―映画館―

憂「何が見たい?」

 (映画館で見るの久しぶりだなー)

唯「むう」

憂「玉木宏のやつねー」

唯「たまき」


憂「お姉ちゃん、ポップコーン食べる?」

唯「たべたい」

憂「ほかに食べたいものはある?」

唯「ない」

憂「じゃあ、買ってくるねー」 

売店へ向う憂



唯「・・・本当はアイスも食べたいもん」




―上映中―

憂「お姉ちゃん見える?」

唯「見える ポップコーンおいしい」むしゃむしゃ


唯「あー・・・ ポップコーンなくなった」

 「うーいー ポップコーンなくなった」

憂「今いいとこだからちょっと待ってね」

唯「ポップコーン! ポップコーン!」

憂「お姉ちゃん!」

唯「ポップコーン! ポップコーン!」


ざわざわ

客1「おい、なんかうるさくね?」

客2「身障とか映画館来るなよ・・・」


唯「ポップコーーーン! ポップコーーーーン!」

憂「あぁ・・・ここもダメなんだお姉ちゃん・・・」

憂「外に行こう・・・」

唯「ポップコーーーン! ポップコーーーーン!」



2人は外に出てきた

唯「うーいー、むうは?」

憂「もういいよ」

 (見たかったど・・・)



唯「むうーーーーーー♪ むうーーーーーー♪」

唯は「むう」という言葉が気に入ったらしくいきなり叫びだした

憂「うぅ・・・」

唯「むうーーーーーー♪ むうーーーーーー♪」

憂「・・・」

唯「むうーーーーーー♪ むうーーーーーー♪」

憂「・・・」

唯「むぅ・・・」「むぅ・・・」

憂「気が済んだ?」


唯「むぅ・・・」「むぅ・・・」

憂「・・・お姉ちゃん、ほかに行きたいとこはある?」

唯「公園!」

憂「わかった」

 (公園なら大丈夫だよね・・・)




―公園―

憂「いい天気だねー」

唯「いいてんき」

憂「あっ、あっちに犬の散歩してる人がいるよ」

 「見に行こうよお姉ちゃん」

唯「わんわん!」



唯「わんわんお!」

憂「かわいいーですねー」

 「何歳なんですか?」

犬の飼い主「2歳です」

憂「2歳だってー かわいいねー」

唯「かわいい!かわいい!」

唯「わんわんお!かわいい!」

犬の飼い主「触ってみますか?」

憂「いいんですか?お姉ちゃん、撫でてもいいって」

唯「かぁいいー! わんわん!」ナデナデ ナデナデ

憂「かわいいねぇ お姉ちゃん」

犬の飼い主「よかったな~、ポチ 撫でてもらって」



犬の飼い主「よし、そろそろ行くか」

唯「えー、まだ撫でたいー」

憂「お姉ちゃん、迷惑になるから駄目だよー」

唯「撫でたいよーーー」

犬の飼い主「あー、いいですよ(ちょっとおかしい子なのかな?)」

憂「すいません・・・」

唯「わんわーん うりうりー」



―20分経過―

犬の飼い主「あの、もういいかな? 犬も疲れてるし・・・」

犬「ぜぇぜぇ・・・」

唯「まーだ、まーだ!」

犬の飼い主「チッ・・・」


憂「すいません すいません」

犬の飼い主「行くぞ!ポチ」

飼い主は強引に犬を連れていった


唯「おおおおおおお!」

唯は犬のもとへ走っていった


唯「わんわん! 」ナデナデ くしゃくしゃ

犬の飼い主「ちょ、しつこいって!!」

犬「ぜぇぜぇ・・・ハァハァ」

憂「お姉ちゃん駄目だよ!」



犬の飼い主「あー!もう!」

飼い主は犬を抱えて逃げた

唯「あーーー!わんわんーーーーーーー」


憂は唯が犬を追いかけないように唯の体を押さえる

憂「お姉ちゃん・・・落ち着いて・・・」

唯「わんわんおー・・・ わんわん・・・」

憂(やっと落ち着いた・・・ お姉ちゃん、公園もダメなのかな・・・)

唯「あー えーん えーん」


憂「昔は普通に買い物も映画も公園だって行けたのに・・・」

 「ねぇ、お姉ちゃん・・・ちょっとはまともになってよ!」

憂は唯の体をはたく

バシッ バシッ

唯「いたいー! うーいー・・・痛い」


唯「げぇっ」

憂のあまりの恐怖に唯は吐いてしまった

憂「あっ・・・」

憂「あ・・・あ・・・」

目に涙をためる憂

唯「うー うー・・・」

憂「こうなったのはお姉ちゃんのせいじゃないのに・・・」

 「ごめんね ごめんお姉ちゃん」



唯「うーいー、泣かないでー」

憂「うん、ごめんねお姉ちゃん」

 「とりあえず、帰ろっか・・・」

唯「うん」




家路へと向かう二人

憂「あっ、手つながないとね」

唯「うん」ぎゅっ

憂「やっぱり、あったかいなぁ・・・」



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