梓「くっ・・・・!!!」プルプルプルプル

律「・・・・・・」

紬「はい、お茶」コトン

澪「ありがとう、ムギ」

紬「うふふ~♪」

唯「」ウツラウツラ

紬「唯ちゃん、これ飲んだら目が覚めるよ、はい」

唯「あ~、ありがと~むぎちゃ~ん」ネボケネボケ

梓「・・・くひひ・・・」プルプルプルプル

梓「り、律先輩が・・・・じゅ、じゅりえ・・・ジュリエットとか」プルプルプル

澪「・・・・・・」ズズッ

律「―おい、梓」

梓「へ?な、なんでクフッすか?り、るぅいつせんぱひっウェヒヒ」プルプルプル

律「あー、なんだ、そのそんなにおかしいか、ええ?このやろうっ」

がしっ

梓「いや、おかしくないっすよ。いいと思いますよ、律先輩。てか、なんで肩くんでくるんですか?」

律「いやーなんとなくだから気にしないでくれよ、梓くん」

梓「そ、そうっすか・・・でも、それにしても楽しみだなぁ~」

律「なにがだよ?」

梓「そりゃーなにがって律先輩の」

律「俺の?」

梓「女装」ブフゥ!!

律「おもいっきし笑ってフイてんじゃねーかっ!!なーにが『おかしくないっすよ』だ!!こんちきしょー!?」

ぎゅっ

梓「だっー!?律先輩、コブラツイストはだめですって!?入ったはいったいぃぃぃいたいいたいたい!?」ギャー

澪「このお茶おいしいなぁ、ムギ」

紬「本当?そう言ってもらってうれしいわ」エヘヘ

唯「まいうー」ゴクゴク


―――――

梓「」グッタリ

律「ったく。ジュリエットなめんな!」

紬「りっちゃん。やる気まんまんね~。はい、お茶」

律「さんきゅ。やる気なわけじゃないけどな。引き受けた以上はちゃんとやらなきゃいけないだろ?」

紬「そうね。ふふっ」

律「まぁ、ロミオとジュリエットとか話の内容知らないけどな」ズズッ

紬「え?」

律「ん?」

澪「・・・・・・」

唯「まいうー・・・」ゴク・・・ゴク・・・

律「あ、このお茶うまっ」

紬「あ、ありがと。というか、りっちゃん、ロミオとジュリエットの話本当に知らないの?」

律「当たり前だろ?グリム童話とか読んだことねーよ。名前は知ってるけど」

紬「・・・・・・」

梓「グリム童話じゃないですよ、律先輩」イテテ・・

律「へ?じゃあ、なに童話だよ、ロミオとジュリエットは」

梓「とりあえず童話から離れましょうよ・・・」

紬「梓くん、お茶ど~ぞ」コトン

梓「あ、ありがとうございます。ムギ先輩」ニコッ

紬「いいえ~」ニコニコ

梓「ロミオとジュリエットはイングランドの劇作家ウィリアム・シェイクスピアによる戯曲です」ズズッ

梓「あ、本当にお茶おいしい」

紬「えへへ~」

澪「おい、唯、コップもちながら寝るなよ。危ないぞ」

唯「う~・・・ん~・・・」ウツラウツラ

律「ギキョク?」

梓「簡単にいうと戯曲っていうのはですね、舞台用にかかれた文学作品ですね」

律「へーそうなのか」

梓「てか、ロミオとジュリエット知らないのにどうしてジュリエットが女ってのは知ってるんですか?」

律「ん?あぁ、勘」

梓「はい?」

律「だってよ、クラス中みんな笑ってんだぞ。さすがに俺でも気がつくよ」

律「しかも俺以外の候補者の名前全部女だったし」

梓「あぁ・・・てか、律先輩ってクラスでいじめられてるんですか?」

律「は?なんでそうなるんだよ」

梓「いや、なんでもないです。きっと知らないほうがいいことがこの世にはあるんだ」ウンウン

律「なに一人で納得してるんだよ」ゴク

梓「でも、ロミオ役が秋山先輩でよかったですね」

律「え?なんで?」

梓「え・・・?だって、ロミオとジュリエットって恋愛ものですし」

律「」

澪「・・・・・・」ゴクッ

律「まじで?」

梓「本当に話知らないんですか・・・有名な話なのになぁ。マジですよ。ガチ恋愛ものです」

律「・・・・・・うそ」

紬「りっちゃん、どんな話だと思ってたの?」

律「てっきり、ジャックと豆の木みたいな冒険ものだと思ってた」

梓「ジャックと豆の木は知ってたんですね・・・」

律(澪は知ってたんだろうか・・・)チラッ

梓「ムギ先輩はなにするんですか?」

紬「脚本書きますっ!」

澪「ムギ~。脚本、お手柔らかになぁ~」

紬「うふふ。まかせておいて。澪ちゃん!!しっかり山場作るからね!!」

澪「・・・・・・逆に不安になってきた」

紬「えぇー!?」ガーン

律(って、知ってるよな。梓が知ってたくらいなんだから)タハハ

律(・・・別れたってムギと唯とか、クラスのやつにも言ってないみたいだし・・・)

律(何かんがえてんだかなぁ・・・)ゴクゴク

梓「・・・唯先輩はなにするんですか?」

唯「」ネボケネボケ

澪「おーい、唯聞かれてるぞ~?」

唯「・・・う~ん?」ネボケネボケ

澪「おはよう、唯。てか、なんか眠そうだな」

唯「いやー、昨日の夜ちょっとめがねの人から惚気電話がかかってきてて~あんまり寝てないんだよ~」ネボケネボケ

梓(めがねの人・・・?)

澪「そうなのか・・・(めがねの人?)」

紬「唯ちゃん」

唯「ん?」ゴシゴシ

紬「梓くんが、唯ちゃんは劇でなにするのか?って聞いてたのよ」

唯「おぉ~~!!あずにゃんは私の役が気になると!!」シャキーン

梓「あ、いや、気になるというか・・・話の流れから聞いたっていうか~~!?」アワアワ

唯「木だよ」

梓「へ?」

唯「私は木(G)で劇にでますっ!!」ドーン

梓「・・・木(G)・・・(そんなに木が必要な話だったっけ?)」

律「まぁ・・・とりあえず、練習しよーぜ」ガタッ

梓「なにぃ!?」

唯「おぉ!?」

紬「あら?」

澪「・・・・・・」

梓「律先輩が練習しようだなんて・・・なにかあったんですか・・・?」

律「・・・そろそろ泣いてもいいかな?」ハハハ

律「まぁ―・・・」

律「別に・・・なんもないさ。俺たちもライブするんだしさ、さすがにのんびりしてられないだろ?」

澪「・・・・・・」

梓「あぁ・・・ようやくまじめに練習ができそうだ・・・」ジーン

律(こういう気分の時はなにも考えずにドラム叩くのが1番だ)

紬「じゃあ、練習しよ~」オー

澪「・・・・・・だな」ガタッ

唯「あ、りっちゃん」

律「ん?なんだよ、唯。早くギー太かまえろよ」

唯「今日、帰りちょっといい?話たいことがあって」

律「はい?」

梓澪「・・・?」

紬(・・・あら?)

律「あー・・・まぁ、別にいいけど、なんだよ」ポリポリ

唯「えへへ、まぁまぁ。それはそのときに!!」

律「ふーん。まぁ、なんでもいいから早くギー太かまえろよ」

唯「はーい。ギー太ぁあ~」スタタタ

梓(え・・・?なにはなすんだろう・・・)

澪(・・・唯・・・?)

唯「よーし!準備できたよー」

律「じゃあ、まずはごはんな」

梓唯紬「はーい」

澪「・・・・・・」

律「・・・」

紬「りっちゃん?」

律「んぁあ・・・1、2、3、4!」


21通りめ ロミオとジュリエット 終わり



キンコンカーンコーン

純「やっと終わった・・・」グッタリ

梓「おい純」

純「ん?あぁ、梓か」

梓「今日はスタジオで練習だから」ボソボソ

純「あ・・・そうだったっけ・・・」

梓「おいおい、しっかりしろよ・・・」

梓「俺と律先輩は部活終わってから行くから少し遅くなるかもしれない」

純「てことは・・・最初は俺と和先輩の2人だけか・・・」

梓「ん?なに?お前真鍋先輩嫌いなのか?」

純「え?なんで?」

梓「いや・・・なんか、そんな眉間にしわ寄せてる顔あんま見たことないから」

純「そっか・・・いや、嫌いなわけじゃないんだけどな」

梓「?」

純「ん~、なんというか、俺が嫌いというよりもむしろ和先輩のが俺のこと嫌いなのかな?って思ってた時期があったもんだから」

梓「へ~・・・そうなのか。そういや中学一緒だっけか?」

純「あぁ。まぁ、色々と・・・。今となっては昔のことだけどな」ハハハ

梓「・・・?」

純(憂は・・・俺を選んでくれたんだし・・・和先輩彼女できたんだし、もういまさらだよな?)

梓「よくわからないけど、とりあえずちゃんと時間守ってこいよ?予約は律先輩の名前でいれたから」

純「おう!てか、『入れたから』って梓が予約したのか?」

梓「そうだけど」

純「じゃあ何で律先輩の名前で予約してんだよ」

梓「ん~、いや、ああいうスタジオで自分の名前使うのってなんだかためらわれるよね」ニコッ

純「いい笑顔だなぁ、おい(先輩かわいそっす)」

憂「純ちゃ~ん、一緒にかえろ~」

梓「お。じゃあ、俺部活いくから!またあとで」タッタッタ

純「おう!がんばれよー」

憂「梓くんとの話邪魔しちゃった?」

純「ん?あぁ、大丈夫だよ。ちょうど終わったとこ」

憂「そっか。なに話してたの?」

純「ちょっとね(憂にもバンドのことはまだ内緒のがいいよな。唯先輩に知られたらまずいだろうし)

憂「ふ~ん」

純「じゃあ、帰ろう・・・・あ!」

憂「うん?どうかしたの?」

純(このまま憂と一緒に帰って家まで送ってって、自分ち帰ってベース持って反対方向のスタジオまでチャリで約30分ちょい・・・)

憂「じゅんちゃん?」

純(絶対遅刻する・・・!?)

純(梓ならともかくさすがに和先輩は待たせられないぞ・・・・どうする?俺!?)チラッ

憂「?」

純「・・・」

純「あ、・・・う、うい!?」

憂「え?どうしたの?いきなりそんなにあわてて」

純「す、すまん!?ちょっと用事を思い出した。今日一緒に帰れない!!」

憂「・・・え?」

純「その、ホントにごめん!!今度ジュースおごるから!!じゃあ!!」ダッシュ

憂「え?あ、ちょっと純ちゃん!?」

タッタッタッタ

憂「行っちゃった・・・」ポツン

憂「ジュースは要らないんだけどなぁ・・・」ボソッ

「ういちゃーん!」

憂「あ、女Aちゃん」

女A「今日は鈴木くんと一緒じゃないの?」

憂「うん。今日はなんだか用事があるんだってさ」

女A「そうなんだ。じゃあ、一緒に帰ろうよ。今日私部活なくてさー。久しぶりにヒマなんだぁ」

憂「そっかぁ。じゃあ、一緒に帰ろうか」ニコッ

女A「うん!あ、アイス食べて帰ろらない?こないだ新しいお店出来たよね?」

憂「うん、いいよ~。私、アイス大好きなんだ~」ニコニコ

女A「ほんと!よかったぁ!!じゃあ、さっそくGO!!」スタスタ

憂「ははは・・・たのしみだねぇ~」タタタ

憂(・・・純くん)


―――――

和「・・・」

純「あ、和せんぱーい!!」チャリチャリチャリ

和「お・・・純」

純「おまたせしてす、すいません」ゼェハーゼェハー

和「大丈夫か?すっごい息乱れてるけど」

純「あはは・・・だ、大丈夫っす!!自転車とめてきますね」ゼェーゼェー

純(ま、まにあった!!)

和「そんなに急がなくてよかったのに」

純「いや~和先輩を待たせるなんてできませんよ」

和「そっか」

純「そっす」

和「・・・」

純「・・・」

純(なにこのちんもくぅううううううう!?)

和「あ、律たち遅れてくるみたいだから」

純「あ、梓から聞きました。先に入って練習しときましょうか」

和「ん。・・・純」

純「はい!?」

和「声裏返ってるぞ?」

純「え!?あ、あはははは!?」ワタワタワタ

和「なに1人であわててんだ。落ち着けよ」

純「す、すいません・・・」

和「でさ、お前・・・音符読めるか?」

純「え?」

和「音符だよ、音符」

純「あぁ・・・まぁ、一応は読めますけど・・・」

和「じゃあ、俺に音符の読み方教えてくれ。全くわからないんだ」

純「え・・・」

和「ん?なんだよ。ダメなのか?」

純「いや・・・、な、なんでもないです。てか、琴吹先輩に教えてもらったのでは?」

和「教えてもらったけど、よくわからなかった」

純「そうなんですか・・・」

和「で、教えてくれるのか?くれないのか?」

純「いや、俺がわかる程度なら教えますけど・・・」

和「そうか」ニコ

純「・・・!」

和「じゃあ、さっさと中はいるか」スタスタ

純「そ、そっすね!!」スタスタ

純「・・・」

純(和先輩ってこんな風に人に教えてくれとかって言って、あんな風に笑う人だったっけ?)

純(中学のときはもっと怖いイメージがあったんだけどなぁ・・・)

和「おい、はやく来いよ。俺、スタジオとか初めてだからわかんないんだから」

純「あ、今行きます!」

和「よし。とりあえず、今日はこっちの曲をなんとかしよう・・・」ブツブツ

純「・・・」

純「へへっ」

純(ま、いっか!音楽する人に悪い人はいない!!)

純(俺理論、発動!!)タタタタ


22通りめ 和と純 終わり



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