さわ子「みなさんはじめまして!音楽を担当する山中です」

さわ「まずは出席取りますね。平沢唯(ひらさわゆい)さーん」

唯「あの・・・」

さわ「平沢唯(ゆい)さん?」

唯「あの、名前は『ゆい』ではなくって『オンリーワン』と読みます」

さわ「え?」

唯「平沢唯(ひらさわオンリーワン)です」

さわ「そ、そうですか・・・失礼しました」

唯「いえ」


さわ「では平沢・・・オンリーワンさん出席、と」

さわ「次は田井中律(たいなかりつ)さん」

律「あの・・・」

さわ「・・・田井中さん?」

律「えっと、読み方は『りつ』ではなくて」

さわ「ごめんなさいね。出席簿には読み仮名がなくて」

律「はい。田井中パーフェクトと読みます」

さわ「パーフェクトさん・・・」

律「はい、田井中律(たいなかパーフェクト)です」

さわ「出席、と・・・」


さわ「次、琴吹紬(ことぶきつむぎ)さん?」

紬「先生、あの・・・」

さわ「もしかしてあなたも?」

紬「はい。琴吹紬(ことぶきハーモニーメロディ)です」

さわ「・・・・・・ハーモニーメロディさん、ね」


さわ「次は、真鍋・・・さん?」

和「私は真鍋和(まなべやまとだましい)と読みます」

さわ「・・・女の子よね?」

和「女子校ですから」

さわ「失礼。やまとだましいさん出席」

さわ「ええと、次は~秋山さん」


さわ「あら?秋山さんはいるかしら?」

さわ「秋山澪(あきやまみお)さんと読むのかしら?」

澪「モシカシテワタシカ?」

さわ「あ、もしかしてあなた?」

澪「秋山澪(チェサンジュ)デス」

さわ「このオチは読めてたわ」


おしまい!





1年後

さわ「ふう、今年も新一年生は輝いて見えるわね」

さわ「・・・キラキラしすぎてる子もいるでしょうけど」



さわ「出席を取ります!」

さわ「中野梓(なかのあずさ)さん?」

梓「あのっ」

さわ(ああ、やっぱりか)

梓「中野梓(なかのヨグソミネバリ)といいます」

さわ「ヨグ・・・なに?」

梓「ヨグソミネバリ」

さわ「・・・ヨグソミネバリさんね」

梓「はい。グソにゃんと呼んでください」

さわ「にゃん・・・」


さわ「次は、平沢・・・憂(ゆう)さんかしら?」

憂「えっと、違います」

さわ「あら、あなたもしかしてお姉さんいない?」

憂「はい。二年生に」

さわ(オンリーワンさんの妹さんか。何かパターンはないかな?)

憂「平沢憂(ひらさわババロア)と読みます」

さわ「・・・・・・ババロアさん」

憂「ババロアです」

さわ(法則性無し、と)


さわ「次は、鈴木純(すずきじゅん)さん・・・

純「あ、」

さわ「ちょっと待って!今当ててみせるから!」

さわ(これまでの経験から言うとおそらくは)

さわ「鈴木純(ピュア)さんね!?」

純「いえ、普通に『じゅん』でだいじょぶです」

さわ「そう・・・」


おしまい!