澪の部屋

和「あたまナデナデちて~」

澪「よちよち、いい子いい子」ナデナデ

和「えへへ~、ママいいにおいする」ギュッ

澪「こ、こらっ、抱きついちゃだめぇ」カアァ

和「やわらか~い」ムギュ

澪「んあっ、変なとこ触らないでぇ」

和「ひっ、ママごめんなさい……」グスッ

澪「お、怒ってない、怒ってないでちゅよ~」アセアセ

和「ホント」ウルウル

澪「ホントだって、いい子いい子」ナデナデ

和「じゃあ、おっぱいちょうだい」

澪「ちょっと待ってて、哺乳瓶持ってくるから。
  おとなしくしてるんでちゅよ~」スクッ

和「うん! おとなしくしてる」

澪「すぐ戻りまちゅね~」ガチャ

トントントントン

和「……さてと」ムクリ

和「澪の下着チェック!」ガラッ

和「縞々ばかり何色あるのかしら? ん、これは……」

和「いつの間にか増えてるわね、赤いブラとショーツが」アラヤダ

和「それにしても赤なんて、闘牛士気取りかしら。あの胸で」グヌヌ

和「どれどれ」クンクン

和「この匂い……まだ買ったばかりね」

和「決めたわ、これにしましょう」キミニキメタ

和「でも計画は綿密に」

和「まず写真を」パシャ

和「タグも撮影」パシャ

和「これで同じものを購入して、そっとすりかえる。完璧だわ」ドヤァ

和「買ったばかりならバレることもない」ククッ

和「そろそろ戻ってくるころかしら」

和「おとなしくしてましょう」イソイソ

トントントントン

澪「のどか~、出来まちたよ~」ガチャ

和「わ~い、のませてのませて」

澪「よし、じゃあここに頭のせて」ヒザマクラ

和「うん」ムニュ

澪「飲ませまちゅよ~」

和「んく、んく」ゴクゴク

澪「あわてちゃだめでちゅよ~」

和「うぅっ、ぷはっ」ベチャ

澪「お口のまわり汚れちゃいまちたね~」

和「……なめてきれいにちて」

澪「いいのか……でちゅか?」ドキドキ

和「うん、おねがい」ウルウル

澪「じゃ、じゃあ、お布団に横になりましょうね~」ポンポン

和「は~い」ポフッ

澪「舐めまちゅよ~」ペロペロ

和「んぅ」クスグッタイ

澪「耳元と首筋まで垂れてまちゅね、きれいにしましょうね~」ペロペロ

和「……うっ、ふぁぁ……」

澪「」ペロペロ

和(熱くなってきた///)

澪「あれ? 顔赤いでちゅね。熱でもあるのかな~」オデコピタッ

和「///」カァァ

――NOW 検温中――

澪「やっぱり熱い……、本当に大丈夫か?」

和「え、ええ大丈夫よ」アタフタ

澪「ここで休んでてもいいんだぞ?」

和「大丈夫、家に帰って休むわ」

澪「送って行こうか?」

和「いいのよ、……ごめんね」

澪「和が謝ることじゃないよ」

和「……そうじゃなくて。あの、こんなことさせてごめんね」

澪「赤ちゃんごっこか?」

和「プレイと言わないだけマシかしら」

澪「しょうがないよ、和は今まで頑張ってきたんだから。
  人に甘えることなんて無かったんだろ?」

和「そうね、物心ついたときから色々と世話してきたわ。
  唯とか、弟とか、妹とか。学級委員もよくやったし」

澪「それで生徒会長までやったもんな、無理もないよ」

和「……ごめんね、頼めるの澪しかいなかったの」

澪「いいよ、受験も終わったことだし。和の頼みならお安い御用だよ」

和「ごめんね……、本当に」

澪「そこは『ありがとう』じゃないんだな」

和「もう帰るわね……。それじゃ」スクッ

澪「あ、ああ。それじゃ」

ガチャ

トントントントン

和「お邪魔しました」

ガチャ

和「ふう、こんなつもりじゃなかったんだけどね」

和「そうだわ、連絡入れとかないと」ポチポチ

和「もしもし、真鍋ですが」

恵『あら真鍋さん、例の件かしら?』

和「そうです、話が早いですね」

恵『それはそうよ、だって澪た……秋山さんの件ですもの』

和「流石です、元ファンクラブ会長『曽我部恵』先輩」

恵『卒業したから先輩と呼ばなくてもいいのよ、
  なんなら『めぐみん』って呼んでみる?』

和「いえ、曽我部先輩は先輩ですから」

恵『相変わらずね、そういうとこ気に入ってるのよ。秋山さんほどじゃないけどね』

和「それはそうと、もうすぐ目標の物は回収できそうです」

恵『流石ね、現ファンクラブ会長『真鍋和』さん』

和「……それよりこちらが出した条件、受けていただけるんですよね?」

恵『もちろんよ。それにしても幼馴染思いなのね』

和「褒め言葉と受け取っておきます」

恵『ふふっ、それじゃ待ってるわ』ピッ


カァーカァー

和「そろそろ帰らないと」

和「……ごめんね澪、嘘ついちゃって」

和「これも唯のため、いえ……私のワガママね」

和「あっ、澪に下着どこで買ったか聞くの忘れてたわ」

和「……しかし曽我部先輩も澪の下着を欲しがるなんて」

和「とんだ変態ね」ヒトゴト


澪の部屋

――NOW 赤ちゃんごっこ――

和「……ふう」グッタリ

澪「満足したか?」キリッ

和「澪って上手なのね、見直したわ」ウットリ

澪「はっ、恥ずかしいだろ///」カアァ

和「恥ずかしいついでに聞いていいかしら?」

澪「何を?」

和「下着っていつもどこで買ってる?」

澪「へ? 駅地下の『ピュアピュア』だけど」

和「わかったわ。さてと、そろそろ帰ろうかしら」

澪「え、もう帰るのか? ゆっくりしていってもいいんだぞ」

和「残念、用事があるのよ。それにね……」

澪「それに?」

和「……いつまでもこんな関係続けるわけにはいかないもの」

澪「……和の役に立てるんだったら、続けたっていい」

和「ごめんなさい、澪」

澪「またそうやって謝る、和は甘えたっていいんだよ。
  私だけじゃなくて、みんなにさ」

和「そうね……。ありがとう、澪」

澪「やっと『ありがとう』って言ってくれたな」

和「私が間違ってたのかもね」

澪「間違ってるって、その……赤ちゃんごっこのことか?」

和「……違うわよ。でも言えない」

澪「……言えないんだったらいいよ、隠し事なんて誰にでもあるんだし」

和「そのうち言うから……、それじゃ」ガチャ

和の部屋

和「どうしようかしら……、もうすぐ澪の下着は手に入れられる」

和「曽我部先輩の頼みとはいえ、澪を騙し続けるのは苦しいわ」

和「やっぱりやめましょう、こんなこと」ポチポチ

プルルル

恵『あら、真鍋さん。いい知らせかしら』

和「ある意味いい知らせです」

恵『どういうことかしら?』

和「私たち改心しませんか? 澪に洗いざらい話しましょう」

恵『あなたはそれでいいの? 望みが叶わなくなるわよ』

和「私が間違っていたんです。唯の声が聞きたければ電話をすればいい、
  隠し事があるのなら話してくれるまで待てばいい」

恵『……そうね』

和「それに……、大切なのは唯だけじゃありませんから。
  一緒に過ごした時間は短くても優劣はありません」

恵『それは秋山さんのこと……、そういう解釈でいいの?』

和「……ご想像にお任せします」

恵『分かったわ、二人で秋山さんに謝りましょう。
  そして、あの件は無しにするわね』

和「はい。大学寮の唯の部屋に盗聴器を付けようだなんて、
  私どうかしていたんです」

後日――澪の部屋

恵「ああ、これが澪た……秋山さんの部屋」スーハースーハー

和「曽我部先輩落ち着いて。でも深呼吸はしないで下さい」

澪「……ええと、ココア入れたんですけど。曽我部先輩どうぞ、和も」コト

――NOW ココア飲む――

恵「ふう、美味しいわ。流石秋山さんね」アッタカアッタカ

和「ココア入れるのに腕前は関係ないと思いますが」

澪「あの、話っていうのは……」

和「私から言うわ。……騙してたのよ、澪を」

澪「どういうことなんだ? 和」

和「私がね、子供のころから人に甘えることを知らなくて、
  それで澪に赤ちゃんごっこを頼んだんだけど」

澪「うんうん」

和「私と曽我部先輩が仕組んだことなのよ」

澪「じゃあ一体何のために仕組んだんだ?」

和「曽我部先輩は澪の下着を手に入れるため」

澪「なっ……」カァア

和「私は交換条件として大学寮の唯の部屋に……盗聴器を付けてもらおうとしたの」

澪「……」

和「だから『赤ちゃんごっこ』と称して澪の部屋に入り浸っていたのよ」

和「だから……ごめんなさい。嫌ってくれてかまわないから……」

澪「……和」ギュッ

和「!? 澪、抱きつかないで! 離して!」グィッ

澪「違うんだよ、和……」ギュッ

和「何が違うって言うの? 私たち二人で騙してたのよ!
  曽我部先輩も何とか言って下さい!」

恵「……」

澪「ごめんな……和」ボソッ

和「何で澪が謝るの? 騙してたのは私たちなのよ!」

澪「……私と曽我部先輩で和を騙してたんだ」

和「……え!? どういうことなの、説明して!」

澪「だって、だって……」ギュッ

和「早く言って!」

澪「和と赤ちゃんごっこがしたかったんだよ!」

和「」ポカーン

恵「」ニヤニヤ

澪「大体下着を手に入れるために赤ちゃんごっこするっておかしいだろ?」

和「確かにそう言われれば……、でも曽我部先輩の提案だったし」

恵「正確には秋山さんの提案だけどね」

和「もう言い返す気力も無いわ……」アハハ

澪「悪かったよ和、本当にごめんな」

和「いいわよ、お互い様だものね」ヤレヤレ

恵「秋山さんのアルバム見っけ」ペラペラ

澪「許してくれるのか?」ホントニ

和「そうよ、もういいわ」ホント

澪「のどかー!」ギュウウ

和「もう、甘えんぼなんだから」ナデナデ

澪「そうだ! 頼みがあるんだ」

和「何なの、言ってみて」

澪「私に赤ちゃん役をやらせてくれないか?」タノムヨ

和「///」モウドウニデモナーレ

恵「子供のころの澪たんカワイイわ」ウットリ

澪「ママ、だっこちて~」

和「甘えんぼでちゅね~みおは」

澪「あたまナデナデちて~」

和「よちよち、いい子いい子」ナデナデ

澪「えへへ~、ママいいにおいする」ギュッ

恵「あの、私もいるんだけど……」

――――――――――――――――
●REC

紬「二人の様子がおかしいからカメラを仕掛けてみたんだけど、
  おかしな展開になってきたわ」ワクワク

菫「紬お嬢様、考え事でしょうか?」

紬「一つお願いしていい?」

菫「紬お嬢様の言いつけならなんでも」

紬「私と赤ちゃんごっこをしましょう!」キラキラ

菫「それは無理です」ウフフフフ

おわり