唯「ってなに?」

律「違う、セックスレスリングだ」

唯「それでそのセックスレスリングって?」

律「簡単に言うとプロレスのセックス版なんだけどさ、今澪がやってるのは正確にはセクレスではない」

律「この地下闘技場で行われているのは挿入に重きをおいた『ハメレス』だ」

律「そしてエロレスやセクレスと決定的に違う点は命懸けの格闘技ってとこだ……」

唯「い、命? はは、そんなまさか」

律「まあ疑うのも無理はないだろうけど、これから始まる澪の試合を見ていればわかるさ……」

唯「も、もーおどかさないでよりっちゃん」

律「……」


律「ほら、選手入場だ」

ワアアアアアアアア!!

唯「うわっすごい歓声!」

律「澪は容姿端麗で結構強いから人気あるんだよ」

唯「へえー。あ、澪ちゃんの衣装ひらひらしててかわいい」

律「……まあ、どうせ後で破けるんだけどな」

唯「あれ、対戦相手も女の人に見えるんだけど」

律「そらそうだ。そうじゃなきゃ試合にならないし」

唯「でもさ、せ……せ、くす……するんでしょ?」

律「まあ見てろって」


カーン!

唯「あ、始まった……あれ?」

唯「ねえりっちゃん、気のせいか澪ちゃんに何か生えてる気がするんだけど。相手の選手にも」

律「チンポだ」

唯「えー!?」

律「ハメレスは基本的にチンポを挿入する事で相手にダメージを与える」

唯「ど、どうして澪ちゃんにそんなのが生えてるの!?」

律「そんなのは簡単に――お! それより澪の連続チョップが決まってるぞ! いけー!」

唯「え、ええー……頑張れー?」

律「まあ相手は無名のハメラーだから今回は楽勝かな」

唯「そうなんだ……」

律「よし、相手が怯んだ! 一気に大技で決めちまえー!」

律「澪お得意技のアクロバット挿入が出るぞ!」

唯「澪ちゃんがコーナーポストに登った!」


澪「はっ!」

  「げぼぉぉぉぉぉぉ!!!」


律「決まったーーーー!! フライングイラマチオ!!」

唯「す、すごい技……ていうかすっごく喉痛そう……」

律「こりゃあもう勝負ついちゃったかもな!」

唯「ね、ねえ、これってすっごく危ない事なんじゃ」

律「だから言ったろ、命懸けだって」

唯「どうして恥ずかしがり屋の澪ちゃんがそんな事を……?」

律「ハメレスは秘密裏に行われる賭けプロレスで大きい金が動く……報酬も並大抵のものじゃない」

唯「お金が目的……」

律「ああ、澪はどうしても短期間で大金を集めなくちゃならないんだ」

唯「だからこんな危険な事を……」


律「それより澪に声掛けに行こうぜ! あいつ私以外の知り合いに見られるのは初めてだからきっと恥ずかしがるぞ」

唯「え、でもまだ試合終わってないよ?」

律「あれ、そういえばカウントもとられてないな……何であの相手選手普通に立ってるんだ?」

律「澪の奴手加減でもしたのか? おい本気出せよ澪ー!」

唯「あっ、相手選手が澪ちゃんに攻撃してるよ!」

律「……」


唯「りっちゃん! 澪ちゃん大丈夫なの?」

律「あ、ああ、もちろ……なっ!?」

律「あいつ……澪を軽々持ち上げただとっ!?」


  「らぁ!!」

ボゴォ!!

澪「ひぎいいいいいいいいいいいい!!!」


唯「澪ちゃーーーーん!!」

律「ば……ばかな……あの澪がいとも簡単にパイルドラチンポを決められるなんて……」



唯「あ、あれ……澪ちゃん起きないよ? え、試合終わっちゃったよ……?」

律「テクニカルノックアウト……嘘だろ……」

唯「澪ちゃん大丈夫だよね!? ねえりっちゃん!」

律「くっ!」ダッ


澪「」

律「おい澪しっかりしろぉ!!」

律「くっしょぉ! 誰か早くタンカ持って来い!」

唯「あ……ああ……」




病院

澪「うっ……」

律「澪!」

唯「澪ちゃん!」

澪「ここは……そうか、私負けちゃったんだな」

律「今はゆっくり休め」

唯「……」

澪「唯……恥ずかしいだけじゃなくかっこ悪いところまで見せちゃったな」

律「なあに! 次で挽回すればいいじゃないか!」

澪「そうだな……」


――――

唯「澪ちゃんの意識が戻って良かったぁ」

律「……」

唯「りっちゃん?」

律「ハメレスの技は膣などの穴に深刻なダメージを与える」

律「しばらくは絶対安静だ……このままじゃ聡の命が……」

唯「聡君がどうかしたの?」

律「あいつは難病に侵されていて手術が必要なんだ。けどとてもじゃないけどあんな大金払えなくて……それを私の代わりに澪が……」

律「最初は私がハメレスに出て稼いでいたんだ。けど試合中に受けた技が原因で私の膣は再起不能になっちまった」

唯「そんな……」

律「澪はそんな私の代わりに……」

唯「そうだったんだ……」

紬「そんな事が……」

梓「澪先輩……」


唯「えっ!?」

律「おう、トレーニング組か、おつかれ」

紬「水臭いわりっちゃん!」

梓「そうですよ!」

紬「そう言う事なら私だって力になるわ!」

梓「私もです!」

律「で、でもお前たちだって……特にムギなんか会社の借金が」

紬「人の命には変えられないわ!」

梓「私達にもお手伝いさせて下さい!」

律「あ……ありがとう二人とも……本当にありがとう!!」

唯「私もっ! 私にもハメレスを教えて!」

律「唯!? 無茶だ!」

唯「私も力になりたいし……それに私だけ仲間外れなんて嫌だよ?」

梓「唯先輩……」

紬「唯ちゃん……」

律「いやしかし……」

唯「決めた! 私頑張るよ!」

紬「りっちゃん」

梓「こうなった唯先輩は止められないですよ」

律「ゆい……ぐすっ……け、けがしても知らねーぞっ」

こうして唯の特訓が始まった。


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