唯「ふぃ~今日の練習も疲れたね~」
梓「疲れた、って30分しか練習してないじゃないですか!」
唯「30分『も』だよ、あずにゃん!」
紬「唯ちゃんったら…ふふふ」
唯「この後アイス食べいこうよー」
律「いいね~皆で行こうぜ!」
澪「久々だな」
唯「それじゃ行きますか」
律「あ、教室に忘れ物した。悪い!先行ってて!すぐ追いつくから!」
紬「あら、あの校門にいる人誰かしら…?」
唯「どれどれ~?」
澪「……!!!」
梓「澪先輩?」
澪「ごめん!今日行けない。じゃ、じゃあまたな!」
紬「あの男の人と行ってしまったわ…」
梓「どういうことでしょうか?」
唯「あずにゃんってば子供だな~」
梓「ムッ、唯先輩にはわかるんですか?」
唯「あの人は澪ちゃんの彼…
紬「いいえ!澪ちゃんに彼氏なんているわけないわ!」
唯「絶対彼氏だよ~」
紬「そんなわけない!!澪ちゃんが、あの澪ちゃんが…」
梓「…私も違うと思います」
唯「そんなぁあずにゃんまで…」
梓「だって澪先輩毎日部活出てますし、そんな暇なんて無いと思います」
紬「うんうん」
唯「ちっちっち、愛があれば時間なんて関係ないのさ!」
律「何してんだお前ら…」
唯紬「「りっちゃん!!」」
梓「律先輩!!」
律「あれ、澪は?」
唯「ねぇりっちゃん!澪ちゃんって彼氏いるの?」
紬「いないわ!」
梓「いません!」
律「ははっそんなこと言い争ってたのか?」
紬「笑い事じゃないわ」ビシッ
律「何この空気…」
梓「どっちなんですか!?」
律「いるわけないだろ」
唯「えぇえええ…」
紬梓「「よかった」」
律「澪の性格からして、男から話しかけられたら『どうしよう』って私に泣きつくと思うし」
唯紬梓「「「…納得」」」
次の日
澪「おーっす。遅くなってごめんな」
唯「澪ちゃん!今日のケーキは豪華だよ!」
紬「澪ちゃんに彼氏がいない記念だもの」
澪「何だそれ」
梓「昨日こういうことがあったんです」
カクカクシカジカ
律「笑っちゃうよなー」
澪「…いるよ」
唯律紬梓「「「「え?」」」」
澪「彼氏」
唯律紬梓「「「「えーーーー!!!!」」」」
澪「ビクッ」
唯「ほらほらやっぱり!!昨日の人!!?」
澪「あぁ」
紬「そ、そんなぁ…」
唯「いつから付き合ってるの?」
澪「一ヶ月くらい前かな?」
唯「良かったね~おめでとう!」
澪「ありがと」
唯「遠目からしか見てないけど格好良かったよね」
澪「そうかな?」
唯「そうだよ!ねぇ皆?」
律紬梓「「「……」」」
澪「何このテンションの差…」
帰り道
澪「ごめんな律。なかなか言い出せなくて…」
律「良いって良いって」
澪「そうか…?」
律「まさか澪に彼氏が出来るとはなぁ」
澪「うん、自分でもびっくり」
律「どういう風に付き合うようになったの?」
澪「告白されて…」
律「そっかー。私の知ってる人?」
澪「……ううん、知らない人」
律「紹介しろよな?」
澪「あぁ」
律「……」
澪「……」
律「………おめでとう」
澪「……」
律「……」
澪「………ありがとう」
最終更新:2011年12月24日 00:52