律「アンドロイドを発表します」

記者「経緯を教えてください」

律「前回は実態を持たない人工知能を作成したので、それを載せたアンドロイドをということで」

記者「アンドロイドは平沢氏も発表されていますが」

律「違いは人工知能の高さです。人間のような感情、表情も豊かです」

記者「アンドロイドはどのように製造されたのですか」

律「それは機密ですが、今から見ていただくものに驚かれることでしょう」


律「アンドロイド、MIO、です」バッ

MIO「こ、こんにちは…//」

記者「…」パシャッパシャ

記者「…これは何に使用できると」

律「前回の会見でも申しました通り、使い方は自由でみなさんの役に立てればと」

記者「…」ゴホッ

律「あれ…?」

やはり駄目だったんだ。醜悪すぎる。フランケンシュタインの再来、とか。

マスコミは騒ぎ立て始めた。死体を弄んでる、とか、ネクロフィリア、とか、

根も葉もない噂も立ち始めて、私は研究をやめた。止めざるを得なかった。




唯「進化したアンドロイドYUIです!」

「おおー!」パチパチパチ

唯「今回は頭もよくなりました!ね、YUI」

YUI「うん!唯ちゃん!」

記者「おー!」パシャッパシャ

私のものに比べて彼女のアンドロイドは容姿端麗で、性格も親しみやすくて、

広く受け入れられたようだった。

それもあって彼女は巨大財閥の琴吹家の援助も受けて、開発を加速させていた。

知能としては私のMIOの方が勝っているのに…。悔しかった私はある賭けに出た。



律「20億円…で、どうだ」

梓「…」

梓「…やりましょう」

そう、彼女の開発グループにいた中野を買収したんだ。

中野は言われたとおりに研究データを持ち去って私のもとに届けてくれた。

でも、彼女は、平沢システムズは、その失態を隠していたようだった。

いや、中野を信じていたのか?

…そのせいもあってか、結局アンドロイドYUIの量産化はできなかったみたいだよ。


私はせっかく作り上げたMIO―たとえその容貌が醜悪でも、人間の心をもっていて

優しいMIOを、必ず美しいアンドロイドにしてあげたかった。私の汚名も返上したかった。

奪った研究データをもとに、MIOに新しい姿を与える。私はそう決意した。




―――――――――――――――
―――――――

唯「…」

律「へっ、その結果、だよ」

唯「あずにゃんだった、やっぱりそうだった」

律「どうだ?自分の部下に裏切られた気分は」

唯「信じたくなかったけど、そうだと分かったから、殺したよ」

律「ああ、だから私も動かざるを得なかった。唯」グイッ

唯「うぅ…」

律「そしてあの知能……」

憂「お姉ちゃん…!」

律「…私のものを盗んだんだろう、唯!?」

唯「違うっ…私が自分で」

律「嘘をつくなっ!」バシ!

唯「うぅ…」

律「…その後は悲惨だった。唯の発表の後じゃ見向きもされなかった」

唯「…」

律「パクりとか、偽造品とか…!MIOは綺麗で優しくて頭もよくて!それなのに!」

唯「実際にパクり、だしね」

律「うるさぁい!!人工知能だ!全てのルーツは私にあるんだっ!」

唯「…」

律「…澪!!早くそいつを殺せ!!破壊しろ!!」

澪「お、おう…」

憂「くぅ…」

律「…それから考えたのは過去の破壊だ。気を見計らって殺すつもりだった」

唯「…」


律「しかしまさか唯から動くとは思わなかった…が、こんな形で決着がつけられるとも思わなかった」

唯「ふふ、そうだね」

律「なんで笑うんだ」

唯「だって、わたし、決着なんていらないし」

律「…」

唯「それに別にいいかなーって」

律「こいつぅ…」グリ

憂「お姉ちゃん!!」

律「澪!!とどめだ!!早く!!」

澪「りょ、了解」

『 transform .... -> arm : Phased Plasma Canon 』ピピー

澪「…放出」




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     , : : :/: :/: : ハ:i: : : : :ヽ: : : :ヽ∨
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   l/: :/: : メl、/ |  l|X |ヽ: l/: : :ハ j
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   l :{: : :/、  ;    、 |: :}: | V
   ヽハ : ! `¨    ` ー'レヘ;ノ,ノ
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         \ ,-;^    /} }
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      l { /      ハ_,ノヽ }ー ¨ /
      レ7 /   } / }_j  V   /|
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唯「りっちゃん、ういは水素電池を搭載しててね…」

律「…!」

唯「えへへ…離さないよぉ」ぎゅ

律「くっ…」


スゥー…


憂「…」

澪「…あれ?」

律「…なんで」

唯「ふっふっふ」


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