澪「ついた・・・」

唯「ハァ・・・ハァ・・・」

律「ここ・・・?」

古びた小屋だった。

唯「何ここ・・・」

澪「とりあえず入って」

キイイィィ・・・


律「あ・・・」

唯「ムギちゃん!」

紬「唯ちゃんに・・・澪ちゃん、二人はどうしたの?」

澪「学校でオルフェノクを見たらしい・・・あとデルタも・・・」

律「オルフェノク?デルタ?」

澪「あ、あぁ・・・。とりあえず座ってよ。疲れただろ?」

唯「うん・・・」

紅茶を出す。

澪「こんな小屋だけど、食料はちゃんとあるから・・・」

律「おいおい、何か私達がここにずっといる感じになってるぞ・・・」

紬「実際そうなると思うわ・・・」

唯「え?」

律「どういうことだよ!」

唯「そうだよ!それにあの怪物とか・・・」

澪「よし・・・」

澪「これから重要な話をするからよおく聞いてくれ」

律「分かった・・・」

澪「あの怪物のことだけど・・・」

律「オルフェノク?」

澪「そう。奴らは元々ちゃんとした人間なんだ。それに一度死んでる」

唯「ん?」

澪「オルフェノクは人間を襲って仲間を増やすんだ。襲われた人間は同時に死んでしまう」

澪「だけどある特定の条件を持った人間はしばらくすると蘇生するんだ」

澪「そして蘇生した人間は怪物、オルフェノクになる・・・」

律「・・・」

澪「あとあの黒い奴だけどな・・・」

律「怪物を倒したやつか!」

澪「あれは対オルフェノク用に作られた戦闘ツールで、全部で3種類あるんだ」

唯「・・・・」

澪「さっき出てきたのはデルタ。あとファイズとカイザっていうのがある」

唯「えっ、じゃぁそのファイズとカイザっていうのはどこにあるの?」

澪「んー、ファイズは行方不明でカイザはあるっていえばあるんだけど・・・」

唯「あるんだけど・・・?」

澪「オルフェノクしか変身できない」

唯「へ!?」

澪「実はファイズもそうなんだ・・・。でもカイザは人間でも適合すれば変身できる・・・」

律「適合できなかったら・・・?」

澪「灰になる」

唯「うっ・・・」

澪「そして、この中で適合できるのはムギしかいないんだ・・・」

紬「アハハ・・・」


澪「あ、ついでにさっきデルタに変身したのは私だから」

律「え!?」

律「澪、お前平気なのか?」

澪「何が」

律「いや、お前怖くないのか?」

澪「ん、まぁ・・・」


ガタン。

律「ん?」

男たちが入ってきた。

男1「ハァ・・・ハァ・・・」


唯「あ、さっきの・・・」

律「ておい!」

二人が小屋の端っこに逃げ込む。

紬「な、何してるの・・・?」

律「だって・・・」

澪「あ、そっか。説明してなかったな。この人達は私達の味方だ」

唯「え?」

律「あ、そうなの・・・?」

澪「もうこの世界はほとんどオルフェノクに支配されていて、私達人間は狭い居住区で暮らしてるんだ」

唯「でも前までこんな事は・・・」

紬「最近急に攻勢を強めてきたの。何故か分からないけど・・・」

律「・・・・」

唯「あ、そういえばあずにゃんは?」

紬「え?」

澪「・・・・・」

澪「オルフェノクになった」

唯「え?」

紬「で、でも安心して!私達の味方になってくれてるから!」

律「でも・・・オルフェノクなんだろ?」

澪「大丈夫!オルフェノクでも梓は梓だ!」

唯「う、うん・・・」

澪「ついでに、純・憂も・・・」

律「そんな・・・」

唯「憂が・・・?そんなの嘘だよ!」

澪「本当だよ。でも味方になってくれる。そうじゃなかったら、朝に唯は憂に襲われてるはずだ」

唯「うん・・・」

紬「この3人はとても頼りになるから!」

律「・・・・」



その話を屋根の上で聞いている人がいた。

梓・憂・純だ。

梓「やっぱり・・・オルフェノクだと怖がられちゃうよね・・・」

純「しょうがないよ・・・あんなに人殺してるんだから・・・」

憂「おねーちゃん、私がオルフェノクに変身してパニックにならないかな・・・」

純「それに男の人達からのきちんとした信用を得るのも大変だよ」

梓「ここでこんな話しててもしょうがないよ。とりあえず戻ろう」

純「うん・・・」




桜高。

キーンコーンカーンコーン。

梓「やばい!」

憂「早くしないと!」

3人は何とか授業に間に合った。

純「ハァ・・・ハァ・・・」

静かな授業が始まる。

憂(おねーちゃん、大丈夫かな・・・)






キーンコーンカーンコーン

生徒1「ねぇねぇ最近どう?」

憂「え?」

生徒1「私、この前10人くらいやったけど、オルフェノクになったのは1人しかいなかったー」

憂「う、うん・・・」

生徒1「どうしたの?調子悪いの?」

憂「い、いや・・・!元気だよッ!」

生徒1「あ、そう・・・」


梓「憂ー!」

憂「あ、梓ちゃん。それに純ちゃんも」

梓「ちょっと・・・」

憂「ん?」

人のいない所へ行く。

純「どうする?先輩ん所行ってみる?今日は学校全体で部活ないし」

憂「う、うん・・・」

梓「そりゃ、唯先輩や律先輩にはちゃんと説明しておかないと」

憂「じゃぁHR終わったら・・・」

純「うん」



3