純「……ふぅ」

梓「なに純、朝からブルー入ってんじゃん。財布でも落としたの」

純「…アンタらは人として財布よりも大事なモン落としてるけどね」

梓「ん? なに言ってるのよ」

純「そんな薄ら笑いはそこまでよ、放課後アンタらの顧問に言いつけてやるかんね!」

梓「だから何の話よ、今日はなんか変だよ。そんな事より小テストの練習した?」

純「あんたらの先輩のせいで勉強どころか一睡も出来なかったわよ!」

梓「だから何よそれは。アメリカンジョークなのかな?」



純「…あ、ここ昨日勉強した所だ」カリカリ

梓「……やっばいなぁ、全然わかんない」カリカリ


ピンポーンパーンポーン♪ピンポンパーンポーンー♪


純「…もぅ、気が散るなぁ折角良い調子なのに」カリカリ


『2年4組の鈴木さん。2年4組の鈴木さん、至急職寝室まで来てください』


梓「呼ばれてるね純」カリカリ

純「なんだろ? とりあえず最後の問題だけでも」


ジュンチャンノーアタマッテ♪カタヤーキソバミタイダヨネ♪


純「……え?なにこのチャイム…」

梓「…!」ダッタダッタッダ!!

ガラガラガラ

律「あずさー!こっちだ、早くロープを!」

梓「レンジャー!」ブン

ヒュルヒュルヒュル

純「…え?なに、窓にロープ垂らして…」

律「軽音部、突撃ぃー!!」ガッシ

唯「レンジャー!!」ガッシ

澪「レンジャァー!」グイッ

純「は、早く職員室に行かないと」

教師「おい鈴木、何を勝手に立ち上がってるんだ。テスト中だぞ」ガッシ

純「ちょ、ちょっと!」

ダッタダッタッダ!!

唯「レンじゃぁー!! レンじゃぁあああ!」ブン


バッシャーン!!


純「べぶるヴぁあぁあ!あっづいんってばぅいいぃぃい!!私のテストがぁぁ!」ゴロゴロ



唯「いっえーーぃ!純ちゃんの先生タッチ、教育的指導ターッチ!」パン

教師「教室内で走らないように!」パン

律「ミッションコンプリーツ!お前らは最高の部下だ!!」

梓「れんじゃー!」ビッ

澪「ふふ、これじゃあハリウッドのSFXが形無しだよ」



梓「そういえばテストの時のアレって何だったの?」

純「それは私が聞きたいよ! どっから持ってきてるのよあの八宝菜は!」

憂「八宝菜…? 何のことかな。梓ちゃんが言ってるのは放送の呼び出しだよ」

純「あぁ…、あれはお母さんがお弁当入れ忘れたって電話よ」

梓「なるほど、だから今日もパンなんだ」

純「そういう事よ」モグモグ

梓「毎日パンだと飽きちゃうとね。ウチも学食があればいいのに」モグモグ

憂「そうだよね、お弁当も同じようなのになっちゃうし」モグモグ

梓「中華料理とか食べたいよね」

憂「あ、それいいね梓ちゃん」

純「中華が食べたいんならコレ食べればいいでしょ!ほら、耳のうえのあたりにカマボコついてるわよ!」バッ

梓「え? 何いってるのよ純」

憂「そうだよ、純ちゃんの髪の毛は食べるものじゃないよ」

純「だから、ずっとそう言ってるでしょ!」




純「やっと放課後だよ…。えっと、梓達の顧問は山中先生だよね」キョロキョロ

さわ子「あら、誰かお探しかしら?」

純「あ、ちょうど良かった

さわ子「何よ、そんなに慌てて?」

純「実は軽音部の事で相談があるんです!」

さわ子「軽音部?もしかして入部希望者かしら」

純「そんな訳ないですよ。私は軽音部に滅茶苦茶にされたんだから!」

さわ子「穏やかじゃないわね。めちゃくちゃって、何をされたのよ」

純「言っても信じられないかもしれないですけど」

さわ子「そんなこと無いわ、言ってごらんなさい」

純「実は軽音部の人達が、私の頭を…」

さわ子「鈴木さんの頭を?」

純「固焼きそばみたいだって」

さわ子「そんな事を言ったの?信じられないわね」

純「本当なんですよ、それであんかけをこうドバーって!」

さわ子「鈴木さんの頭にそんなアツアツを?」

純「そうなんです!」

さわ子「これが本当なら大変な事ね…」

純「信じてくださいよ先生!もう頼れるのは山中先生だけなんです!」

さわ子「そうね、分かったわ。平沢さん達なら確かにやりかねないわね」

純「助けてくれるんですか?」

さわ子「当たり前じゃないのよ、生徒を守るのが先生の役目よ」

純「良かったぁ、山中先生って意外と頼りになるんですね」

さわ子「こらぁ、意外って何を。意外って」

純「あはは、ごめんなさい」

さわ子「それじゃ、今から部室にいって詳しい話を聞いてみるわね」

純「お願いします先生!」

さわ子「安心して、もう二度とそんなふざけたイタズラをさせないから」スッ

純「…は、はい!」



純「それじゃ失礼しますー」ペコリ

教師「あ、山中先生。先ほど提出していただいた書類なんですが…」ペラッ

さわ子「はい。何か不備でもありましたか?」


教師「いえ。…鈴木の頭って固焼きそばみたいですね」

純「…………え?」


ダッタダッタッダ!!

律「よろしくおねがいしまーっす!!」ガラララ

澪「よろしくお願いしますじゃなくて失礼しますだろ?まったく律は」ガシッ

純「な、離してください! ここをどこだと思ってるんですか! こんな所で八宝菜なんかかけたらどうなるか…」

唯「ちぇいさぁあぁーっ!! ゆめいろちぇいさぁぁあああ!」ブン


バッシャーン!!


純「べずぁああぁあ!ああっじいぃぃい!!せ、先生ぇぇえ!」ゴロゴロ

さわ子「あぁ、ごめんなさい。ここに捺印が必要でしたね」ポンッ

教師「はい、ありがとうございます」ペコリ




純「も、もうダメよ…誰も信じられない…。こうなったら」グイッ

パカッツ

純「体育倉庫の中の跳び箱の中に隠れてよ。まさか軽音部の連中もここに居るとは思わないでしょ」

スタスタ

純「おっと、その前に校内放送のスピーカーをオフにしてっと」カチッ

純「これで完璧だね。完全下校時刻までここにいれば安全だよ」



純「ふぅ、携帯ゲーム機持ってきてよかったよ」ピコピコ


ガララ……

純「えっ!? まさか軽音部に居場所がばれたの…そんな馬鹿な!」ビクッ


女子A「ふふ、ここなら誰も居ないわね」

女子B「は、早くしてくださいよ…。もう我慢できないんです」

女子A「仕方ないわねぇ」グイッ


純「うぉ…。なんか噂には聞いてたけどまさかこんな現場に遭遇するなんて…」


女子B「ぅ…うん…あぁ…」チュパ


純「すご…、舌が入ってる…。さすが女子高だよ…」


女子A「ほら、次はどうして欲しいの?言ってごらん」

女子B「は…恥ずかしいよ…」モジモジ


純「これは記念に写真撮っとかないと…、えっと携帯のカメラ、カメラ…」ゴソゴソ


女子A「言わなきゃしてあげないよ…」

女子B「そ、そんなぁ……」


純「あ、あった。よーしこの、跳び箱の覗き穴から」


女子A「ほら、早く…鈴木さんの…?」

女子B「鈴木さんの…頭って……すごく、固焼きそばみたいです」

純「…………え?」


唯「URRRRRRRRRRRRI!」


バッシャーン!


純「ずびゃあぁああ!ぐっづいぅいいぃぃい!!目がぁぁ!」ゴロゴロ

唯「いっえーーぃ!性的タッチ、エロスあんど杉本ターッチ!」パン

女子A「デバガメハ犯罪よ!」パン

律「いっつふぉーりんラヴ!!」パパン

澪「ある程度のお色気で釣るのは2時間サスペンスの基本だからな。この作品はいい作品になる」

純「も……もうダメ…」ガクッ



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