたい人もいなかったから、それは知らなかった」


それは、少し寂しいと思った。


紬「それじゃあ、今度はふぅちゃんに逢いに来てはどうですか?」

風子「え……!」

瀬織「そうね。……覚えていたら、ね」

紬「うふふ」

律「へへっ」


儚い約束が生まれた。

643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 14:12:57.84 ID:WmJAPMKKo



瀬織「ここ最近の変化は凄いよ。だから見ていて面白いんだけど、やりすぎだと思うことも多い」

律「やりすぎって?」

瀬織「走りすぎっていうのかな。先の大戦なんかがそうね」

律「戦争かよっ! 生まれてなかった!」

紬「壮大な話ね」

風子「……」


不思議な縁が紡がれた。


姫子「すいませーん、飲み物をー」

瀬織「あ、はいはい。それじゃね」

律「明日、来ていいか?」

瀬織「いいけど、私に用があるの?」

律「あぁ、もう少し聞きたい」

瀬織「いいよ。夕方ごろにここでね」

律「あ、あぁ……分かった」


瀬織さんは中へ入っていった。

姫ちゃんが不思議そうな顔をしている。


姫子「何してるの?」

風子「雑談だよ。座談会」

姫子「それは中でやってよ」

風子「どうしようかな」

姫子「悩むとこじゃないでしょ……」


呆れ気味にそう言ってドアを閉められた。


風子「入ろうか」

紬「うふふ、いいわね。いつも一緒で」

風子「……」


少し照れてしまった。

ドアに向かって歩き出したとき、りっちゃんに呼び止められる。


律「待って、風子。幸御霊に覚えがないか?」

風子「……」


ある。

神の子池で拾った鈴。

644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 14:14:35.69 ID:WmJAPMKKo



風子「どうして、それを……」

律「この掌の上に、居るんだ」


そう言って、右の手の平を掲げている。

まるで、ナニカを乗せているかのように。


風子「視えない、けど……」

紬「私も視えないわ」

律「姫子を守っている神様がここに居る」


目を凝らしてみても私には視えなかった。


律「姫子になにがあった?」

風子「そ、それは……」

律「あ、いや……軽く答えられないならいいんだ。ただ、特殊な状況だったから気になっただけで」

風子「……」

  ――。

律「…………マジかよ」

紬「りっちゃん、さっきから応えていたのはそのサキミタマの神様と会話をしていたのね」

律「そうだぜ……。姫子が助けられたみたいだな……」

風子「……うん」


りっちゃんの右手が私の肩に伸びて、ナニカを乗せるような仕草をした。

左肩に少しの重みを感じたのは気のせいかな。


律「姫子には内緒にしてくれ、それが本望だってさ。この鈴も返してくれ」

風子「……分かった」

  ――。

律「あと、みかんが食べたい、って」

風子「みかん……?」

  ――!

律「供え物という感覚でな……すごい目がキラキラしてやんの」

紬「どんな姿をしてるの?」

律「巫女服で15cm小さい子なんだ。よくみたら、誰かに似てんな……誰だろ?」

  ――。

律「双子……? 冬と夏か?」

  ――。

律「へぇ、そういうの分かるのか」

  ――。

律「縁、か……。なるほど」


視線は私の肩を捉えて、話をそのまま続けている。
慣れない状況に困惑してしまう。

645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 14:15:44.41 ID:WmJAPMKKo



風子「説明を……」

律「冬と夏が姫子に敬慕の念を抱いているって。それに反応して生まれた……と。よく分からないな」

風子「……」

紬「冬ちゃん達の姿を写しているのね」

  ――。

律「そうだけど、どうしてこの姿なのかは分からないって。拾われたのが冬だからっぽいけど」

風子「……」


疑っているわけじゃないけど、今の言葉で確信した。

姫ちゃんの守り神が居ることに。


「風子さーん! 時間過ぎてますよー!」

風子「……あ、本当だ」


梓ちゃんの呼びかけに今も時を刻み続けている腕時計を確認する。


紬「素敵な時計ね」

風子「私の宝物」

律「いいじゃん」

風子「ありがとう」


二人に褒められて、なんだか心がくすぐったい。


梓「みなさんお喋りしてるだけですから、一度まとめたほうがいいです」

風子「そうだね、幹事としての挨拶をしないとね」

紬「ふぅちゃんが幹事なのね」

風子「うん」

梓「風子さん、姫ちゃんさんから大体の話を聞いた訳ですが、相手の人って男性……ですよね?」

風子「そうだけど……?」

梓「友達のような感覚で話をしていたので、なんとなく違和感を……」

風子「いい着眼点だね」

梓「なにがですか」

風子「ふふ」

梓「うわ、何か企んでる」

風子「企んではいないよ。今までは性別なんて関係なく見ていたんだなぁって」

梓「今までは……ですか」

風子「そう、今までは……」

梓「それでブーケを?」

風子「ううん、ブーケは、ただ……姫ちゃんにとてもいい人が現れますようにって、願いを込めただけ」

梓「……その人はどうなんですか?」

風子「私の勘では、お互い必要な存在だと、思います」

梓「ふふ、そうですか。……あれ?」

646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 14:16:15.91 ID:WmJAPMKKo



紬「……」

律「……」

梓「どうしたんですか、二人とも……?」

紬「五年……長かったね、りっちゃん」

律「そうだな……間違いなく時間は流れていたんだ」

梓「?」

風子「あ、ヤキモチ?」

紬「そうです」

律「フッ……まいったぜ」

梓「妬き……はい?」

風子「さっき、りっちゃんとじゃれ合っていた時ね、梓ちゃんとても嬉しそうだったよ」

梓「ちょっ!? そういうのは言わなくていいです!」

律「……ほぉ」

梓「ほらっ! 早く入りましょう!!」


梓ちゃんはむぎさんとりっちゃんの背中を押していく。


紬「りっちゃん、私も誰かを妬かせたいの!」

律「あー、じゃあ……唯でもからかって来るか」

梓「五年ぶりの再会でおかしなことしないでください! 普通の会話を楽しみましょうよ!」


三人の後に続いて歩いていると、あることに気づいて後ろを振り返る。


風子「入る?」

ゴウト「……」


返事は無く、ただそこに座っているだけだった。


  ――。

ゴウト「ニャー」


一つ鳴いて、そのまま出口へ走っていった。

その後姿が少しだけ寂しく感じた。


風子「……」


外で待っているのかもしれない。

りっちゃんと後で合流できるように。

647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 14:17:14.95 ID:WmJAPMKKo



私はとりあえず、姫ちゃんのところへ。

守り神を返す為に。


姫子「はぁ……」

風子「どうしたの? 溜め息なんて……」

姫子「話さなければよかったかなって……」

風子「?」

英子「私たちは風子がいたから出会えたものだから、そういうことかもしれないね」

春子「へぇ~、風子がキューピットかー」

信代「ふ~ん」

和「なるほど、ブーケはそういう事になるのね」

英子「うん」

姫子「……だから、そういうのじゃないって」

風子「しょうがないよ。はい、お守り返すね」

姫子「うん。……なにがしょうがないのか分からないんだけど」


ふと、左肩が軽くなった。


風子「……」

姫子「どうしたの、風子?」

風子「ううん。なんでもない」

姫子「……」

三花「八百万の神っていうもんね」

律「日本には神様が多すぎる。いや、いい事なんだけどさ、少し大変だ」

エリ「どうしてりっちゃんが大変なの?」

律「ぴぃ~ぷぅ~」

風子「誤魔化すなら上手く話せばいいのに」

律「ついだよ! しょうがないだろ!」

エリ「え、なにを誤魔化したの?」

三花「特別な力が芽生えたとか?」

律「ちげえよ! 変な目でみるなー!」

姫子「律の様子がさっきから変なんだけど?」

風子「楽しくて浮かれているから、少しそのままでいさせてね」

律「あのな、勝手に――」

 ――。

律「!」


言葉の途中で顔色が変わった。

……けど。

648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 14:18:24.07 ID:WmJAPMKKo



律「浮かれているとか決め付けんなよ!」

三花「楽しくないんだ……」

エリ「私たちは久しぶりにりっちゃんに会えて楽しいのに……」

律「分かってるんだぞ。私をからかってるだろ?」

三花エリ「「 バレたか 」」

律「いやいや、そんなことないよ、っていうとこだろ?」

エリ「そんなことないよ」

律「言うタイミングが違うっての!」

三花「あははっ」

律「なんか、風子を相手にしてるみたいだな」

風子「……」

姫子「あ、なんとなく分かる」

風子「どういうこと?」

姫子「言ったままの意味だけど」


喜んでいいのか悪いのか……。

そうだ。


風子「ゴウトちゃんが外に走っていったけどいいの?」

律「あ……うん」


りっちゃんの表情に少し影が落ちる。


律「契約を解消するってさ。幸御霊から聞いた」

風子「え……それじゃあ」

律「ゴウトとは、もう会う事もないだろ」

風子「そんな別れ方で……いいの?」

律「……よくはないけど、な」

風子「……」

律「何れこうなるって前もって話をしてあるから、そんなにショックじゃないぜ。
  日本に帰ってきてずっと付き合ってくれたのがちょっとだけ違和感があったんだよ」

風子「長い間、連れ添っていた相棒だったんだよね」

律「まぁな。色々と……助けてくれたぜ…………っ」


一瞬だけ辛そうな表情をしたのを私は見逃さなかった。


風子「りっちゃん……」

律「あ、さわちゃーん!」


カウンターで瀬織さんと話をしているさわ子先生の所へ駆けていった。

目元を少し拭ったのは、別れを受け入れて乗り越えたから、なのかもしれない。

649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 14:19:36.33 ID:WmJAPMKKo



さわ子「……」

律「私の顔を見るなり嫌そうな顔すんなよっ」

さわ子「別に、りっちゃんが嫌って訳じゃないのよ。今日は誰もお酒を飲まないらしいわ」

風子「え、そうなんですか?」

瀬織「えぇ。みんなノンアルコールね」

さわ子「……はぁぁ、つまんなーい」

律「飲めばいいじゃん」

さわ子「私一人だけ飲むのも……ねぇ」

律「いやいや、唯の家で一人だけ飲んでただろ」

さわ子「りっちゃんも飲まない?」

律「悪いけど、明日、バイトの面接があってだな」

さわ子「いいのよそんなの。瀬織さん、日本酒を二つ」

瀬織「日本酒ね」

律「とんでもない教師だな」

風子「さわ子先生、姫ちゃんのことなんですけど……」

さわ子「さっき本人から聞いたわ。……後悔しないならそれでいいのよ」

風子「……そうですね」


あれ?

おかしなことに気付いた。

入り口で私たちが話をしていたとき、さわ子先生が中へ入っていく姿を確認していない。

姫ちゃんの話を和さん達と聞いていたのなら、辻褄が合わなくなる……ような。


風子「さっき……って、いつですか?」

さわ子「姫ちゃんが北海道の旅の話をしていた時よ?」

風子「入り口で私たちが話をしていたんですけど……どうやって中へ……?」

さわ子「企業秘密よ」

風子「……えっと」

律「深く考えるな、風子」

瀬織「どうぞ」


容器に入った日本酒を二つ、それぞれのテーブルの上へ置く瀬織さん。
この人が妖怪だなんて、誰も気付かなかった事実をりっちゃんは一目で言い当てた。


さわ子「ありがと」

律「悪い、これから演奏があるし、明日があるから……」

瀬織「……そう。食い扶持探してるの?」

律「そうだぜ。そっちはなんでだ?」

瀬織「お酒の為。培ってきた能力は突然消えたりはするの?」

律「分からない。ゴウトとも別れたからな」

瀬織「日本各地で、こっちとそっちで境界線を引けずに困ってるところがあるけど、やってみる?」

律「……そうだな。是非!」

650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/30(日) 14:20:07.26 ID:WmJAPMKKo



瀬織「それじゃ、明日ね」

さわ子「……」

風子「りっちゃんが飲まないなら、代わりに私が――」

梓「駄目ですよ。早く挨拶してください。演奏が出来ないじゃないですか」

風子「梓ちゃんが私の代わりに挨拶を――」

梓「しませんよ。私はクラスメイトじゃないんですから」

さわ子「おいしいわ、これはどこの?」

瀬織「奥州よ」

律「ヨーロッパで日本酒造ってんのか?」

瀬織「よーろっぱ……?」

律「あり?」

さわ子「昔の地名ね。陸奥国の別称で、東北よ」

律「……平成に頭を切り替えろよ」

瀬織「ころころ変わって覚えるのが面倒」

さわ子「平成ってなによ……?」

律「なんでもないだす!」

風子「……」

梓「話が噛み合ってませんね。……どうぞ、マイクです」

風子「みんな梓ちゃんのこと知ってるから大丈夫だよ」

梓「なにが大丈夫なんですか。……早く受け取ってください」

風子「どうしようかな……」

梓「何を悩んでいるんですか! 幹事の役割を果たしてください!」

風子「あ、今のうちにコンタクトにしてくるから、進行を進めておいてくれると助かるな」

梓「風子さんがコンタクトしてるところ見たことありませんよ! 
  進めるも何も始まってすらいません!!」

律「お、いい感じに梓のボルテージが上がってきてるな」

さわ子「よく飽きないわねぇ」

律「見てるほうが飽きるほど何時もこんな感じなのか?」

さわ子「まぁね」

律「ふ~ん……」

唯「ハイタイ! さわちゃん!」

さわ子「唯ちゃん、久しぶりね」

律「歯が痛いのか?」

唯「何を言ってるの、りっちゃんってば」

律「……」

さわ子「沖縄の方言の挨拶よね?」

唯「イエス」

さわ子「そこは英語なのね」


姫子「グッド・ラック」 50