14番手:◆/BV3adiQ.o  



  純「4の呪い」



純「あーずさ」

梓「おはよーう」

純「えっ」

梓「えっ」

純「おはようじゃないよっ!どうしたのとか言ってよね」

梓「ど、どうしたの?」

純「…このナイフが見えないの?血もついてるんだよ」ホラッホラ

梓「ええっ」

純「…ふふふ。ここで会ったが三年目…」

梓「それ血じゃなくて絵の具じゃん」

純「もうっ…少しは怖がってよ」

梓「純だから」

純「ああ納得…なんてしてないもん」

憂「おはよーふたりとも」

梓「あっ憂、おはよ」

憂「じ、純ちゃんそれって…」

純「ふっふっふ。気づいちゃったね」

憂「myナイフだねー」

純「へっ?」

憂「うんうん、最近流行ってるもんね。純ちゃんも持ってるんだー」

純「…も?」

憂「ほら、わたしも持ってるんだ」チャキ

純「ひっ!」

梓「おいおい」


「………」スタスタ

純「今日の一時間目なんだっけ?」

憂「国語だよ」

純「そっか」

「………」スタスタ

純「ちょっと待ってよっ!」

梓「えっ?どうかした?」

純「いやいやいや。スルーしないでよ。ナイフ持って町歩くなんてわたし変態じゃん」

梓「違うの?」

純「違うっ、これは呪いだっ!」

憂「呪い」

純「そう……これは『しの呪い』」

梓「シ~は幸せよ♪」

憂「さあ、踊りましょっ♪」

純「勝手に幸せにしちゃダメだって!4だよ4」

梓「あっ、そっちなんだ。死ぬほうじゃなくて」

純「そうっ!みんなにハブられた4の怨念だあー」

梓「でも4ってハブられてる?」

憂「あれじゃないかな。駐車場の番号で4が抜かされたりしてるの」

梓「ああ」

憂「それでどうするの?」

純「どうする?」

憂「だって何かしないと」

純「いやー。でもまずは怖がってほしかったな」

憂「うーん。でも何するかわかんないと怖くないよ」

純「ま、まあ、それもそうかな…じゃあ今からふたりを殺します」

梓「どうやって?」

純「えっ」

梓「えっ」

純「今からふたりは殺されちゃうんだよ?」

梓「でもさ殺され方って重要だよ。人生は死に様で決まると言うし」

純「見ればわかるじゃん。このナイフでぐさりと」

憂「それは難しいよ、純ちゃん」

純「えっそうなの」

憂「うん。女の子の力じゃ殺すほどには至らないし、わたしたちはふたりいるから」

梓「体験者は語る」

憂「えへへ」チラッ

梓「ひぃっ」

純「じゃあ、どうしよっか?」

梓「聞いちゃうんだ」

純「うん」

梓「呪いは?」

純「そ、それはー…使えないんだ」

梓「ええっ、4の呪いなのに」

純「これはね、わたしが呪われてるていう設定で、決して呪い殺すわけじゃないんだよ」

梓「ややこしいね」

憂「うん」

純「なんかごめんね」

梓「ううん、平気」

純「というかさ」

梓「うん」

純「少しは怖がってよ」

梓「うーん、だって怖くないし」

純「何が悪いわけっ?」

憂「見た目じゃないかな?」

梓「うんうん。あーまたモップがなんか言ってるよって感じだもん」

憂「まあ、そういうところは否めないかな」

純「ええっひどいっ」

梓「もう少し牙とか生やしてさ」

純「こんな感じ?」ニョキニョキ

憂「そうそう、それで獣みたいに毛むくじゃらになって」

純「ふむふむ」ニョキニョキ

梓「全体をおどろおどろしい感じにすれば」

純「よしっ!これでどうだっ!」ジャーン

梓憂「うーん」

純「あれ?」

梓「なんかオオカミ人間みたい」

純「ぐぬぬ。ガオー」

憂「純ちゃん、かわいいっ!」ナデナデ

純「くぅーん」

梓「あっわたしも撫でたい」

純「ってこれじゃダメじゃんっ」

憂「かわいいのに~」

純「そ、そうかな///……ううん目的を果たさなきゃ!」

純「最終手段、梓にとりついてやるっ!」ハッ

梓「うわあ~~」

憂「梓ちゃん、どんな感じ?」

梓「うーん、頭が痛い気もする」

憂「そっか。ていうかそろそろ学校に行かないと」

梓「そだねーもう完全に遅刻だよ」

憂「うん」


「………」スタスタ

憂「そういえば、昨日久々にお姉ちゃんとお風呂に入ったんだー」

梓「ほんとっ、いいなー」

憂「すっごいかわいかったなあ」

梓「うわっうわっ」

憂「そうだっ今度お泊まりしようよ」

梓「楽しみだなー」

ダダダダダダダ

純「はあはあ…わたし抜きで話をすすめないでよ…はあはあ」

梓「あっ」

憂「でも、純ちゃん梓ちゃんにとりついていたんじゃないの?」

純「あっ」

梓「うそつきだっ!」

純「まあ、もうそれは…」

④「イクナイヨッ、ボクヲジョウブツサセテ」

梓「うわっなんかでてきた!」

憂「そうは言っても」

④「サビシイサビシイ」

憂「よしっいいこと考えた!」




【数日後】



教師「あんたたちこれは何なの?」

梓「…テストですが?」

教師「そんなの見ればわかるわ。それより全員23点ていうのはどういうことよ。
   マークシートに4しかつけてないじゃない。ふざけているの?」

憂「供養ですよ」

教師「供養?」

純「報われなかった4を供養してるんです」

教師「はい?」

憂「やっぱりダメでしたか?」

教師「ダメよダメよダメダメよ」

憂「あちゃー失敗みたいだよ」

純「他の手を考えないとじゃん」

梓「はあーめんどくさい」

④「ソンナコトイワズニクヨウシテヨ」

憂「ちょっと静かにしようか」チラッ

④「ひいっ」



お  し   ま  い