「今日を以って卒業を迎える、お馴染のあのバンド放課後ティータイムです」
パチパチパチパチ
ヒューヒュー
唯「……最高のライヴにしようね」
澪「よしっ」
律「全身全霊を注ぎこんでやるよっ」
紬「うんっ!」
梓「……」
唯「あずにゃん、泣いちゃだめだよ?終わってからなら泣いていいから」
梓「な、泣きませんよっ……誰が……」
唯「放課後ティータイム、いくよ?」
唯「……」
キャーーーユイーーーー!!! ムギュウウウウウウ!!!!! アズサガンバッテー!
ミオチャンミオチャン!!!
リツナクナヨー!!!
唯「う、ううんっ!ごほんっ!」
律「……いくぞ?」
唯「うんっ!」
澪「よしっ!」
紬「うん……!」
ジャガジャ、ジャガジャガシジャンンジャジャガジャンンジャガジャン!!!!!
キャーーーーー!!!! キタアアアアアアア!!!!!!
ガンバレーーー!!!
唯「ふわふわ時間っ!!」
~♪~♪~♪
パチ!!パチ!!パチ!!パチ!!パチ!!パチ!!パチ!!パチ!!
唯「ベース、秋山澪っ!!!」
ドウルルル、ドュルル、ドュルッドュッ、ドゥ~♪
キヤーーーーーーーミオーーーーーー!!!! カッコイイイーーーー!!!!
澪「ギター、平沢唯っ!!!」
ユイーーーーー!!! カッコイイヨォォォォォ!!!!! ウンタン!!!
澪「あ~あ、神様~っお願~いっ、一度~だ~け~のっ!!」
唯「ドリいームータイムっ、くだ~さい!!」
澪「もしすぐにっ、話せ~れば、その後~はっ!!ど~に~か、な~る~よ~ねっ!」
「「「ふわっ、ふわっ、タイム!!!!!!」」」
~♪~♪~♪
澪「ありがとうございましたっ」
ヤバイーーカッコイイヨー!! パチパチパチ!!!
唯「ありがとうございました~!」
澪「ふうっ……」
唯「MCいれる……?」
澪「いやっ……このままいこう」
唯「……いく?」
澪「最後のライヴだから、思いっきり歌わせて……」
唯「……」
澪「あとは唯に任せるからっ……!」
唯「わかった、じゃあ続けていくよっ!りっちゃん!」
律「おうっ!」
カッ!!カッ!!カッ!!
~♪~♪~♪
さわ子「もうやってるのね……」
さわ子「どれどれ……」
キャーーーーーカッコイイイイイイ!!!! ティータイムーーーー!!!!!
「NO,thanksyou!!!」
さわ子「……」
さわ子「……」
さわ子(こんなに成長するだなんて思いもしなかったわ……)
澪「みんなっ、ありがとおおっ!!!」
パチパチパチパチパチ!!!!!!!!
澪「はあっ……はあっ……」
澪「唯っ……」
唯「任せて……澪ちゃん」
唯「どうもっ、放課後ティータイムですっ!!」
ワアアアアアアーー!!!!パチパチパチ!!!!
唯「とうとう卒業ですね……・私、今日が来るまで全然意識してなかったんですよ~」
唯「今、こうやって立って見ると、本当に卒業なんだなって……寂しくなります」
紬「……」
唯「これから私達、バンドを続けるか悩んだんです……何日もかけて」
梓「……」
唯「その結果……放課後ティータイムはこのライヴを以って解散することになりましたっ」
梓「えっ……唯せn」
唯「だからみんなで演奏するのはこれで最後です、5人みんなと楽しくバンド活動できる最後のライヴなんです」
梓「……」
梓(違う……続けるって言ったじゃないですか……どうして)
唯「あんまりしゃべってると前みたいにグダグダになりそうなんでっ、次の曲にいきます!」
唯「私が作詞……だけをやりましたっ!」
サクシダケカヨー ナンダヨソレー アハハ
唯「じゃあ、聞いてください!kirakira☆daysっ!」
~♪~♪~♪
キャーーーーーーー!!! ガンバッテーー!!!!
唯「このままでいいよ~っ、このまま~がいいよ~っ!」
紬澪律梓「うううう~♪」
~♪~♪~♪
~♪~♪~♪
唯「イエイっ!!」
ジャガジャガジャガジャガ~♪
唯「大きな声で~伝えあってゆこ~お~っ、幸せっ!!」
ジャーーン♪
パチパチパチパチ!!!!!!
唯「ありがとうございました~っ!」
律「ふぅ」
パチパチパチパチ!!!!! ヨカッタヨーーー!!!
パチパチパチパチパチパチ!!!!!
唯「じゃあ……みんな……」
律「私、多分笑いものにされるな」
紬「とうとうこの時が……どきどき」
梓「……」
梓「……」
唯「もう次で最後の曲になりますっ」
エエエエエエーーッ!!! ヤダーーーーーッ!!
唯「私達で作った……桜ケ丘高校校歌のアレンジバージョンですっ」
梓(卒業しても、会えるからって思ってたけど……)
唯「みんなで歌の練習をして~、あっ、その前にりっちゃん歌うように説得したんですよ~」
梓(もう……本当に最後……)
アハハハハハ、リツカオマッカーーー
律「ううう、うるさいっ!」
梓「……」
梓「……」
澪「もう、これが最後の曲か」
紬「さいご……さいご……」
律「む、ムギッ!だめだっ!約束しただろ?」
紬「うう……だって……だって……」
唯「私だって……わ、たしだって我慢して、るんだからねっ?ムギちゃん、頑張ってよ」
紬「ぅ……ぅん……」
梓「……」
梓「っ……嫌です……よっ」
唯「あ、あずにゃん……」
梓「どうして……嘘ついたんですか……っ?」
唯「……」
梓「私……私っ……もっと先輩方と……演奏できるって……思ったのぃぃ……」
律「へ、へへっ、あ、あっ……梓の奴ないてや、んのっ……」
澪「……っ……」
唯「だ、ダメだよ……笑顔だ……よっ……?え、がおで……」
紬「ううっ……私も……もっと……みんなと……演奏したい……」
律「はははっ、む……む、ムギもっ、リタイヤ~、やっぱり無理だったじゃん、へへ……」
澪「……っ……ぅぅ……っ……」
唯「み……みんな、ずるぃ……よぉ……」
律「……ゆぃもっ……泣いて……やんのっ……っ」
唯「ううっ……」
紬「……っ……」
信代「な~に泣いてるんだよっ!!しっかりしろっ~!」
律「泣いてないわっ……!ぐ…ぅ…」
姫子「ゆい~、頑張れ~!!」
ガンバッテー!!!!ミンナーーーー!!!
ナクナーーーーー!!!!! ガンバレガンバレ!!!!
唯「……っ」
唯「私達……ダメだね……へへ」
唯「ごめんね、あずにゃん……」
梓「……っ……先輩の……嘘つき……」
唯「みんなで……一緒に活動できないと嫌だったんだっ……」
唯「あずにゃん抜きで放課後ティータイムは成り立たないよ……?」
梓「……」
律「い、いいからちゃっちゃと終わらせるぞっ……!ほらっ、歌だ歌っ」
唯「へへへっ……りっちゃん泣いてるじゃ~ん……うっ」
律「……っ」
唯「えっ……と……っ……放課後ティータイムはもう終わりです……けど……」
唯「これからも……音楽、がんばりますっ……」
唯「私は、このけいおん部が大好きですっ!!!もう他に変わりはいないくらい……大好きですっ!!!」
イイゾーーソノチョウシーー!!! ワタシモスキダーーーーー!!!!ダイスキダーーーー!!!!
唯「じゃあ最後に!!みんなで歌って終わりにしましょう!!」
ジャガジャーン!! ジャーン!!
唯「せーのっ!!」
唯「桜高けいおん部は永遠に不滅ですっ」
澪「……は?」
律「え?」
紬「え?」
唯「あ……れ……ごめん……悪ノリです……」
律「ぷっ、もういいから歌始めろ~」
澪「ははっ、最後にすべったな」
唯「じゃあみんな立って~!!みんなでこのライヴを終わらせようっ!!」
ウタッテイイノ!!? ウタオウ、ウタオウ!!
唯「わんつすりー!!」
~♪~♪~♪
最終更新:2011年09月25日 02:05