かきふらい「ふぅ…。間に合ったようだな」ザッザッ…

TBS「き、貴様ッ…!なぜここに!?芳文社に監禁していたはず…!」

かきふらい「担当編集に手伝ってもらってね…。ようやく抜け出すことができたよ…」

かきふらい「待たせたね唯ちゃん」

唯「う…あ…」ブワッ

TBS「ふ、ふん!今さら貴様が出てきたところで何が出来る!
    貴様はすでにこのビジネスの環に組み込まれて逃げ出すことなどできんのだぞ!」

かきふらい「それはどうかな…?」パサッ

TBS「!?こっ、これは…!」

唯「四コマの…原稿…?」


かきふらい「私は連載を終わらせることにした。芳文社を去るのは名残惜しいがな…」

TBS「馬鹿な!そんなことをして貴様、金はどうする!?生活はどうするつもりだ!!
    大体それではこの平沢達も消滅するんだぞ!?」

かきふらい「私は同人出身。けいおん!は同人作品としてコミケに出していくことにした。
        生活費は今までの貯金で十分事足りるからな」

TBS「きっ…貴様…!」

かきふらい「私はアニメの監督ほど人気はないが…
        それでも慕ってくれる奇特な人達は少なからずいるのでね…。
        君たちサラリーマンに振り回されるのはもう終わりだ」

TBS「お…おのれ…!だがしかし…!そんなことをしてファンの豚どもが大人しくしているわけ…!」


ガチャ

社員「た、大変です!外が大騒ぎになっています!」

TBS「くっ!今度はなんだ!?」


豚A「TBS出てこいブヒ!」

豚B「24回コンプしたのにフィルム貰えねえぞゴルァ!」

豚C「映画観まくったのにもらえたフィルムがただの風景ってどういうことだゴルァ!」

豚D「転売ヤー対策しろやゴルァ!」

豚E「韓流反対!」ウロウロ

豚F「りっちゃんのグッズ少ねぇぞゴルァ!」

豚G「全国で再放送流せやゴルァ!」

豚H「あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!」



社員「局の建物の周りを豚達が大挙して包囲しているんです…!」

TBS「バ、バカナ…!コンナハズハ……!コンナハズハ!」

かきふらい「TBSよ…諦めるんだ…」



豚I「よしお前ら!建物にタックルして倒壊させるブヒ!」

豚J「やってやるブヒ!」

豚一同「プギィーーーー!!」


ドォン!!!!!!!


TBS「く、くそっ…!くそォォォォォォオオオオ!!!」

かきふらい「さぁみんな!ここは危険だ!早く避難を!」

HTT「は、はい!」

山田「あ、あの…私…」

かきふらい「フッ…過ぎた事はもう忘れたよ。さぁ!監督も急いで避難するんだ!」

山田「…!はい!」



ガラガラ…


ゴゴゴゴゴゴゴゴ…


HTT「ハァ…ハァ…!」タタタ

堀口「急いで!私達も倒壊に巻き込まれてしまう!」タタタ

山田「はぁ…はぁ…!出口が見えてきたわ!」タタタ

かきふらい「むっ…!?」

ザッ

TBS「へ…フヘヘ…!逃がさん…逃がさんぞぉ…!貴様らも道連れだ…!」

かきふらい「やれやれ…。みんな!ここは私に任せて逃げるんだ!」

唯「で、でもそれじゃあかきふらいさんは…!」

かきふらい「さぁ早く!死にたいのか!」

一同「……!」タタタ


ゴゴゴゴ…


TBS「フヘヘへへ…あいつらが逃げても貴様が死ねば全て無に帰る…!」

かきふらい「…かもしれんな」

TBS「貴様は所詮ただの四コマ漫画家……。テレビ局に逆らったのが間違いだったんだ…!」

TBS「貴様さえ…貴様さえここに現れなければ…!TBSの復権も出来たものを…!許さんぞ!!!」

かきふらい「ふぅ…」コキコキ

かきふらい「お喋りをしたいのかい?不動産屋さんよ。さっさとかかってきな」クイクイ

TBS「ほざけぇーーーーーーーっっ!!!!」バッ

かきふらい「波ぁーーーーーーっ!!!!」


ガラガラ…ゴゴゴゴ…

ズゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!

ドグワシャアアアアアア!!!!





……――……

…―――続いてのニュースです。

三年前に起きたTBS倒壊事件の現場の瓦礫撤去が、今日の午後4時を以てようやく終了しました。

すでにお伝えした通りTBSは局を立て直す資金繰りに頓挫し、ケーブルテレビとして事業を続けていますが、社長は撤去作業終了を受けての記者団の質問に対し、無言でTBS跡地を去りました。

この事件の犯行に及んだ数千人は既に釈放されており、メディアに対する物議を醸し出したこの事件もここでひとまず終焉を迎えたようです。


えー、では次のニュースです。


昨夜辞任を表明した○×大臣に対し、首相官邸は――……




二年後

コミケ会場


ワイワイガヤガヤ…

豚H「ちっ……最近の萌えアニメはいまいちなのばかりなのだにゃん」

豚H「おかげでコミケに来ても買うものが全然ないのにゃん」

豚H「もっと百合百合したアニメが観たいのにゃん…」ハァ

豚H「ん?あれは…」

?「一冊どうですか?」

豚H「これは…!けいおんの同人!懐かしいのにゃん!一冊とは言わず五冊買うのにゃん!
   おじさんいいセンスしてるにゃん!」

?「ありがとう。けいおん!を知っているのかい?」

豚H「もちろんだにゃん。最近はあまり名前を聞かなくなって寂しいのにゃん…。あずにゃんにゃん…」

?「そうか。でも君のように覚えてくれている人もいて彼女達も幸せだと思うよ」

豚H「そうだといいにゃん…」

?「…おっと、この五冊で売り切れみたいだね。じゃあ私は帰るとしよう」

豚H「もう行ってしまうにゃん?あまり売れてないみたいだけどまぁ同人だしいいのかにゃん…?」

?「そうだね。楽しく描いているから私は十分満足しているよ。君のような人にも出会えたしね。
  それじゃあ行くとしよう。次のコミケでもよろしくお願いするよ。では…」スタスタ

豚H「あ……行ってしまったにゃん」

豚H「……早速読んでみるにゃん」ガサガサ

豚H「……こ、これは…!原作絵そっくりなのだにゃん……」

豚H「……あず……にゃん……」

豚H「……」


……――ワイワイガヤガヤ


~fin~