次の日

学校 3年教室

姫子「お、お金…?」

唯「うん!欲しい服がいっぱいあるんだー。3万円でいいから貸してよー」

姫子「…ちょっと今月苦しいからまた今度に…」

唯「は?」

姫子「え?」

唯「…私がこんなに頼んでるのに断るんだー」

姫子「…」

唯「ねえ聞いてるの?」ペッ!

ビチャッ

姫子「…」

唯「…死ねばいいのに。姫子ちゃんなんか。はぁー」

姫子「か、貸すから!お金貸すから許して!」

唯「え?本当!?」



姫子「…3万、貸しちゃったよ…」

信代「姫子も貸しちゃったの?…私も同じように唯が怖くて5万貸しちゃったよ…」

いちご「私も、8万貸しちゃった」

エリ「私も2万貸した。…唯ってめったに怒らないから。なんか怒った唯見たら凄く怖くて…」

信代「うん。その辺のヤクザより怖かった」

姫子「唯、これからずっとあんななのかな…」ビクビク



律「…」

澪「…」

紬「ゆ、唯ちゃん…何てことを…」ビクビク

和「…唯がああなった理由、知ってそうね。そこの3人」

紬「え?」

律「…」

澪「…」

和「…律と澪が包帯まみれで無言なのも唯がああなったのと関係ありそうね。ちょっと人のいないトイレで全部話してくれないかしら?」

律「…ああ。わかったよ」



女子トイレ

和「…へえ。唯がキレたところを見てみたい…か」

律「つい遊び心でやった事なんだよ…」

澪「まさかこんな事態になるなんて思わなかった…」ビクビク

和「唯はね、キレさせてはいけない人物なのよ。あなた達は知らなかっただろうけど」

律「そっか。和は唯と幼なじみだから唯のキレた所を知ってるのか」

澪「くっ!なんで最初から和に相談しなかったんだ!」

紬「もう遅いわよ…」

和「そうね。こうなってしまったのは仕方ないわね…」



3年教室

唯「は?私に何か文句があるの?さわちゃん」

さわ子「あ、あの…クラスのみんなが迷惑してるみたいだし…(なんで!?なんであの唯ちゃんがこんなに怖いのよ!)」

唯「ふーん。さわちゃんに告げ口したクズは誰かな?」

クラスメート「ひっ!」

さわ子「ゆ、唯ちゃん…落ち着いて」

唯「ペッ!」

ビチャッ

さわ子「…」

唯「文句あるんなら堂々と言いなよ」

さわ子「…無いわ」

スタスタ



律「さわちゃんでもダメなのか…」

澪「なんて事だ…」

紬「唯ちゃん…元に戻らないの…?」ビクビク

和「…元に戻る方法、あるかもしれないわ」

律「え?」

澪「何か思いついたのか!?」

和「律!澪!紬!あなた達が最初に唯にした事をやるのよ!」

律「え」



数分後

律「唯~」

唯「ん?包帯まみれでどうしたのりっちゃん」

律「あ!足が滑った!」

ガッ

ドタッ

唯「うう…」

律「悪いなー唯。でもそこに突っ立てたお前が悪いんだぜ」

唯「…殺されたいの?りっちゃんさあ」

律「…(こ、怖い!だがまだ諦めるわけには!)」

澪「やあ唯」

唯「あ?」

澪「そんな怖い顔するなよ」ペッ!

ビチャッ

唯「…」

紬「あら唯ちゃん」ペッ!

ビチャッ

唯「…」

澪「ごめん~。ツバかかちゃったよー」

紬「ごめんね~」

唯「…」スッ

澪「(律!ムギ!全速力で逃げるぞ!)」



律「うおおおおおお」

スタタタタタ

唯「…逃がさないよ」

スタタタタタ

紬「ゆ、唯ちゃん追ってくるわよ!」

律「澪!どこに向かってるんだ!?」

澪「2年の教室!梓の教室だ!」

紬「梓ちゃん!?」

澪「梓にも嫌がらせをして貰えば唯はもっと怒る!」

律「そ、そうか!」



2年教室

梓「あ。先輩方」

憂「律さんに澪さん…どうしたんですか!?包帯まみれで」

梓「あ。まあそれはいろいろあって…」

純「ってか汗だくじゃないですか。どうしたんです?」

律「まあ…全速力で走ってきたからな…」

紬「怒りが貯まってる唯ちゃんがここに来るわ」

憂「え!?お姉ちゃんが!?」

梓「何やってるんですか!?澪先輩達はバカですか!?」

澪「まあ話を聞いてくれ…」



唯「…ん?あずにゃん」

梓「ゆ、唯先輩の…唯先輩の…池沼ー!!!」

唯「…」ブチッ!

憂「お、お姉ちゃんのバカー!」

純「唯先輩の歌は下手くそだー!」

唯「…」ガシッ

純「え!?なんで私の胸ぐらを!?」

唯「一番近くにいたからだよ…」

梓「純!ありがとう!」

憂「ごめんね純ちゃん!」

純「え!?ちょっーーー!」

唯「モップのくせに…私をバカにするなああああああ!」

ドビブガドカァァァァ



律「おお梓!憂ちゃん!唯の様子はどうだ!?」

梓「唯先輩…かなりキレてますよ…」

憂「あんなお姉ちゃん見たことない…」

澪「でもこれが唯のためなんだ…」

紬「…!唯ちゃんが来たわ!」



唯「うう…」イライライライライライライライラ

律「うわっ。めちゃくちゃキレてるし…」

梓「だから言ったでしょうー!」

唯「はー…」イライライライラ

スウッー

律「…!」

澪「みんな!耳を塞げ!!」

梓「は、はい!」



唯「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」



唯「……」フラフラ

唯「うう…」ドサ

澪「倒れた!」

梓「これって…」

紬「成功よ!」

憂「和さんの言ってた通りなんですね!」

律「ああ!和の読みは当たった!」



ー回想ー

律「え。…私達が唯に最初にした事って嫌がらせじゃないか!」

澪「余計に唯を怒らせるだけだろ!」

和「それでいいのよ。…唯みたいな単純な人間は、怒りが貯まりすぎて怒りが爆発すると叫ぶのよ」

紬「叫ぶ?」

和「とにかくストレスを解消したくてね。そして叫び疲れて倒れて…怒りというのが全て消えて元の唯に戻る」

澪「…本当なのか!?」

律「…ええい!もう一か八かでやってやるよ~!」



数時間後

保健室

唯「…う、うう」

梓「あ!目が覚めましたよ!」

唯「ここは…」

紬「保健室よ!唯ちゃん!」

純「」

唯「あれ…純ちゃんが隣のベッドで包帯まみれで寝てる」

澪「(キレてた時の事を忘れてる!)」

和「(成功ね…)」

律「うう…唯~!よく帰って来てくれた~」ダキッ

唯「え?りっちゃんどうしたの?あはは~」

憂「お姉ちゃんが元に戻った」ウルウル

唯「どうしたの憂。お姉ちゃんは元からこうだよ!」

律「(しかしキレてた時の記憶が消えたってどういう事だ?)」

和「(叫んだショックで記憶が飛んだとかじゃないかしら)」

紬「唯ちゃんが帰ってきた記念のパーティーをやりましょう!」

梓「そうですね!」

律「唯~」ペッ!

ビチャッ

唯「りっちゃん何するの~もう~。あはは~」

律「元の唯だ~」

澪「ツバかけられても怒らないぞー」ペッ!

ビチャッ

唯「…ッチ」

澪「え」


おわり




読んでくれた人ありがとう
後半、おかしくなったとか思った人はすまんね
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