律「澪…本当に良いのか…?」

澪「うん…」

私の髪を撫でながら彼女はそう問いかける
彼女が私に覆いかぶさっているが、
ベッドの上という事情もあり、思いの他苦しさを感じる事はなかった

律「痛いの…嫌なんだろ?」

澪「平気…平気だから…」

私に対する気遣いの言葉がじれったく感じた
なぜなら彼女が好きだから
好きだからお互いを抱き合う程度の事では自身の気持ちを満たせなくなってきている

律「そっか…じゃあ…」

澪「……」

律「する…ね?」

澪「うん…」

だからこそ一刻も早く彼女を受け入れたかった
おそらく上に覆いかぶさる彼女も同じ気持ちだと思う
重なった胸を通じて彼女の鼓動の激しさを感じ取っていたから

律「震えてるじゃんか澪」

澪「そんな事ない…」

長い人生の中で人は様々な経験をしていく
お互いのこういう気持ちが相高まって発展していくんだ
私達の場合はそれが今日この日
何も恐れる事はないと自分に言い聞かせた

律「ちゅ…はむ…」

澪「ん……」

律「……」

澪「……」

好きな人との口づけはいつまでたっても慣れる事はない
理性というものがいつも失われてしまうんだ
彼女の前ではちゃんとしていようとか、恋人らしく振舞おうとか
そういう概念が彼女と唇を合わせた瞬間頭の中から消え去ってしまう



※作者別

律「やっぱやめる?」

澪「い、いい!」

律「…」

澪「で、でも…」

律「ん?」

澪「もう一回だけキス…して…」

私の中のありとあらゆる理性がむしり取られ、その代わりに欲望と本能が支配する
どこから現れたのかわからないこの感情が、私の手を彼女のワイシャツの第一ボタンへと導いていた



こうですかわかりません