「……ちゃん……ずさちゃん…!」

梓「ぅっ……うい?」

憂「梓ちゃん大丈夫?」


確かわたしは憂にスタンガンで沈められたはず
でも、今憂は首輪をつけてトラックの荷台に繋げられてる

もちろん、わたしも律先輩たちも


梓「ここどこ?」

憂「ここはお姉ちゃんの車庫だよ……」

律「みんな唯にやられたんだよ」


非常事態です
わたしと憂はこのあと何が起きるか想像できます


紬「なんかドキドキしてきたわ~」

紬「みんな、裸ん坊なんだもん……フフフッ」


ムギ先輩はお気楽でいいです
ぜひ頭の中身を替えてもらいたいです

でも、唯先輩は何回憂に変装したんだろ……

唯先輩、いや、憂が中に入っていた時はずっと唯先輩が変装していた

となると、唯先輩と一緒にお風呂に入ったことになります

そしてわたしは唯先輩の顔を舐め回しことに………

おえっ…!


ガラララララ………!!

唯「やっほー!みんな起きてるー?」


シャッターを開けて唯先輩が現れました


憂「お姉ちゃん!!」

律「唯!どういうつもりだよ!服を返せ!」

唯「まあまあ、落ち着きなさい律っちゃん」


自分は安全圏にいるので完璧に調子に乗ってます


唯「わたしはみんなと再生の旅をしようと思ってね」

紬「再生の旅…?」

唯「ゲームがしたいのですよ!」

律「はぁ?」

憂「律さん、お姉ちゃんはこの前TSUTAYAで借りた映画に影響されてるんです」

憂「今のお姉ちゃんは『ジグソウ』になりきっ……

唯「憂は黙ってて!!」

唯「あーあ、憂のせいでみんな死んじゃうことになっちゃったよ」

唯「態度次第じゃ許してあげようと思ったのに…!」


最初からそんな気はありません
わたしたちを許したら自分は豚箱です

クズとは唯先輩の為にある言葉です


唯「それじゃあみんなー!澪ちゃんによろしくねー!」


そう言うと運転席に乗り込みエンジンをかけました


ブロロロロロロ………


憂「みなさん…グスッ……わたしのせいで……」ポロポロ

唯「バーカ!バーカ!」


トラックがゆっくりと動き出したその時です



律「みんなー!荷台に乗り込めー!」

唯「!?」



梓「そっか!その手がありました!」


わたしたち急いで荷台に乗り込むと唯先輩は運転しながら大騒ぎです


唯「ずるいよー!!!!」

唯「ちゃんとルール守ってよ!反則だよ!!!」

律「そんなもん聞いてねーよ!」


律先輩が助手席の窓から入り込もうとしますが、唯先輩も負けじと助手席にドアに手を伸ばし窓を閉めようと必至です

このトラックは手回しじゃないと窓の開閉が出来ないのです


唯「あわわわわ………」

律「唯!1つ聞かせろ!!」

律「なんで澪を殺したんだ!?」

唯「殺すつもりはなかったもん!」

唯「わたしの通り道に澪ちゃんがいたのが悪いんだもん!!!」


律「唯ぃぃぃいいいいいいいいい!!!!!!!!!」


とうとう律先輩は中に入り込み狭い車内で唯先輩と大乱闘です
トラックは大きく揺れて今にも事故を起こしそうです


紬「きゃあっ!」

梓「!」

梓「憂!前に誰かいる!」

憂「和さん!!」

唯「の、和ちゃん…!」

律「ちょうどいい!和を跳ねてやる!」

律「お前も同じ苦しみを味わえ!」


律先輩はアクセルペダルに足を伸ばし全力で踏みました


唯「ふぇぇ!!」


キキィィィィィィ!!!ドンッッ!!!!




和さんは即死でした
検死とかそういう知識はないけど脳みそがこぼれていたので、おそらく助かりません


唯「わぁぁあああああああん!!!!!!」

律「唯どうだ?幼なじみを失った気持ちは?」

唯「バカ!律っちゃんのバカ!」ポロポロ

唯「律っちゃんはロクな死に方しないよ!!!」ポロポロ

律「お前に言われたくねぇ!!!」

唯「うぇぇえええええん!!!」

紬「唯ちゃん……」


ムギ先輩は目に涙を溜めてました

たぶん唯先輩の




唯「トラ太がケガしちゃったよぉぉおおお!!!!!」ポロポロ

唯「買ったばっかりなのにぃぃいいいい!!!!」ポロポロ

律紬梓「!?」


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