《Bパターン》
「ムギ先輩!今日はもうお帰りですか?部活に行かないんですか?」
「梓ちゃんも帰るの?今日は用事?」
「はい。憂ちゃんと勉強会です。文化祭前なのに、ちょっと余裕がなくて……」
「お嬢様~!迎えにきました~。」
「……あの。女の子が走ってきますけど。ムギ先輩、妹とかいらっしゃいましたっけ?」
「あらあら。アニスさんったら………。中学校の服もなかなか似合ってますね。」
「ん?はぅあ!?あんた!あたしとキャラ被りの女!!」
「ええ!?あ、あたしですか!?どういう意味……」
「今日もぬけぬけとあたしの真似をして黒髪ツインですか?それでお嬢様のハートをわしづかむつもり!?お嬢様は……」
「アニスさん。……ちゅっ」
「え?えぇっ!?ムギ先輩!何を……」
「はう~。お嬢様……。こんな人前で……」
「あら?私のフィアンセなのですから。そう恥ずかしからずに。」
「……キス……ムギ先輩と……こんな小さな子が………」
「あの~。でもお嬢様。お父様は……まだ……」
「大丈夫。必ず説得してみせます!だから、それまで待っててね。」
「はい。アニス、待ってます。だから………」
必ず、アニスをお嫁さんにしてね!!
最終更新:2012年05月11日 19:46