帰宅路

梓(誤解は晴れたけど、結局練習は集中できなかった・・・)

梓(先輩達に迷惑かけられない、なんとかしないと!)

梓2「よう譲ちゃん、帰りかい?」

梓「わっ!」

梓2「おおっとすまない、脅かせちまったか」

梓「お、おっさん・・・、どうしたんですかこんなところで・・・」

梓2「この体に慣れようと思ってな!あとついでに譲ちゃんの迎えだ、へへ・・・」

梓「・・・らない」

梓2「ん?」

梓「いりません、お迎えなんて、結構です!」

梓2「お、おい譲ちゃん・・・」

梓「あとおっさん、お風呂ちゃんと入ってます?」

梓2「いやぁ、それがなかなか難しくてな・・・わはh」

梓「おっさんの体臭が私に移って学校の皆が迷惑してるんですよ!かんべんしてください!」

梓2「・・・」

梓「ぁ・・・!」

梓2「そ、そうか・・・いやぁすまねぇな!
   でもよ、俺だってがんばってんだぞ?ほら!背中とか手届くし!」ワキワキ

梓「もう・・・っ!」

梓2「ちいと遅いが走れるようにもなったんだぞ!ほれっほれっ!」トテトテ

梓「もうたくさんです!」

梓2「・・・!」

梓「純ちゃんとも話せなくなっちゃったし・・・先輩達にも迷惑かけて・・・」

梓「ここまでしてあげてるのにおっさんはいっつも家でゴロゴロしてるだけじゃないですか!」

梓2「そ、そりゃあ猫だし・・・」

梓「おっさんはもう猫じゃないんです!」

梓「その手を見てください、その足、その胴体その目その鼻その口、耳だって何だってもう猫じゃないんです・・・」

梓2「・・・」

梓「現に私はこうして学校にも通ってる、部活で先輩達やクラスでも憂達や友達と楽しく過ごせてます!」

梓「働かざるもの食うべからずです!!!!」

梓「だから・・・」

梓2「・・・」

梓「おっさんはもう学校に通うような歳じゃないので働いて・・・自分で稼いで・・・」


梓2「わかった・・・」

梓「え・・・」

梓2「これからは一匹、いや一人で頑張るさ」

梓「おっっさn」

梓2「いままでありがとうな、譲ちゃんよ?」

梓「え?」

梓2「とりあえずお金ってのを稼いでみるさ、
   風呂にもなんとか人並みに入れるように頑張る、
   カップ麺もキッチン汚さず作れるようになってやらぁ」

梓「ちょ・・・」

梓2「飼い猫だからってぇ甘くみんでくれ、この町ぜーんぶ俺のシマにしてやらぁ!」

梓「それって・・・」

梓2「じゃあな、今まで世話んなった、この借りは必ず返してやっからよ、首洗って待ってな!」

梓2「なんて、まず洗うのは俺の方だナァ?ガハハハハ!!」

梓(待って・・・)

梓2「うし、じゃああばよぉ!」


梓(何してるの?止めなくちゃ・・・止めなくちゃ・・・)

トテトテトテトテ・・・

-「へへ、見よう見まねだけどな、大したもんだろ?」-

-「へへ、やるな嬢ちゃん」-

-「よう、学校とやらはもう終わりかい?」-

-「お、譲ちゃんお疲れぃ!」-

梓(止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ・・・)

トテトテ・・・・・・・・・・



翌日

キーンコーンカーンコーン

憂(梓ちゃん、今日はお休みなのかなぁ?)

ガラララ

教師「はーい点呼取りま~す」

・・・



憂(結局梓ちゃん学校来なかった・・・)

憂(もしかしたらお昼休みで私が臭がってたの・・・気づかれちゃったのかも!?)

憂(どうしよう・・・、だとしたら謝らなきゃ・・・)

教師「平沢さ~ん、平沢~?」

憂「あ、はい元気です!」

生徒達「なにあれ、小学生みたーい」クスクスクス

憂「ウゥ・・・」カァァァ

憂(とにかく、学校が終わったら様子見に行ってみよう・・・)



放課後

唯「あずにゃん来ないね~」

澪「まさか体臭のことでクラスでいじめられて・・・登校拒否・・・!?」

律「まさか・・・やっぱりえんk・・・」(おっと・・・)

紬「・・・?」ニコニコ

さわ子「このティラミスおいし~わぁ~」

憂「こんにちわ~・・・」ソ~

唯「あ、憂だ~」

律「憂ちゃんお~っす、どうしたぁ?」

・・・



唯「なるほど~・・・ウ~ムムムム・・・」

澪「ややややっぱり、と、ととととと登校拒否・・・」ガクブル

律「なんにしても梓をこのままにしておくわけにはいかないな」

紬「そうねぇ・・・」

さわ子「このシフォンケーキもおいし~わぁ~」

憂「えっと・・・、練習あるんでしたら私が見に行きますけど・・・」

律「いや、皆で行こう!」

澪「う、うん、そうだな行こう!」



梓宅

ピーーーン・・・ポーーーーーン

唯「あずにゃん出ないねぇ~」

律「おーい!あーずさー!!」

澪「こら律、ご近所の迷惑だろ!」

憂「もしかすると、家に居ないのかも・・・?」

紬「困りましたねぇ~・・・」


「おうおう、こんなところで集会かい?」(人間ってのは随分警戒心が無いんだな~)

唯「おっさん、ダレ?」(ここらへんじゃ見ない顔だなぁ)

澪「こ、こら唯失礼だろっ・・・」(知らない人に話しかけられた・・・怖い・・・)

紬「・・・?」ニコニコ

律「うわ、オヤジ臭っ!」(うわ、オヤジ臭っ!)

憂「・・・」ペコリ

「俺か?俺はあずs・・・っと、黒吉ってんだ」(咄嗟に考えたが、いいセンスしてるぜ)

唯「黒キチィ?あはは、変わってる~」

澪「唯!」


黒「なにお~、今に見てやがれ、この町の大ボスになるんだからよぉ」

澪(やっぱり変な人だああああ!!!!)ガクガクガクガクガクブブガクブルブルブrブbル

黒「ここんちの譲ちゃんに用でもあるのかい?」

憂「!・・・はい、あの・・・お知り合いの方、ですか?」

黒「ん、まぁな・・・随分と世話んなったもんだよ」

律(まさか!!!)

律「おい、おっさん!」

黒「おおぅっ!なんだぁ!?」

律「あんたまさか、梓に・・・」

律「その・・・」

黒「・・・?」

律「い、いいいかがわしいことしたって奴じゃねえだろーなぁ!?」

黒「何言ってんだデコッパチ、ここの譲ちゃんは俺の面倒を見てくれてたんだよ、それだけだ」

澪「おい、律・・・なんの話だそれ・・・?」

律「ぅあっ・・・」(そもそも梓が援交してたって事実も未確認じゃないか・・・)

紬「斉藤、ええそうよ、すぐ来て頂戴、それとSPを5人ほど」

唯「ねぇ、何の話~?」

憂「お、お姉ちゃんはいいの!」


SP「紬お嬢様、お待たせいたしました!」

紬「その髪の無い男性です」

SP「ハッ!」

バタバタバタバタ

黒「ちょ、なんでぇお前らぁ!?」

律(やっべぇ~~~・・・)

澪「ウゥ・・・梓・・・」


梓「あれ?先輩達何して・・・!」

唯「おお~、あ~ずにゃ~ん!出かけてたんだぁ~、心配したんだぁよぅ」スリスリ

梓「ちょ、唯先輩」

律・澪・紬・憂「梓!(ちゃん!)」


梓「って、おっさん!皆さん何してるんです!?おっさんを放してあげて下さい!」

皆「え?」


黒「ムグ・・・ウゴ・・・」

紬「え、でも梓ちゃん、この男性は・・・」

梓「いいから!お願いです!放してあげて・・・!」

紬「え、えぇ・・・」パチン

SP「ハッ!」

バタバタバタバタバタ・・・

唯「行っちゃった・・・」

澪「あ、梓・・・詳しく聞かせてくれないか・・・?」

梓「はい・・・」



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