‐W0コックピット内‐


ヒイロ「・・・出撃する」

デュオ「最後に聞いていいか。どうしてDVD壊した」

ヒイロ「俺の戦いにけいおんは不要だ」

デュオ「帰って見りゃあいいだろ何も壊さなくても」

ヒイロ「そんな生ぬるい気持ちでは奴には勝てない」

デュオ「ゼクス・・・」

ヒイロ「それに、ゼロは俺たちの迷いに容赦無くつけこんでくる」

デュオ「なるほど・・・覚悟はできてるわけだ」

ヒイロ「俺は死ぬことは怖くない」

ヒイロ「俺の命なんて安いもんだ」

デュオ「でるぜ」

ヒイロ「先行する」

カトル「敵の数は膨大です。くれぐれも気をつけて」

トロワ「ヒイロ・ユイのフォローに回る」

五飛「ほうっておけ。ヤツは一人前の戦士だ」

カトル「なにか気になることでも?」

トロワ「・・・いや、思いすごしだといいが」

デュオ「なんだよ」


トロワ(DVDを撃った時のあの目・・・もしかしてあいつはまだけいおんに未練があるかもしれない)

トロワ(俺のミスだ・・・この大事な局面でヒイロを揺さぶってしまった・・・)


トロワ「なんでもない・・・」

デュオ「はぁ? お前らほんとに大丈夫かぁ?」

トロワ「トロワ・バートン。発進する」

カトル「カトル・ラバーバ・ウィナー。サンドロック、出ます」

五飛「フンッ。目の前の敵は叩く、それだけだ!」




・・・


ゼクス「ヒイロー! 待っていたぞー!」

ヒイロ「ゼクス・・・!」

ゼクス「決戦の舞台にはふさわしい」

ヒイロ「いますぐコレを止めろ」

ゼクス「リーブラは地球に落とす。真のオペレーションメテオは私が完遂するのだ」

ヒイロ「ゼクス・・・」

ゼクス「力づくでとめてみせろヒイロ!」ギュオン

ヒイロ「クッ」

ゼクス「どうした。そんなものか!」

ゼクス「動きに迷いがあるぞ! お前ほどの男に何があった!!」

ヒイロ「ゼロ・・・黙れ・・・黙れゼロ」

ヒイロ「俺は・・・俺は・・・」


ゼクス「・・・・なるほどな」

ヒイロ「!」

ゼクス「いまエピオンに搭載しているゼロシステムが教えてくれた」

ゼクス「ヒイロ。お前も見たのか」

ヒイロ「!!」

ゼクス「なるほど奇遇だな。私もあずにゃんが好きだ」

ヒイロ「ゼクス!!」

ゼクス「まだ一期しか見ていないのか・・・ふははは」

ゼクス「無様だなヒイロ」

ヒイロ「けいおんは関係ない・・・お前を・・・殺す!」


ゼクス「私は2期の20話まで見た」

ヒイロ「!」

ゼクス「興奮するとうっかり口を滑らすかもしれないな・・・ふっ」

ヒイロ「黙れ!」

ゼクス「教えてやろうヒイロ。この先あずにゃんはけいおん部で」

ヒイロ「やめろ・・・」

ゼクス「嫌なら私を落としてみせろ!」

ベキッ

ヒイロ「グッ・・・」

ゼクス「いまの不抜けた貴様にそれが出来るのならな!!」

ヒイロ「ゼクス・・・お前はッ!!」

ゼクス「私のライバルが堕ちたものだな」

ゼクス「さしずめけいおん放つ魔力にとりつかれたといったところか」

ゼクス「いや、それともあずにゃんに・・・? フフフ」

ヒイロ「ターゲットロック。排除開始」

ゼクス「あたらんぞー! ヒイロー!」

ゼクス「二期の第一話、まずは最初唯ちゃんが部室でギターを弾いていてだな」

ヒイロ「やめろォ!!!」

ゼクス「さよならだヒイロ。所詮私とエピオンの相手ではなかったということだ」

ブォン・・・

ヒイロ「俺は・・・こんなところで・・・!」

ヒイロ(死ぬ・・・・けいおんの続きもみれず・・・あずにゃんの想いにも答えられず)



ヒイロ「死ぬ・・・のか・・・・!?」

ゼクス「それが戦士の運命! もらったぁ!」



ヒイロ「クッ・・・あずにゃ――――――





――――――――

――――

――





「唯先輩。唯先輩、大丈夫ですか?」

「唯先輩! 起きてください!」



ヒイロ「う・・・俺は・・・」

ヒイロ「!」

梓「あ! 気が付きましたね唯先輩!」

ヒイロ「・・・・あず・・・にゃん?」

梓「大丈夫ですか? 先輩練習中急に眠っちゃって」

ヒイロ「ここは・・・」

梓「保健室ですよ?」

ヒイロ「・・・俺はいままでゼクスと・・・」

梓「はぁ? ぜくす? 何いってるんですか変な夢みすぎです」

ヒイロ「・・・・」

梓「みなさんに報告してきますね。あ、まだ念のため横になっててください」

ヒイロ「・・・・」


ヒイロ(何が起きた・・・ゼロが見せる幻か?)

ヒイロ(グッ・・・頭が・・・割れるように痛い)


ヒイロ「いまの女、確かにけいおんの中野梓通称あずにゃん」

ヒイロ「中野梓。桜ヶ丘高校二年。軽音部所属。身長150cm体重46kg」

ヒイロ「血液型はAB型。誕生日11月11日」

ヒイロ「・・・だがなぜ」

ヒイロ「ゼロ、答えろ。これがお前の見せる幻なら、なぜ俺をこんな目に合わせる」

ヒイロ「アニメで見た校舎と一緒だな」

ヒイロ「とにかく、現状を把握が先決だ」

ヒイロ「少し出歩いてみるか」

ヒイロ「む・・・鏡」



ヒイロ「クッ!」


ヒイロ「何ッ・・・俺が・・・唯ちゃんだと!?」

ヒイロ「これがいまの俺の姿・・・!」

ヒイロ「確かに、ヒイロ・ユイとヒラサワ・ユイ・・・似てなくはない」

ヒイロ(だが俺はコードネームだ・・・)

ヒイロ「現実的に考えるとありえない。やはりゼロの仕業か」

ヒイロ「判断に時間がかかる」

ヒイロ「・・・通信機、銃器はなし、あるのは胸のふくらみ・・・はっ!!」

ヒイロ「爆薬がしかけられているかもしれない・・・」

ヒイロ「俺は安否確認をするだけだ」

ヒイロ「任務了解」


モゾモゾモゾモゾ


ヒイロ「これは・・・!!」


モゾモゾムニュモゾモゾムニュ


ヒイロ「む・・・なるほど・・・任務終了。次の作戦に移―――」

梓「あ、あのあの唯先輩・・・なにしてるんですかっ!?」

ヒイロ「ッ!! 見たのか!!」

梓「み、みてません! 断じて決して神に誓って!」

梓「ご、ごめんなさい・・・まさか唯先輩がそんなことしてるとは思わなくて・・・」



ヒイロ「・・・中野梓」

梓「は、はい(なんでフルネーム!?)」



ヒイロ 「お前を殺す」デデン!

梓「!」



梓「!!?」

梓「こ・・・コロ助?」

梓「唯先輩だいじょうぶナリか?」

ヒイロ「任務を続行する」ダダッ

梓「あ、どっかいっちゃった・・・なんだったんだろう」

梓「やっぱり倒れたとき頭ぶつけたのかな・・・」

梓「ほんとにもう起きて大丈夫なんですか唯先輩・・・すごく心配なんですけど・・・」

梓「でもいま・・・ちょ、ちょっとだけかっこ良かったかも・・・」

梓「いつもの唯先輩と違うっていうか・・・」

梓「ほんのちょっとだけね・・・えへへ」



……



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