そして当日


唯「ここが芳文組の事務所かあ」

紬「唯ちゃん、サンドイッチ食べましょ」

唯「ヤクザを見ながらサンドイッチ、乙だねえ」

ヤクザ「おい嬢ちゃん達、ここでレジャーシート敷いて飯食ってんじゃねえよ」

唯「うわあヤクザが話しかけてきた」

紬「目を合わせちゃ駄目!」

ヤクザ「あ?なんだてめえら」

唯「もう、せっかく楽しくお昼食べてたのに」

紬「先にやりましょうか」

唯「そうだね」

ヤクザ「あ?舐めてんのかこら」



唯「ムギちゃん」

紬「なあに?」

唯「この前ムギちゃんに軽く喧嘩を売るような事しておいてなんだけどさ」

紬「うん」

唯「私ムギちゃんの事ほんとに好きだし、ムギちゃんとは喧嘩したくない」

唯「ムギちゃんだから、仲間だから信頼してるから」

唯「損得とかそういうの無しで付き合える仲間だと思ってるから」

紬「・・・だから見せるんでしょ、自分の戦い方を」

唯「・・・うん」

紬「ありがとう唯ちゃん」

唯「見せるよ、私の喧嘩」

紬「安心して唯ちゃん」

紬「誰にも言わないわ、唯ちゃんの事は」

唯「ありがとう」

紬「それに忘れてもらっちゃ困るわ」

紬「これから私も、唯ちゃんに自分の戦い方を見せるって事」

唯「・・・うん!」

紬「喧嘩では初めての共闘になるわ」

唯「私も」

紬「行きましょ」

唯「うん!」



ヤクザ「いい加減にっ」

唯「とう!」ドゴッ

ヤクザ「」ドサッ

紬「へえ」

唯「これが一撃必殺の私の打撃」

紬「唯ちゃんも使えるんだ、それ」

唯「え?じゃあムギちゃんも?」

紬「まあ武術じゃ心臓を打つ、いわゆるハツ打ちは古くからある手だもの」

唯「なあんだ、そうだったんだ」

紬「えい!」ゴッ

ヤクザ「」ドサ

紬「大人数相手なら有効な手よね、これ」

唯「私の力じゃ気絶くらいがせいぜいだけど」

紬「私の力で打ったら死んじゃうかもね」

唯「うーん」ドゴ

ヤクザ「」ドサ

紬「ま、死んだらその時ね」ゴガ

ヤクザ「」ドサ

唯「そっかあ」ドッ

ヤクザ「うぐう」フラッ

唯「あ、やばっ」

紬「もう、しっかり」ズガッ

ヤクザ「」ドサ



ヤクザ「てめえらこんな事してただで済むと」

唯「うるさい!」ブォン

ヤクザ「!」ドグチャ

紬(金的・・・容赦の無さはさすが喧嘩師ね、唯ちゃん)

唯「うわっ潰れちった」

ヤクザ「」ピクピク

紬「っと」

ヤクザ「ヤクザ舐めやがって・・・てめえら絶対殺す!」

紬「えい」クッ

ヤクザ「!?」

唯(合気!?嘘!?実践で合気!?)

紬「合気なんてこんなザコにしか使えないわ」グググ

ヤクザ「?!」

唯「でもすごい・・・」

紬「はっ」フォン

ヤクザ「やめっ」グチャ

唯「最後は投げ・・・顔面から地面に激突しちゃった」

紬「逆一本背負いよ~♪」





唯「ふう」

紬「とりあえずここは終了ね」

唯「じゃあ次の事務所行こうか!」

紬「うん!」




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