部室
唯「…というわけで」
律「卒業旅行の行き先はドバイに決定!」
澪「うう、ロンドン…」
梓「澪センパイ、元気だしてください。ドバイもとてもいいところですよ」
紬「うん、せっかくの卒業旅行、
みんなで楽しもう?」
澪「う、うん。そうだな」
澪「(ドバイのビーチにも憧れるし、楽しみ。だけど、この胸騒ぎは一体…)」
数週間後
ドバイ
律「ドバイにとうちゃーく!」
唯「おおー、海がきれい!」
梓「す、すごいです!」
澪「ああ!」
紬「うふふ」
ビーチ
唯「あーずにゃん!楽しんでる?(ガバッ)」
梓「ちょっ、人前でやめてください!それに、水着だと素肌同士が触れて…その…」
唯「あずにゃんどうしたの?」
梓「いや、にゃんでもないです!もう、離れてください!///」
紬「いいものを見せていただきましたー(REC)」
律「おーい、澪も泳ごうぜー!」
澪「お、おい律、引っ張るなって、あ…」
律「うわあ!」ドテーン
澪「あいたたた。もう、バカ律…ちょ、近…は、離れろ///」
律「み、澪がどけてくれないと、動けない…ってか息が…」
澪「ん?…ば、バカ、どこに顔ツッコんでんだ///」
律「ワザとじゃ、な、い…グフっ」
紬「(REC)」
イチャイチャ
きゃっきゃうふふ
男「…」
その夜!
律「初日から遊んだなあー」
唯「疲れたよー」
澪「食事も済んだし、明日のプランでも考えようか」
梓「はい!」
ドンドンドン!
紬「あら?誰かしら…」
ガチャ、ドカドカドカ!
男「xxxxxx!」
警察官「xxxx,~~~~~~!?」
澪「ヒッ、見えない聞こえない見えない聞こえない…」
唯「あ、なにするの、やめて!」
梓「センパイ!ちょっとなにするんですか!離して…」
警察官2「シャラップ!(ガシッ)」
梓「あ!!やめて、離して!」
律「おい、やめろ!離せ!」
紬「これはいったい…離して!どうして!?」
澪「ガタガタガタガタ」
澪「私たちは、ホテルの一室から、地元警察署に全員連行された」
唯「ううー、寒いよお。ここどこなの?」
律「わかんねえけど、どうやら私たちは警察に捕まったみたいだな」
紬「どうして…なにも悪いことはしてないのに…」
ガチャン!
澪「…」
梓「あ、澪センパイ!弁護士と面会できましたか?」
澪「ああ。私たちは、同性愛の罪で逮捕されたらしい」
律「ど////」
梓「同性愛////」
唯「どうせいあい?何それ?」
紬「あらあらまあまあ」
律「どういうことなんだよ!」
澪「ああ、浜辺で、唯が梓に抱きついたり、私と律が、その、事故とは言え、抱きあったりしただろ?」
律「あ、ああ//」
澪「この国では、そういうのは犯罪になるんだそうだ」
紬「なんてこと…!」
唯「よくわからないけど、私たちはいつでられるの?」
梓「そこが重要です!」
澪「落ち着いて聞いて欲しい…。この国では、最近イスラム原理主義者が政権を取り、今は同性愛行為は重罪らしいんだ」
律「お、おう…」
澪「弁護士によると、私たちは、
恐らく、石打ち刑になる」
唯「石打ち?」
律「なんだそれ」
紬「うっ、嘘…嘘よ…そんな…ガタガタガタガタ」
梓「ムギセンパイ?」
澪「石打ち刑というのは、死ぬまで石をぶつけられる、死刑のことだ」
唯「しけいって、えええええええ!」
律「冗談、だろ?」
梓「そんなのって…」
澪「あとは、明日開かれる裁判次第だ…」
唯「…」
律「…」
紬「…」
梓「…」
最終更新:2012年09月23日 01:00