―部室―

律「ふぅ、唯ーお茶飲むか?」

唯「飲むー!」

律「はいよ、ちょっと待っててな」


お茶を淹れながら律はさっきのクラスメイトの言葉を思い出していた


「なんか情で接してるって感じ」


律「情…ね 確かにそうなのかもな」
 (でも、もし私が唯みたいになったら情でもいいから誰からも見捨ててほしくない…)


唯「りっちゃーん」

律「おー!ちょっと待ってー」


律「おいしいかー」

唯「うーまいー」


律「そうかよかった、澪たちもう少ししたら来るからな」

唯「あー! やった やった」



―15分後―

ガチャッ

澪「おー、今日は早いな」

紬「唯ちゃん、おいしいケーキ持ってきたから食べましょう♪」

唯「あー みおちゃん むぎちゃん」


最近は部活らしいことはせず、みんなで集まって話すだけだった


唯「ケーキ うまい~」

澪「唯、ほっぺについてるぞ」

律「落ち着いて食べろよ」

紬「おかわりもあるのよ、唯ちゃん」

唯「やったー!」モグモグ



時刻は午後4時だった


律「って、憂ちゃんとご飯食べ行くんだろー」

唯「あー、そーだったー オムライスゥー♪」

律「じゃあ、ケーキは私がもらうなー」

唯「あー」



ガチャッ

梓「すいません、遅くなりましたー」

唯「あー、あずにゃーん」

律「遅いぞー、梓」

梓「日直の仕事があったんですよ」

唯「あずにゃーん、ケーキある ケーキ」

梓「もー、先輩口にクリームついてますよー」



憂「そろそろ病院行かないと…」
  (今日はなんて言われるのかな…)



―病院の待合室―

憂(今日はいい言葉が先生から聞けるのかなー)
 「この待ってる時間がなんとも言えない…」



―数分後―

医者「平沢さーん、お待たせしました」

憂「あっ、先生」


医者「この前の検査の結果なのですが……」

憂「はい…」

医者「お姉さんは一生、幼児退行の症状が抜けないかと思われます」

憂「……」

医者「辛いですが、今の医療技術だと治療法が見つからないのです」

憂「……」



―涙を押し殺す憂―

憂「あの…それは確かなんですか」

医者「残念ですが」




いい知らせだと思ったのに……


憂(お姉ちゃんは一生あのままなんだ…)
 (私が一生面倒みなきゃいけないのかなー)


涙がポトポトこぼれ落ちる




―軽音部の部室―

律「唯ー、そろそろ帰らないと」
 「憂ちゃん待ってるんじゃないかー」

唯「あー、そうだったー オムライスー」
 「みんなバイバーイ」

軽音部をあとにする唯



梓「唯先輩、ずっとあのままなんでしょうか…」
 「もう前みたいにはなれないんでしょうか」


一番練習熱心の梓は内心辛かった


澪「…」

律「何言ってんだよ、唯は唯だろ」
 「どーなってもさ…」



クラスメイト「あいつムカツクんだけど」

男子「あー、平沢のこと?」

クラスメイト「この前だって授業中叫んだりしてたじゃん」
       「テスト前だってのに、勘弁してほしーわ」

男子「でも平沢ってよく見るとかわいい顔してるよなー」

クラスメイト「あんた、あんなのに惚れてんの?」
      「いっそ犯っちゃえば? どうせちくんないっしょ?」

男子「えーマジ!? それいいかも…」

クラスメイト「でもただ犯るだけじゃつまんないから…」



―家へと向かう唯―


唯「オムライスー♪ オムライスー♪」

男子A「来たぞっ」

男子B「おーい、平沢さーん」

唯「あー」

男子A「田井中が事故って病院に運ばれたらしいんだよ」

唯「!?」

男子A「ここから近くの病院に運ばれて今ヤバいらしい、一緒に行こうぜ」

唯「りっちゃーーん! うううううう」

男子A(やべっ、泣いてる…  まぁいっか♪)



―平沢家―

憂(お姉ちゃん遅いよー、もう7時だよ)
 (なにかあったのかな…)



―男子と病院へ向かう唯―

唯「りっちゃーん りっちゃーん ううううう」

泣き止まない唯

男子A(うるせー…けどかわいい顔してるよなー、早く犯りてー)

男子B「こっち、こっち」

病院ではなくそこはAの家だった

男子A「入って入って」

唯「うー? うー? ちがうー」

さすがの唯でもここが病院でないことくらいわかる


男子A「入れって、オラッ!」

唯の腹を思いっきり殴るA

唯「うぐぅぅ!?」

男子B「おいおい、気絶はさせんなよ…」

男子A「大丈夫だって♪」


男子A「変な声出すぞこいつ、おもしれーw 」

唯を殴り続けるA

唯「ぐっぐっ ぐぇっ」

男子B(こいつ…ヤベェ…)




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