学校。

律「よし・・・」

二人は覚悟を決めて門をゆっくり入っていく。



~校長室~

校長「来たようだな・・・」



校舎に入る。

梓「誰も・・・いませんね・・・」

律「今日はどこも部活あるだろ?ひとっこ一人いないじゃないか」

律「なぁ梓」

律「あれ?」

梓がいない。

律「え!?」






梓「うっ・・・」

目の前には校長一人だけが立っている。

さわ子がサイガのベルトを受け取ったあの部屋だ。

梓「ここは・・・」

校長「・・・・」

梓「校長先生・・・」

校長「君にはわざと殺さずにしておいた。何故だか分かるか?」

梓「・・・・」

校長「それはな・・・」

校長の指が梓の腹に刺さる。

梓「!?」

発光しながら刺さり続ける。

校長「フフフフ・・・」

梓「あああああああああ・・・・!」

梓が苦しみながら叫ぶ。

今までにない苦しみが梓を襲った。

体の底から何かが変形してるような感覚だった。

梓「ぁぁぁぁあああああ!」

校長「これだ・・・!まさにこれだ・・・!」






律「ん!?」

律(今何か悲鳴が聞こえたような・・・)

律(校長室行ってみるか・・・)

走って校長室へ向かう。


ガラ!

律が校長室の扉を開ける。

律「え!?」

校長室の扉を開けた。律の目の前には校長室とは全く違う世界が広がっていた。

体育館だ。

律「どういうこと・・・」

ギャラリーが席に座りながら歓声をあげている。

律「みんな、桜高の生徒か・・・」

1年、2年、3年。律の同じクラスの人達もみんないる。

皆非常に楽しそうな目をしている。

律が来るのを待ち焦がれたように・・・。

律「何なんだよコレ・・・」


向こうの扉から梓が入ってきた。

律「梓・・・!?」

梓「先輩!助けてくださいッ・・・!」

律「梓!どうしたんだ!?」

梓「うっ・・・・」

梓の体が光りだす。


梓「いやぁぁぁぁぁあああ!」

律「!?」


律が衝撃で吹っ飛ばされる。

律「あず・・・さ・・・?」

梓の顔にオルフェノクの紋章が入る。

しかしそれはホースオルフェノクのものではなかった。

爆発すると同時に、今までに見たことのない巨大なオルフェノクが現れた。

律「何だよこれ・・・」



澪「律ーーーーー!」

律「澪!?」

澪が壁に縛られている。

澪「律!」

澪は今にも泣きそうな声で律の名を叫んでいる。

腕や足を精一杯振っている。

巨大なオルフェノクは澪へと向かう。

律「あいつ、まさか・・・!」

澪「いやあああああああ!」

律「澪!」


DADADADADA・・・・


マシンガンらしき音が体育館に響き、巨大なオルフェノク(以下エラスモオルフェノク)の体に火花が散った。

律「えっ・・・?」

天井にはロボットらしきものが浮いていた。

律「なんだあれ・・・」

澪「オートバジン・・・」

ロボットは撃ち続ける。

オートバジンは律の元へ来る。

律「お前は・・・」

オートバジンをいじっている。

律がボタンを押すと途端にバイクの形になる。

律「おっ・・・ビックリした・・・」

律「よし・・・」


5、5、5・・・ピピッ


「STANDING BY」


律「・・・・変身!」


「COMPLETE」


赤い閃光が律の包み、ファイズに変身する。

ファイズがオートバジンのハンドルを抜く。

ファイズ律「・・・・・」

エラスモオルフェノクへ向かう。


ファイズ律「でやぁぁぁぁあああ!」

思いっきりジャンプし、エラスモオルフェノクの後頭部に剣を刺す。

ファイズ律「梓ー、目を覚ませ・・・!」

しかしエラスモオルフェノクは首を一振りし、律を吹っ飛ばす。

ファイズ律「うあああああ・・・・!」

澪「律!律・・・」

ファイズ律「澪・・・」

ファイズ律「うおおおおおお!」

ファイズはがむしゃらにエラスモオルフェノクに突っ込んでいく。

それに気づいたエラスモオルフェノクはファイズを足ですくい上げる。

ファイズ「うあっ・・・!」

エラスモオルフェノクは律を食べようとする。

大きな口を開ける。

ファイズ律「・・・・」

澪「律ーーーー!」



その瞬間、澪の手足を縛っていた鎖が粉々になった。

澪「え?」

エラスモテリウムオルフェノクも叫びながら悶えていた。

澪「何・・・何が起こったの?」

ファイズ律「澪、早く逃げろ!」

澪「え!?」

ファイズ律「早く!」

澪「律、どこ!?」


「Three,Two,One・・・」

「TIME OUT」


澪の目の前にファイズが現れる。

澪「ひっ・・・!」

ファイズ律「いやー、この速いやつ楽しくってさー」

澪「バカ!後ろから来るぞ!」

ファイズ律「え?」

エラスモオルフェノクが後ろから迫ってきた。

ファイズ律「早く逃げろ!」

澪「う、うん・・・」

体育館の裏へ逃げていく。


逃げていくのを見たギャラリー達は体育館の裏へ向かっていく。

ファイズ律「なっ・・・」

エラスモオルフェノクがファイズに攻撃してくる。

ファイズ律「うっ・・・」

ファイズ律「まずいぞ・・・」



澪「はぁ・・・はぁ・・・」

澪(ここまで来れば・・・)

澪が前を向く。

澪「えっ・・・?」

そこには桜高の制服を着た生徒達が沢山いた。

澪「う、嘘だろ・・・」

澪は逆へ逃げようとするも、そこにも生徒がたくさんいた。

澪「・・・・」

澪「イヤ・・・イヤ・・・」

生徒「澪ちゃんかわいい・・・♪今すぐ私が可愛がってあげるからね!」

澪「うっ・・・うっ・・・」

澪は耐えられず、泣き出してしまう。

生徒「フフッ・・・」



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