唯「そんな・・・」

唯は校長を見る。

校長「ハハハハハ・・・・」

校長は笑いながら灰になった。

唯「寿命だったの・・・?」

唯は再びオーガを見る。

唯「・・・・りっちゃん・・・?」


オーガ「ぉぉぉぉぉおおおああああ!」


オーガが雄叫びをあげると唯にパンチした。

歓声があがる。

唯「うっ・・・」

吹っ飛ばされる。

唯「ゲホッ・・・ゲホッ・・・」

唯「りっちゃん!?」

しかし返事はない。

オーガは再び怪物のような雄叫びをあげた。

唯「りっ・・・ちゃん・・・」

オーガは唯を見る。

オーガ「・・・・」

光弾を出す。

唯「あっ・・・!」

何とか唯は交わせた。

唯「あ、これは・・・」

唯は何かを見つける。

ファイズギアだ。

唯「よしッ!」

唯は涙目ながらもたくましい顔でベルトを装着する。


5、5、5・・・ピピッ


「STANDING BY」


唯「変身ッ!」


「COMPLETE」


唯がファイズに変身した。

オーガ律「・・・・・・」

ファイズがパンチをする。

ドン!

オーガ律「・・・・」

ファイズ唯「え?」

衝撃波が起こり、吹っ飛ばされる。

ファイズ唯「んっ・・・」

ファイズ唯「ああああ!」


「EXEED CHARGE」


グランインパクトを発動する。

しかしオーガは動じない。

ファイズ唯「りっちゃん!!」

唯が懇願するように叫んだ。

オーガ律「フン!」

強烈なパンチで飛ばされる。

ファイズ唯「ああっ・・・!」

それでもなお、オーガにパンチを続ける。

ファイズ唯「あっ・・・!あぁっ・・・!」

おえつ交じりの叫びが体育館にこだまする。

パンチを続けている。

ファイズ唯「りっちゃあああああん!」


律「やめろ・・・やめてくれ・・・」

律はオーガになりながら、唯の叫びを静かに聞いていた。


ファイズ唯「あああっ・・・うっ・・・」

力ないパンチがずっとオーガに当たっている。


律「唯・・・もうやめてくれ・・・」


ファイズ唯「あああああ!」

おえつが激しくなる。


律「やめてくれええええええええええ!」


オーガの体が光りだす。

ファイズがオーガから離れる。

ファイズ唯「な、何・・・!?」

DON!

ファイズ唯「りっちゃん!」

律がオーガから分離した。

吹っ飛んできた律をファイズは受け止める。

ファイズは変身解除する。

律「あ、唯・・・」

唯「りっちゃん・・・」

唯「りっちゃんのバカ!なんであんな・・・」

律「ごめんな唯・・・。あいつに変身しちゃうと自分の意志じゃ動けねぇんだ・・・」

唯「うっ・・・」

律「泣くな唯・・・」


律がオーガから分離できた。

なのに二人の心は晴れない。

それどころか雰囲気はどんどんモヤモヤしていっている。

そうだ、このギャラリーだ。


「何であんな奴がオーガに・・・」

「あたしだってオーガになりたいのよ・・・」

「和ちゃんやさわ子先生を殺して・・・」

「今ならいける・・・!」


律「・・・・・」


すると、ギャラリーの生徒全員から青い人魂らしいものが出てくる。

律「なんだあれ・・・」

それはどんどん、抜け殻となったオーガに入り込んでいく。

律「まずい・・・」

生徒達は倒れこんでしまう。


しかしすぐに皆起き上がる。

生徒1「え!?何コレ!?」

生徒2「私達一体・・・」

生徒達は戸惑いながら体育館をあとにする。



律「あいつはこの学校の一部のオルフェノクに操られてただけなのか・・・」

オーガが動き出す。

律「!?」


律「唯・・・行くぞ・・・」

唯「うん」


5、5、5・・・ピピッ


律「変身!」


「COMPLETE」


律はファイズに変身する。

唯もピジョンオルフェノクになった。

ピジョン唯「あ、そうだりっちゃん。コレ」

ファイズ律「ん?」

少し大きな機械が渡される。

ピジョン唯「落ちてたんだけど・・・何か使えそうだなって・・・」

ファイズ律「うーん・・・」

ファイズフォンをセットする。


「AWAKENING」


「555」と押してみる。


「STANDING BY」


ファイズ律「え!?」


唯「ななな何コレ・・・!?」

全身が赤く染まってゆく。

フォトンストリームが黒くなっていく。

ファイズ律「お、お、お・・・」

変身が終わる。

ファイズ律「これは・・・」

カラーパターンが逆になり、新たな姿が誕生する。

ファイズ律「おお!?何か力がみなぎってきたぞ!?」

ファイズはオーガにパンチする。

DON!

オーガはよろめく。

続いてもう一発!

オーガは倒れてしまう。


5、5、3、2・・・ピピッ


「FAIZ POINTER EXEED CHARGE」


ファイズ律「うおりゃぁぁぁあああ!」

ものすごい力でファイズがオーズに飛び蹴りをする。


DOOOOON!


赤い巨大な渦ができる。

ピジョン唯「きゃっ・・・」

それは体育館を破壊していってしまう。

ピジョン唯「ちょっとりっちゃん・・・!?」


DOOOOOON!


大爆発が起こった。

ファイズが変身解除する。

唯「りっちゃぁん、私の活躍の場をとらないでよ~」

律「ははは~ごめんごめん!」

唯「それにしても・・・」

体育館が破壊され、外から見えている。


律「随分派手にやっちまったなー」

唯「でもいいよ!これで全てが終わったんだよ!」

律「あぁ・・・」

律「とりあえず澪の所いってみるか!!」

唯「うん!」

二人は歩き出した。



輝ける未来を信じて―


  • END -




331 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/11/01(月) 22:23:07.54 ID:MagIl3ROO


乙、ちょっと物足りない台本みたいだったな
もちっと詳しく描写書くべきだったな


333 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2010/11/01(月) 22:29:34.44 ID:fXqDOoS70


>>331 すまん、時間なかった。最後の方もやっつけになってしまった 


最終更新:2011年11月21日 20:04