澪「あ」
紬「ちーんこ」
梓「先輩、EですよE」
律「あっれーもしかして澪、E知らないn
澪「ああっEだったのか!E!聞いてなかった、ごめん!」
唯「…」
唯「ふぅ…ところであずにゃん、ME-30なんて使ってるんだ 古いの使ってるんだね」
梓「あ、これお父さんに譲ってもらったんです もう使わないからーって」
唯「へー、お父さんもギター弾いてたの?」
紬「手水どこw」
梓「そうなんです 私よりもずっと上手でしたし、音作りも参考にしましたし」
唯「ME-30ねー、これ初心者向けとしてはいいからね、初心者向けとしては」
梓「…どんな機材でも使い手によります!事実お父さんは凄く上手でしたし…」
唯「そんなのわかってるけどね 初心者向きの機材だしね、ME-30かー、へー」
梓「…」
ジジッ…ジッ…ピーッ!
澪「…!」ガチャ!
ジッ…ジッ…、…
唯「ノイズひどいね」
澪「あ、ああ…もう古いシールドだししょうがないさ」
唯「ベースのジャックがいかれてるんじゃないの?」
澪「いや…ジャッ…?いや、え、多分シールドだと思う…多分…」
唯「ふーん、ちょっと見せて」
……
唯「シールド断線しかかってるじゃん、気づかなかったの?」
紬「手水ーw」
澪「本当だ…いやー、やっぱりそうだと思ってだんだけどな」
梓「…直してきましょうか?知り合いの楽器屋に頼んでおきますし…部品代かからないなら無料でしてもらえると思います」
澪「ああ、悪いな梓、それじゃ頼んだ」
梓「カールコード」ボソッ
澪「…ッ!」
唯「…シールドで音も変わってくるし、お金は惜しまない方がいいよ」
唯「VOX()で揃えてるみたいだし、拘りがあるなら別にいいけど」
紬「w」
澪「あ、ああ…ベルデン…?あたりで揃えようかと思ってたところなんだ」
唯「ふーん」
紬「w」
――文化祭ライブ当日
澪「肩痛い…ライブ前日に張り切りすぎるもんじゃないな…」
律「肩いてー…ちきしょう、無茶するもんじゃねーなー…」
――ガチャ…
梓「あ、おはよーございます先輩」
律「おっはよー」
澪「遂に今日か…久方振りだと緊張するな…」
唯「もうすぐリハだから早めに体育館に機材持っていこっか」
紬「はいw」
体育館
梓「んしょ…っと」
律「ふぅーつっかれたー」
生徒会「リハ準備お願いしま~す」
澪「え、はや…」
唯「早く準備するよ」
澪「ああ…」
カチャカチャ…
澪(え、何このアンプでか…あれ?スイッチが…あれあれ…?)
唯「裏にあるから」
澪「ッ!あ、ああ…」
ボォーン…
澪(よかった…え、DRIVE…?なにこれ、知らないのがいっぱい…)
澪(…全部真ん中でいいや)
澪(皆まだ準備してるし…こないだ練習したスラップで)
スパンスパンパンパンスッパーン
澪(どうだ…?)チラッ
梓「澪先輩」
澪「な、なんだ梓?」
梓「リハは練習の時間じゃありませんから(キリッ)」
澪(こいつ…!)「ああ、ごめん」
紬「こわw」
唯「ふぅ…ほんじゃまず一発音あわせよっか、Eね」
澪「…!」
澪「Eか、わかったぞ」
唯「…」
澪(えーっと、一弦からGDAEで、4弦だから…)
カッカッカッ、
ジャーン
澪(よしっ)
唯「澪ちゃん、音もうちょっと上げて」
澪「あ?あ、ああ」
唯「ライブとか慣れてない人だと音が小さくなりがちだから、気をつけてね」
紬「まーんこ」
唯「でかすぎるのも問題だけど」
澪「わかったぞ、参考にする」
本番
唯「こんにちはー!放課後ティータイムです!それではまず一曲目!」
ワン、ツー、
澪(あ、ちょっと待ってくれ!ストラップが!)
律「…」
ワン、ツ、スリー……
唯「君を見てると~いつもハートドキドキ~♪
澪(おかしい…いつもと弾き心地が全く違うぞ!?…この安物ベース!)
唯「揺れる思いはマシュマロみたいにふ~わふわっ♪
澪(まずい…!コーラスなのに足が動かない…!)
唯「い~つもがん~ば~る~♪
澪(ああもういいや…フレットがん見でもいいや)
唯(…)
最終更新:2011年11月26日 22:03