三日目

三年教室

律「ういース」

律(梓今日も休みか)

澪「もう放課後だぞ」

律「いやー昨日唯に挨拶しにいってな」

澪(律っ、まだ……)

律「いつまでも落ち込んでいても天国の唯は喜ばないよな。つーことでムギ、ケーキ」

澪「よかった、心配したんだぞ」

律「ごめん」



紬「りっちゃんお待たせー」

律「一つは唯ん家にもっていくよ。私たちだけで食べてたら呪われそうだし」

律(昨日唯に頼まれたしな)

紬「もちろん唯ちゃんの分も用意してるわよー」

澪「じゃあ、早速新メンバー見つけないとな。唯のためにも」

律「ん、なんで?」パクパク

紬「忘れたの? 唯ちゃんがいなくなったから私たち3人しかいないのよ?」

澪「部員足らないと廃部だからな。四日後の学園祭にも出れないし」

律「私に澪にムギに梓4人いるじゃん」

澪「梓ってだれだよ。トンちゃんの仲間また増やすのか?」

律「!?」

紬「あずさちゃん? どんな子?」

律「いやだからさー、黒くてツインテールで小さくて意外に足が早いk――」

澪「ゴキブリコワイゴキブリコワイ」

律(なんだこの反応。まさか梓がいないことになってる? 確かめてみよう)

律「なぁムギ、去年後輩入らなかったっけ?」

紬「入ってないわよ。その代わりにトンちゃんは来たけど」

澪「だから苦労してるんだろ。どうするんだよ」

律(間違いない。後で唯の奴に聞いてみよう。不思議現象はお化けに聞くのが早いハズ)

律「んー憂ちゃんあたりに頼んでみるか」

澪「えっ、憂ちゃんはまずいんじゃ」

紬「唯ちゃんのこと思い出して悲しむとおもうわよ」

律「大丈夫、実は昨日話はつけてあるんだ」

律(うそだけどな。まぁ唯に説得してもらえばなんとかなるだろ。死人に口有りだ)

紬「そうだったの。それなら安心ね」

澪「私は一応憂ちゃんの友達の純ちゃんあたりに聞いてみるな」

律「これで安心だな」

律(そういえば唯はなんで学校こないんだろう? 動けないわけでもないしなぁ)



廊下

純(憂、昨日はいきなり教室出て行っちゃって心配したけど今日はなんともなくてよかった)

純(ようやく立ち直ったんだね。親友としてしっかり支えてあげないと)

澪「あっ純ちゃんちょっといい?」

純「澪先輩こんにちは。なんですか?」



~~~~~~~二分後~~~~~~~~

純「私が軽音部に、ですか?」

澪「いま部員足らなくてピンチなんだ。和や憂ちゃんに頼む訳にもいかないだろ?」

澪「掛け持ちでもいいからさ。頼む」

純「いいですよ」

澪「本当か!?」

純「楽しそうだし、廃部にするのももったいないですし」

澪「ありがとう。唯も喜ぶよ」



平沢家

唯「おいし~、りっちゃんありがとうね」

律「それでさ聞きたいことあるんだけど――」

憂「お夕飯できたよー」

唯「わ~おいしそ~♪ それではなしって何?」パクパク

律「梓のことなんだけどさ……」

憂「あっ私も気になってました。みんな梓ちゃんのこと知らないって」

憂「特徴言うとみんなゴキブリゴキブリって。まぁ似たようなもんですけど」

律「もしかして梓も死んじまったのか?」

憂「そんな……」

唯「あ、あずにゃんはいきてるよ~ 二人が生きてればその内あえるよ」パクパク

律「そうか」

憂「よかった」

律「それでなんだけど憂ちゃん軽音部に入ってくんない? 唯が死んだせいで部員足らなくて」

唯「ごめ~ん」

憂「んーでも、家事とかありますしー」

唯「入りなよ~けいおんぶ。一生に一度のお願い♪」

律(唯の一生はもう終わったけどな)

憂「わかりました。入ります」

律「ありがとー憂ちゃん」



4日目

音楽室

律「というわけで部員が二人増えました」

憂純「よろしくお願いします」

澪「憂ちゃんはいいのか?」

憂「お姉ちゃんはそのほうが喜ぶと思って」

律(実際喜んでたしな)

和「ちょっと失礼するわよ。講堂の使用届けもってきたわ」

律「サンキュー、えーっとベースは澪と純ちゃんでギターは憂ちゃんと」

和「えっ。憂、軽音部はいるの?」

憂「うん。お姉ちゃんのためにもね」

和「そう。唯きっと喜ぶわね」

律「ボーカルは誰にする?」

紬「唯ちゃんがいないから澪ちゃんしかいないと思うけど」

澪「憂ちゃんと純ちゃんは?」

純「私はボーカルはちょっと」

憂「私もです」

律「決定だな」カキカキ

澪「唯…… 帰ってきてくれ……」シクシクシク

紬「あっ大変。人数急に増えたから唯ちゃんのお供えのケーキがないわ」

律「なんだってー! これは唯の奴化けて出るぞ、まじで」

澪「ひーー。わっ、私の分あげるから許してー」シクシク

純(澪先輩いつもこんな風にからかわれているんだ)



平沢家

唯「りっちゃんいつもありがと♪」パクパク

律「はっはっー、感謝したまえ。それよりそのでかい箱はなんだ?」

唯「あ~これね~一生懸命作ったんだ♪ 明日教室に置いてきてよ」

律「だからなんなんだよ、それ」

唯「も~お供え物BOXだよ。これで甘いものがたくさん沢山食べれるよ♪」

律「自分の墓から取って来いよ」



唯「あ~、あずにゃん今日も来たんだ。偉いね~」

梓「そう言う唯先輩こそ毎日いるじゃないですか?」

唯「私はここで寝泊りしてるからね♪ コンビニもあって便利だし」

梓「ゴミもこんなに散らかして、まったく。怒られますよ。ついでにゴキブリも来ますよ」

唯「あずにゃん召喚の儀式だよ」

梓「いい加減にしてくださいよー、もう」


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