とうじつ!

唯「アメちゃんよし!芳香キーホルダーよし!ギー太…いってくるからね!」ブワ

憂「お姉ちゃん…本当に大丈夫なの…?なんなら私から梓ちゃんに…」

唯「大丈夫だよ!お姉ちゃんにまかせて!」

憂「う…うん…でもつらくなったらすぐに連絡してね!」

唯「憂はいいこだねぇ…よし、行ってきます!」

憂「お姉ちゃん…いってらっしゃい…」




なかのけ!

唯「玄関先からすでにほのかな酸味が…」ピンポ-ン

梓『ハイ、あっ唯先輩!開いてるので上がってくださいです』

唯「お…おじゃましまー…ああもうすっぱ!なんで玄関がこんなに…」



梓「唯先輩?どうかしたんですか?」

唯「あずにゃん!?なんでもないよ!」

梓「そうですか…じゃあ部屋に案内しますね」

唯「そ…それはあずにゃんの部屋ってことかい…!?」

梓「まあ…そうですけど…嫌でしたか…?」

唯「そんなことないよ!」

梓「…?こっちです」

唯「(進むにつれてどんどんすっぱく…)」

梓「ここです」ガチャ

ツーン…

唯「う…ぐぅ…」

梓「唯先輩…?」


唯「わ…わあ…!かわいい部屋だねぇ!」

梓「そんな…ふ…ふつうです…」

唯「あ…ああそうだ!私喉がカラカラだったんだー!!」

梓「そうなんですか?オレンジジュースならありますけど…」

唯「オレンジジュース飲みたい!大好き!すぐ飲みたい!」

梓「じゃ…じゃあ用意してくるです…」ガチャッバタン

唯「窓を…!」ガラガラ

唯「スー…ハー…スー…ハー…生き返るぅ」

梓「唯せんぱ…どうしたんですか窓なんてあけて?」

唯「あずにゃん!えっと…そう!ちょっと暑いかなぁ…なんて!」

梓「確かにちょっと暑いですね…エアコン壊れちゃってるんです…」

唯「」

梓「どうしたんですか?顔が真っ青ですよ?」

唯「大丈夫…大丈夫」

梓「それならいいですけど…あ、これどうぞ。ジュースです」

唯「ありがとう…」ゴクゴク

唯「すっぱ!?」

梓「えっ?」

唯「しまっ…えっと、その、すっぱいオレンジだね!」

梓「糖度20のすごく甘いみかんを絞ったジュースですよ…?」

唯「あっ…あれー!口がおかしいのかな!?」

梓「お口に合わなかったみたいでスミマセンです…」

唯「そんなことないよ!それで…なにしよっか?」

梓「そうですね…せっかくですしギターの練習でもしますか?」

唯「そ…そうだねそうしよっか!うん!」

梓「あっでも唯先輩ギター持ってきてないですよね」

唯「あ…そっか」

梓「私が昔使ってたギター貸しますね…どうぞ」

唯「ありが…っ…(強烈にすっぱい…)」

梓「えっと、じゃあ難しいコードから教えるです。まずはこの指で…」グッ

唯「~っ!!」

梓「次に…大丈夫ですか?」

唯「大丈夫だよ…!平気平…気…!」



………

梓「ふぅ…こんな感じですね。それにしても暑くなってきましたね…」

唯「…」

梓「唯先輩?あっ、熱中症が怖いんで飲み物もってきま…」

唯「あずにゃんや…」ガシッ

梓「わぁっ…唯先輩!?」

唯「大事なお知らせがあります…」

梓「えっ…?」

唯「あずにゃんは気づいてないかもしれない…」

梓「あの…」

唯「あずにゃんは…」

梓「…」ドキドキ

唯「すっぱいです!!」

梓「…」

唯「…」

梓「…えっ」

唯「うう…」

梓「ご…ごめんなさいです…ちょっとなんのことなのか…」

唯「でもみんなあずにゃんの事きらいだなんて思ってないよ!大好きだよ!」

唯「でもすっぱいの…!」

梓「すっ…ぱい…」

唯「これ!においをかいでごらんなされ」

梓「なんですかこの袋に入ったハンカ…すっぱ…!!」

唯「これ…なんだかわかるかい…?」

梓「こ…これは…」

唯「これはね…あずにゃん…君の…

梓「嫌ぁぁあっ!そんなの嘘です!知らないです!」

唯「あずにゃん!!逃げたらだめだよ!自分の匂いと向き合って!」

梓「そんな…私…そんなの…ううっ」

唯「やっぱり無意識だったんだね…」

梓「今も…」

唯「え…?」

梓「今もすっぱいですか…?」

唯「……」

梓「うわぁぁぁもう死んでやるです!こんな恥ずかしい自分生きてる意味ないです!」

唯「あずにゃん!」

梓「うわぁぁぁぁ!!」

唯「あずにゃんが窓から…!」

梓「さよなら…先輩…むったん…私は…もう…」


バサァッ


「確保!目標は無事で…すっぱ!?」

「一応手当の準備を!救護班急げ…すっぱ!」


梓「(あれ…声が聞こえる…私生きてるの…?)」

唯「ムギちゃん!?」

紬「間に合ってよかったわ…こんな事もあろうかと下にクッションを敷いておいたの」

梓「ムギ…先輩…?」

紬「梓ちゃん…みんなあなたの事が大好きなのよ」

梓「うっ…私…私なんてことを…うう…ムギせんばぁぁぁい!」

紬「ひぃっ!あ…梓ちゃん…よしよし…いいこいいこ…うっ…」パタリ

「お嬢様ぁぁぁぁあ!!」




そのあと!

律「よっしゃー!今日はここまで!お茶だお茶だー!」

澪「おい律!機材の片付けくらい先にやれ!」

紬「まあまあうふふ…今日はケーキも用意してあるのよ?」

澪「う…ゴクリ」

唯「おおおー!眼福じゃ眼福じゃ!」

紬「梓ちゃんもどう?とっても美味しいわよ」

梓「私は今日は遠慮するです…まずは食生活の改善からだってお医者さんにも言われました」

律「じゃあ梓のぶんはもーらいっ!」

唯「あっずるい!」

澪「そうか…でもな梓、あんまり無理するのも体に良くないんじゃ…」

梓「ご心配なくです!これも自分のため!先輩たちのためです!」

紬「でも考え過ぎはダメよ。これは私たちとの約束ね!」

梓「ハイです!」

律「しっかし糖尿病予備軍とは…世の中なにが起こるかわからないな…」

紬「そうね…早めにわかってよかったわ…まさか匂いでわかるなんて」

唯「食生活で治るってお医者さん言ってたよね!あずにゃん頑張ろう!」

梓「先輩…私がんばるです!やってやるです!じゃあお先に失礼しますです!」

ガチャ



唯「あずにゃん明るくなってきたねぇ…」

紬「診断直後は見てるこっちかつらかったもの…」

澪「私たちも気をつけないとな…あむ…もぐもぐ…おいしっ」

律「クンクン…ん?なんかすっぱい匂いしないか?」

紬「あら…そう言われてみると確かに…」

唯「むむっ、匂いますなぁ…」

チラッ

澪「えっ…?」


end


46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/09/14(水) 02:20:19.78 ID:1t9mRpId0


ヒス、ハゲ、体臭の三重苦


51 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/09/14(水) 02:26:48.85 ID:a2bgpgXA0


>>46 
ハゲは認めないけど
ヒステリックでちょっとすっぱい匂いの澪ちゃん超かわいいだろ