『車内の恥は掻き捨てでございます』


――――――――――――ガタンゴトン・・・


紬(ああ・・・早く家に帰って人目憚らずおもっきり鼻ほじりたい)

紬(あと、お尻の割れ目が痒いんで直の手で掻きたい・・・)

紬(くしゃみもおっさ・・・お父様なみに豪快にぶっ放したいわ)

紬(ブェェェッッックショイオラアアアアァァァ!!!!!)

紬(・・・あれって自分がやる分には気持ちいいけど、人のを聞くと軽く殺意が沸くのよね)

紬(あ、そういえば膝の裏とわきもボリボリ掻きたくなってきた)

紬(・・・膝裏はセーフでしょ)ボリボリボリ

男「(ジロジロ)」

紬「・・・・・・」

紬(・・・脇もセーフだろ)ボリボリボリボリボリ






『すごい一体感を感じる』


――――――――――――ガタンゴトン・・・


紬『今日は休日、遠くまで買い物に出かけるため電車に乗っています』

紬『休日の電車って通学電車なんかよりもよっぽど刺激的ですよね』

紬『見知らぬ土地へ行くために、ルートを調べたり、乗り換えを間違えないように注意したり』

紬『私なんてお金持ちなのに格安チケット買っちゃった♪お金持ちなのに(笑)』

紬『あと、時々巡り合えるこんな刺激も楽しいですよね♪』

( ^p^ )「・・・・・・あううううううう」


――――――――――――ガタンゴトン・・・


紬『さーて、緊張感高まるJR○○線普通列車からの中継です、実況は私紬がお送りします』

琴吹『解説の琴吹です、よろしくお願いします』

紬『さて、車内は突然の闖入者によって静まりかえりましたね』

紬『先ほどしゃべり散らかしていた女子高生の二人組も息を合わせて会話を中止しました』

琴吹『一瞬にして乗客全員が「何者が入ってきたか」を把握したんですね』

紬『二人組の会話に辟易して音楽を聴いていた隣の男が、先よりもボリュームを上げましたね』

琴吹『これは、外界をより強固に遮断すべきと判断した結果でしょう』

紬『他の乗客も各々身の振る舞い方を模索している模様です』

琴吹『誰もがこの場をやり過ごそうとしてるんですね。ある種の一体感を感じます』


――――――――――――ガタンゴトン・・・


女1「・・・でね、中田先生の近所子供がピン逃げしてくるらしくてね」

女2「・・・ああそうなんだぁ~」

紬『おっと、二人組がまた会話を開始したようです」

琴吹『( ^p^ )によって会話を中断させられたと悟られたくないんでしょう』

女1「でねでね~・・・」

( ^p^ )「・・・・・・・・あぅ・・・・・・・」

(# ^p^ )「あうううううううううううううううううううううう!!!!!!!」


乗客全員「・・・・・・・・・(シーン)・・・・・・・・・・・」

紬『・・・まさに「( ^p^ )の一吠え」というところですね』


――――――――キィィィィ ガクンッ プシュゥッ ガラガラガラ・・・


紬『おっと、私の目的駅に着いたようですね、では本日はこれでお別れです』

紬『ありがとうございました』

琴吹『ありがとうございました』






『病んでるワタシ』


――――――――――――ガタンゴトン・・・


紬(窓の外に見えるあのマンションの屋上から・・・)

紬(人が飛び降りるところが見れないものかしら?)

紬(毎日乗ってるんだからそれくらい見れてもいいのに)

紬『わたし飛び降り自殺を目撃するのが夢だったの~?』

紬(・・・いけないわ、ここは欝系SSじゃないんだから)

紬(そういえば、私電車の中から車に轢き殺された自転車乗りを見た事あるのよね)

紬(うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ)






『アフリカの子供も腹いっぱいになったらメシ残すわ!』


――――――――――――ガタンゴトン・・・


紬「・・・・・・・・・・・・・・・・・・んっ・・・・・・・・」

紬「ん・・・・んふっ・・・ん・・・・ぐ・・・ぐひゅwwwwww」

紬(wwwwwwwwwwwwwwwwあかんwwwwwwwwwww)

紬(さっきからwwwwwwwwwww笑いが止まらんwwwwwwwww)

紬(板尾のwwwwwww『お前とお前はかえってよし!』が脳内∞リピートwwwwww)

紬(絶対口元が歪んでて不審だわwwwwwwwwwwwwぐっwwwwwwwwwww)

紬(・・・落ち着こう、落ち着くのよ琴吹紬。落ち着いて、なにか笑えない映像を考えるの)

紬(えーと、たとえば・・・たとえばたとえば・・・・・・・)

紬(・・・・アフリカの貧しい子供たち)



紬「余www計www笑wwいwwwwがwww止wwまwらwwwwなwwいwwwwww」






『アムルザーベイベー♪』


――――――――――――ガタンゴトン・・・


女「ちょっと・・・・・駄目だってばぁ・・・・」ボソボソ・・・

男「いいじゃんよ、なぁ、ほら・・・・・」もみもみ

女「だって、人が見てる・・・・・」(チラッ)

紬「・・・・・・・・ぐうぐう」←寝たふり

男「寝てるじゃねぇか。・・・・ええやろ?なぁええやろ?」チュッチュ

女「ちょ・・・・・あんっ・・・」

紬(・・・・・・・・・・・)

紬(・・・・・・・・・・・さっさと殺してよ)






『名もなき詩』


――――――――――――ガタンゴトン・・・


紬『君の目に私が写って キミが微笑んでくれたら嬉しいよ 

  『うわーあの人マジやべくねぇ?wwww』とか そういう類のじゃない “true smile”

でも私は対人恐怖症だから 会いたくて震える以前の問題なのよー 電話ですら震えるよ(恐怖で)

  もう機械アナウンスの電話でさえ手汗かきまくり っていうかむしろそっちの方がチョベリバ緊張する

  あるがままの心でいったら 絶対刑事さんと対面だ やめてよ家宅捜索 PCに触るんじゃねぇ!!!!!

  お風呂場ではいつも 脇を念入りに洗うの やめて見ないで そんな目で私を見ないで

  トイレではいつも 水がはねないように 水面に紙を敷くの でも今みたいに余裕のない場合はそんな暇ないのよ

  つうかやべぇよやべぇよ 何やってんだこの電車 脱線してもいいからもっと早く走れ

  車輪を壊れるぐらい回すんだよ 限界なんて取っ払え 有給なんて取れると思ってんのか琴吹グループなめんなよぉ!?

  あーあかーみさーまごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ・・・収まった!?!?!?!?!?

  第2波にそなえて 今夜もおーやーすーみー ふわふわタイム(ふわふわタイム)×3

  (ジャジャッッジャジャッッジャーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!)』



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