梓「映画も一段落したところで、三期の話を」

澪「スタンド能力がタロットカードをモチーフにしてる設定ってなんだったんだろうな」

律「あの頃はどいつもこいつもシンプルな能力でよかったよな」

澪「DIOが全てのスタンド能力を使えるとか陳腐な設定はやめて正解だったよな」

紬「でも時間の止め合いの理屈がいまだによくわからなくて」

律「どんな気分だ梓? 動けないのに背後に立たれる気分はよ?」

梓「どこからどう突っ込めばいいのやら」

梓「それで三期の話なんですけど」

律「ちょっと待て、スレタイの暴言はなんなんだ」

梓「あぁ、出番がなくなるモブキャラの怨念かなにかじゃないですか?」

澪「進路的には勝ち組なのにな」

梓「そりゃ推薦を蹴って仲良しのお友達に合わせるようなへタレとは違いますし」

紬「本気でプロを目指してるならともかく、無理に同じ大学にしなくてもよかったのに」

律「お前のせいで大ブーイングだったんだぞ、いくらなんでもぬる過ぎるって」

澪「ちょっと待て」

澪「律が私の志望校に合わせるために猛勉強するというルートもあったはずだ」

梓「そりゃ澪先輩よりムギ先輩を選んだってことですよ」

紬「愛はお金じゃ買えないけど、お金がないと愛が育たないのよ」

澪「……?」

律「……?」

紬「……?」

梓「時は動き出す」



梓「三期の話を」

律「まず原作のストックがどうなんだって話だよ」

澪「そもそもあんな綺麗に終わらせた話を再開させるってどうなんだ」

律「いろいろ大人の事情があるんだよ」

紬「おかげで原作はおっぱい祭りになってるし」

梓「原作の質はまあオリジナル要素も入れてなんとかなるんじゃないですか?」

和「そんな見切り発車で大コケすればいいのに」

梓「大学編と高校編の同時進行になってるじゃないですか」

梓「三期をやるとしたらどうするのかと」

律「一話づつローテーションするのか、一話の前半後半で分けるかだろうな」

紬「アニメも別枠で同時進行したらいいのに」

律「無茶言うな」

澪「どっちにしてもOPとED曲をどうするかって話だよ」

梓「なにがですか」

紬「今までは唯ちゃんと澪ちゃんで上手く分担できてたけどね」

律「梓が致命的にアレだったからな」

澪「設定上だけならまだしも、実際に中の人もアレだし」

梓「だって主人公がOP曲歌わないでどうするんですか」

律「うぬぼれんな」

梓「だってどう考えても高校編の主人公は私じゃないですか」

梓「憂じゃ力不足だし、純は論外だし、新入りに大役を任せるわけにも」

紬「まあ消去法でいくとそうなるわね」

澪「だから高校編と大学編に分けて連載なんて無謀だったんだ」

律「一期の前半あたりまでは澪が準主人公みたいな扱いだったのにな」

紬「あの頃はよかったわね」

梓「何がですか?作画の話ですか?」

澪「何を言いたい」



梓「でも新キャラは高校編のほうが人気出そうですよ」

律「でもメガネとムギの焼き直しじゃなぁ」

梓「完全に上位互換ですよね、ドラマーとしても」

律「そのうち新歓ライブのお前の醜態をネットで晒してやるからな」

紬「部室に置き忘れたティーセットは回収するからね、絶対に」

梓「ようやく唯梓、律澪に次ぐ公式のカップリングができそうでよかったじゃないですか」

紬「もう先生と組まされなくて済むのね」

澪「最初は先生に憧れてる設定だったのにな」


梓「大学編の新キャラってどうなんですか」

紬「ガラの悪い短髪と、巨乳ベースと、突っ込みドラマーと…」

律「いろいろ増えすぎてキャラが掴みきれてない」

澪「軽音部の先輩もいたしな」

梓「キャラソンの数が大変な事になりそうですね」

紬「大人の事情が見え隠れしてるわね」




和は突っ込みを入れる事無く立ち去った


唯が独り立ちできるならそれでいい

いくら方向音痴でも私の進路は間違っていなかった、そう言い聞かせるように


唯の進む大学が全寮制だった事など知る由もなかった

そして今日もなけなしの金を握り締め、傷を舐め合うように憂を抱くのだ




おわれ