唯「ただいま~!ういうい~!」

唯「今日ね~、すっごく楽しかったよ~?」

唯「あれ~?憂い~?あ、そっか~、塾か~、今日楽しかったな~」

唯「ねっ、ギー太っ!」

唯「そうだよ、はやくバイト探さないとね!」

唯「よおし、今から求人あさってバイト先みつけなきゃ!」

唯「レッツゴー!」

唯「楽しみだな~、これから始まる軽音部!なんだしさ~」

唯「みんなとまた3年間過ごせるんだからすっごいうれしいよ!」

唯「うれしいな~……」

唯「……」

唯「……さて」

唯「お腹へったなあ、ご飯つくろ~」

唯「なんかレトルトあったっけ~?」



唯「ふわふわ時間~♪ふわふわ~時間~♪」

憂「ただいま~、お姉ちゃん居る~?」

唯「ういさびしかったよおおお!どこいってたのお?」

憂「塾だよっ?あっ、ギター買ったんだ~、かわいい~」

唯「でしょでしょ~?かわいいでしょ~?」

憂「弾いてみて弾いてみて~!」

唯「うんっ!」


~♪♪♪♪


唯「どうこのリフうまいでしょ~?チョーキングだってほら」

憂「えっ……お姉ちゃん?」

唯「あ……」

唯(しまった……3年間の成果をここで見せてしまったっ!)

唯「え、えへへ……なんかできたよ……」

憂「天才だよお姉ちゃん!!すごい!!将来プロになるかもしれないよっ!」

唯「えへへ~、そうかな~」




唯「テスト?」

律「ああ、そうだぞ?忘れてたろ~?」

澪「唯はちゃんと勉強したのか~?」

唯「してないよ~、ケーキおいし~」

唯(そういえばみんなで赤点の勉強したなあ……)

唯(またああやってできるんだもん、私は赤点取るべきなんだよ)

紬「高校に入ってから急に難しくなって大変だわっ」

澪「律、私は教えないからな?」

律「えええっ!?なんでなんで?」

澪「自分で勉強しろっ」

律「えええええ」

唯(大丈夫だよりっちゃん、澪ちゃん教えてくれるから)




先生「テスト開始!」

唯(名前は書いておこう……ええと)

唯(……)

唯(えっ、簡単。こんな問題テストに出しちゃだめだよ、ここの答えは……)

唯(なんで一年生の問題が出てるんだろう……ここの答えは……こう)



――――

唯「簡単だったね~」

律「な、なんだとう!?」

澪「まさか律、できなかったとか言うなよ?」

律「まあ、ボチボチできた……感じ……」

澪「いきなり教えてとか言ってきたんだからちゃんと点数とらないとだめだぞ?」

紬「私は多分、大丈夫だわ」

唯「……」

唯(なんかなあ……なんだろう……)




律「ははははなんとか凌げたぞ!」

澪「まあいいだろう、ムギどうだった?」

紬「なんとかできました~」

紬「唯ちゃんどうだったの?」

唯「ん?100点だったよ~、ほい」

律「はっ!?」

澪「えっ!?」

紬「まあ!!唯ちゃんすご~い!」

唯「あ、バイトの面接始まっちゃうから、また明日ね!」

澪「ああ、じゃあな頑張って……」

律「ああ……」

律「唯って……頭良いんだな……ショックだ」

澪「あいつあんな感じだけど本当は物凄くできた子なんじゃないか?」

紬「きっとそうよ……ちょっと見る目が変わっちゃうわ……」




唯(みんなすごい顔してたな~、でも当たり前の点数っていうか……)

唯(あ~あ、わざと0点取っとけばよかったなあ……)

社員「高校生?」

唯「あ、はい」

社員「うちは基本だれでもオッケーなんで、ええと、空いてる時間帯教えてくれる?」

唯「空いてる時間帯ですか?」

唯「……」

社員「うん」

唯「空いてる時間帯……」

唯「放課後は無理です、部活があります」

社員「あ~、じゃあ厳しいかも。うち7時閉店だから……」

唯「そうですか……じゃあ……大丈夫です……はい」

社員「放課後入れていいって事?」

唯「はい……いいです」

社員「わかりました~」




律「なんだよ澪、話って~」

澪「私達まだまだ下手くそだろ?」

律「うん、そうだな。唯なんてアンプに触れたこともないだろ~」

唯「アンプくらい触ったことあるよ~!」

紬「私も全然ダメなの~」

澪「私思ったんだ、こんなんじゃ絶対馬鹿にされるって」

澪「だから合宿をします」

律「合宿?」

唯(きたあああああああ!!合宿だああああああああ!!!)

唯「いいねっ!!合宿行こう行こう!!!!やっぱ合宿いいよね!!!!」

澪「言っとくけど遊びじゃないからなっ!?」

紬「行きたい行きたい!!私も行きたいです!!」

唯「やったあ合宿だあ!!ばんざーーい!!」

澪「人の話を聞け~!!」

律「それ、いつになるかな?」

澪「ん?まあ、夏休みあたりじゃないかな」

律「あ~すまん、じゃあ私いけないや、家族と世界旅行行くんだ」

唯「え?」

唯「……」

唯「えええええええええ!?」

唯「りっちゃんなに言ってるんだよ!?りっちゃんが世界旅行なんかしてなんの得があるんだよお!?」

律「やかましいわい!」

澪「それって……本当か……?」

律「ああ、すまん。行きたいんだけどなあ……」

紬「そう……」

唯「やだよ!行こうよ!破棄してよ!」

律「だーっ!お前は黙らっしゃい!」

唯「そんな……!そんな……」

律「そんなに落ち込むなよって、また今度行けばいいだろっ?」

唯「そんなぁ……」

唯(大事な思いで作りがなくなるなんて……なんの為の2週目なの……?やだよ……そんな2週目……厳しすぎるよ……)

澪「しょうがないな……合宿はお預けか……」




唯「合宿が中止になった……うええええういいいい」

憂「そうなんだ、残念だね……」

憂「私、塾の合宿があるからお姉ちゃん一週間一人ぼっちだね……」

唯「えっ!?聞いてないよういうい!私一人になっちゃうの!?」

憂「お母さん達は旅行だし、一週間だけお姉ちゃんお留守番だね……」

唯「そんなのやだっ!!私もいくよぅ!!」

憂「うん……私もついてあげたいけどごめんね!お姉ちゃん!」

唯「うぐえええいじめだいじめだういがいじめるうううう」

憂「いじめじゃないよ!いじめじゃないよっ!いじめじゃないから!」

唯「うううううう」

唯「バイト行ってきます……ぐじゅ……」

唯(バイト行きたくない……つらいよ……なんかもう疲れたよ……)


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