DOOOON!

ファイズ律「うあああああっ・・・!」

「BURST MODE」

光弾を連射する。

しかし全く効き目がないようだ。

ファイズ律「くそっ・・・!」

エラスモテリウムオルフェノクは暴れまわる。



澪は諦めたかのように目をつむる。

しかしいつまで経っても何も起こらない。

それどころかさっきより静かだ。

澪「・・・・あれ?」

そーっと目を開ける。

辺りは灰でいっぱいだった。


唯「澪ちゃん・・・」

澪「・・・・唯!?」

澪「ゆいいいいいいい!!」

澪は唯を抱きながらむせび泣く。

唯「澪ちゃん・・・」

澪「それより唯・・・どうしてここに・・・。というかこれ全部唯が・・・!?」

辺りの灰を見る。

唯「・・・・」

唯「見て・・・」

唯の顔に紋章が浮かぶ。

澪「なっ・・・・!」

唯はオルフェノク(http://www.tv-asahi.co.jp/555/005_orfenok/036/index.html)の姿になる。

澪「うっ・・・。どうして・・・」

唯「実はね・・・」




唯の回想。

DOOOOOON!

唯「あっ!」

ライオトルーパーの集団がまたもや小屋に来た。

唯「総攻撃だ・・・」

男1「おいどうすんだよ!ファイズもカイザもデルタもない!利用できるオルフェノクもいない!」

唯(利用できる・・・?)

唯「よしッ・・・!」

男2「お、おい・・・」

唯が走っていった。

男1「やめろ!無茶だ!」

ライオトルーパーがバイクで突っ込んでくる。

唯「きゃっ・・・!」

5mくらい吹っ飛ばされる。

男2「あっ・・・」

唯「ああああ!」

しかしまたバイクにぶつかる。

男1「なんだあいつ・・・何であんな急に・・・」

唯はなおも戦う。

男1「ダメだ!見てられねぇ!」

男2「おい!」

男1は小屋を飛び出す。

唯「ぁぁぁぁぁぁ・・・・」

男1「は?」

唯「あああああああ!」

唯は物凄い声で叫ぶ。

男1「な・・・!?」

体が光り始める。

男2「え!?」

唯「はぁ・・・はぁ・・・」

男1「嘘だろ・・・」

変わり果てた唯の姿に男1も焦りを隠せなかった。

唯は白い怪物、オルフェノクになっていたのだから・・・・。




澪「何で今になっていきなり・・・」

唯「分からない。でも何ていうか・・・闘争本能に目覚めたっていうか・・・」

澪「・・・・」

澪「そうだ!律が・・・」

唯「うん」

唯が体育館へ向かう。

澪「はぁ・・・」

澪(まさか唯がオルフェノクだったなんてな・・・)

澪は走って小屋の方へ向かっていった。




ファイズ律「うあああああっ・・・!」

律の体力はもう限界に達していた。

エラスモテリウムオルフェノクは容赦なく律を襲う。

ファイズ律「・・・・・」


DON!


ファイズ律「ん?」

体育館の扉に鳥らしき姿のオルフェノクがいた。

ファイズ律「誰だ?」

ピジョンオルフェノクが唯の姿になる。


律「唯・・・まさかお前・・・」

唯「うん」

唯「りっちゃん、額を狙って!」

ファイズ律「え?」

唯「早く!」

ファイズ律「わ、分かった・・・」

ファイズ「はっ!」

高くジャンプし、エラスモオルフェノクの頭部へ向かう。

ファイズ律「なっ・・・」

律は目を疑った。梓が灰色になって石のように固まっていた。

ファイズ律「梓・・・」

ファイズは思いっきり剣を振り下ろした。

灰色に固まった梓だけが床に落ちる。

エラスモ「ウオォォォォォォォン・・・」

本体を失ったエラスモテリウムオルフェノクはたちまち灰になって崩れていく。

唯「・・・・」

ギャラリーは落胆の声を上げる。

ファイズ律「はぁ・・・はぁ・・・」

ファイズは大の字に転がった。



床に大量の灰が散らばっている。

ファイズは変身を解除する。

律「梓!」

唯「あずにゃん!」

二人は梓のもとへ行く。

梓「あ、律先輩に唯先輩・・・」

律「あ、元に戻ったのか・・・」

梓「私・・・」

梓「そうだ、校長先生に何か刺されて・・・」

唯「よかったぁ・・・あずにゃん・・・」

梓「んっ・・・」

梓が立ち上がる。


DON!


梓「うっ・・・」


律「梓!?」

唯「誰!?」

二人が振り向くと、和がいた。

律「そうか・・・まだあいつがいたか・・・」

唯「あずにゃん・・・!」

梓「大・・・丈夫・・・です・・・。これくらいじゃ・・・」

梓「あっ!」

足が灰になり、消滅する。

梓「やっぱり、ダメでした・・・」

唯「あずにゃん!」

梓の体から青い炎が上がる。

唯「あっ・・・!」

梓「さようなら先輩・・・。無事を祈ります・・・」

梓「あ、それと・・・帝王のベルトはまだ・・・」

律「え?」

梓「あ・・・」

梓の体が灰になってしまう。

唯「あずにゃあああああああん・・・!」

律「くっ・・・」

律は泣くのをこらえる。

唯「うっ・・・うっ・・・」

律「唯・・・!」

律は怒りに満ちた顔で和を見た。

和「・・・・」

律「和ぁ・・・!」



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