さらに数時間後


デュオ「ついに・・・終わっちまったな・・・寂しくなるぜ・・・」

ヒイロ「・・・」

五飛「・・・・」

トロワ「・・・・」

デュオ「瞬きくらいしろよ!」

カトル「みんな脱力してる・・・さすがに僕も疲れた」

ヒイロ「一つ訪ねたい。トロワ。俺たちの戦いは本当にこれで終わりなのか?」

五飛「あっけない・・・実にあっけない」

カトル「ふたりとも本気になりすぎだよ」

トロワ「朗報だ。実はこのけいおん。まだ27話も残弾がある」

ヒイロ「!!」

デュオ「まじかよ!!」

五飛「まだ俺は・・・戦士でいられるというのか・・・?」

トロワ「さらに二期からは、作画も演出もクオリティが跳ね上がる」

トロワ「どうやら当時大ブレイクしたようで、続編には多額の資金を投入したらしい」

ヒイロ「・・・」

トロワ「そして二期はこの俺ですら未視聴。未踏の地だ」

トロワ「なにが起こるかわからないが、それでも見るか・・・?」スッ

五飛「・・・」ゴクリ

カトル「見ましょう。でもちょっとだけ休憩してから!!」

ヒイロ「カトル、任務続行だ」

カトル「えー!?」

デュオ「おいおいマジかよ。俺たちもう6時間以上アニメみてるぜ」

五飛「キャンキャンとうるさい負け犬は去れ。うろつかれると戦いの邪魔だ」

カトル「僕らもムギちゃんたちみたいにお茶しましょうよ」

デュオ「そうそう! ぶっつづけでアニメ鑑賞なんて全然休憩になってねーよ」

ヒイロ「・・・了解」

五飛「クッ・・・これだから弱いやつらは」




‐お茶中‐


ヒイロ「トロワ、残り27話といったか」

トロワ「あぁそうだ。だが最後の数話分は手に入っていない」

デュオ「めちゃくちゃ人気があって入手困難、だそうだ」

トロワ「本当にみるのか?」

ヒイロ「あぁ。撤回はしない」

カトル「続きが気になって戦いに集中できないなんて言わないでくださいよ」

デュオ「ま、コイツの場合そういう心配は無用だろ」

ヒイロ「・・・とうぜんだ」

五飛「女にうつつを抜かすなど、くだらん」

デュオ「こういう奴らに限ってハマるんだよ。怖いねぇ」

トロワ「・・・全くだな」

カトル「トロワもだよ」

デュオ「だいたいトロワお前どうしてアニメなんて見ようと思った」

トロワ「記憶を失っているときに少しな。テレビで再放送をやっていた」

カトル「そうなんだ」

トロワ「俺たちは戦士、だが、それ以上にまだ少年期だ」

トロワ「年齢にふさわしい娯楽というものもあるだろう」

デュオ「じゃあこの戦いが終わったらたっぷり入れ込めよ。なにしよーが自由だ」

トロワ「そうさせてもらうつもりだ」

カトル「僕もなにかアニメに携わる仕事についてみたいです」

トロワ「それはいい考えだなカトル。この業界は慢性的な資金不足に陥っているらしい」

ヒイロ「アニメを創るには金が必要なのか・・・」

トロワ「俺たちは壊すことしかしらなかった。だがいまはもう違う、唯ちゃんたちが教えてくれた」

ヒイロ「トロワ。それがお前の選択か・・・?」

トロワ「ゼロはお前にどんな未来をみせる」

ヒイロ「・・・わからない」



ハワード「お前たち!」ダバダバ

デュオ「どうしたハワード!」

ハワード「なにを優雅にお茶なんてやっとる! ホワイトファングが動いたぞ!」

ヒイロ「ゼクス!」

五飛「間の読めん男だ」

デュオ「さぁてと、夢物語はおしまいにして本職にもどりますか」

ヒイロ「・・・」

デュオ「・・・ヒイロ。心配しなくてもあずにゃんになら後で会えるぜ」

ヒイロ「生きて帰れたらな」

カトル「不吉なことをいわないでほしいな」

ヒイロ「しかし未練を残しておくと、戦士としての勘がにぶる」

五飛「同感だな」

デュオ「はぁ?」

ヒイロ「さよなら・・・あずにゃん・・・」カチャリ

DVD「・・・」


バキュン! ベキョベキョ


ヒイロ「任務終了。いくぞ」

五飛「お前は正しい。戦いに女など不要だ」

デュオ「こ、壊しやがった・・・」

カトル「貴重なDVDが・・・」

トロワ「・・・・」

デュオ「おいヒイロ! トロワに謝れよ!」

トロワ「いや、いい。俺たちは戦うこと以外知ってはいけなかったんだ」

トロワ「俺の迷いを絶ち切ってくれたヒイロには感謝している」

デュオ「そ、そうかよ・・・でもお前・・・」



トロワ「ん・・・なんだこれは? ・・・俺の・・・涙か・・・」ポロポロ



第一部 終わり



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