《Cパターン》


「おや?アニス。……お嫁さんも連れて。
私に最後のお別れですか?」

「大佐。………あの……」


「私も……連れて行ってください!」


「おやおや。話はついたようですね。
後で恨まれる前に言っておきますが、あちらの世界に行けば、さっき言った通り二度とこちらへは帰ってこれません。
もし、あなたが少しでもこちらの世界でのご自身の地位や環境が恋しいと思う気持ちがあるなら………」


「いえ。ありません。あったとしても、アニスさんの為に………私……」



「…………アニス。何か、お嬢さんを説得できる言葉はなかったのですか?」


「………大佐……」


「やれやれ。あなたの責任ですよ?向こうの世界では、あなたが責任をもって、彼女を幸せにしてあげなさい。」

「大佐!分かりました!」

「ありがとうございます!」

「いえ、御美しいご婦人の命令とあらば、致し方ありませんからね。」


「やだ~♪大佐ってば~。………」


「アニス。自信を持ちなさい。彼女はあなたを頼ってるのですよ?」


「は、はい!任せてください!ムギちゃんはあたしがしっかり面倒みます!」


「まあ。アニスさん、カッコいいです。」



「では、行きますよ。大丈夫です。少し酔うかもしれませんがね。」


「ムギちゃん。大佐の少しは相当だよ……」

「うふふ。大丈夫です。これでも、体力には自信がありますから……」










結局、私はオールドラントに着いた頃には目まいがして吐いちゃった………


ムギちゃんは……嬉しそうに、風景を眺めていた……


幸せそう………


いや、これからあたしがもっと幸せにして行くんだから!!