唯の部屋

憂(唯)「そういえば、中の生活はどうだった?」

憂「………」

憂(唯)「憂…?」


憂の身体が小さく震えています
顔を覗き込むといい歳して泣いてました


憂「うぅっ…!寂しかった!!」ポロポロ

憂「お姉ちゃん、手紙もくれないし面会も来てくれないんだもん……」ポロポロ


どうやらわたしへの怒りが完全に治まっているようです


憂「もういい子にするから、おねえちゃんと離れたくないよぉ……」ポロポロ

憂(唯)「!」


『お姉ちゃんいないと死んじゃう病』が発症しました
この状態の憂はわたしのさじ加減一つで天使にも悪魔にもなります

さて、何しようかなww



その日の夜、憂にトラックの運転を教えてあげました

もの覚えがいいので、すぐに人をはねるレベルまで上がりました


キキィィィィィィ!!!ドンッ!!!


憂「………」

唯「どう?」

憂「き、気持ちいい……」

唯「だよね!?人をはね飛ばした瞬間が堪んないよ!!」

憂「お姉ちゃん!次に行こ!次!」

唯「よーし!今日は徹トラだよー!」


わたしたちは飲み屋をハシゴするかのように夜の街に繰り出しました




次の日、わたしは何気ない顔をして学校に行きました

あずにゃんに脅されて澪ちゃんたちを轢いたのでみんな優しかったです


紬「唯ちゃん大変だったわね……」

和「これからはちゃんと相談するのよ?」

唯「うん、心配かけちゃったね……」


ブス共と会話をしてあげてると異変に気づきました

律っちゃんがいない


唯「あれ?律っちゃんは?」



その時でした

廊下から聞き覚えのあるエンジン音が聞こえたのです

ブロロロロロロロロ……………


まさかと思い、わたしたちは廊下に出ました

そこには生徒を次々とはねてるトラックがいたのです
すぐに犯人がわかったのですが、とりあえずあずにゃんの名前を出しときましょう


唯「あずにゃんだ!あずにゃんだよ!」


そうこうしている内にトラックは階段を降りていき姿が見えなくなりました


和「酷い……」

唯「あずにゃんめ~」

唯「やっと学校に来たと思ったらこれだよ!」

紬「………」

紬「ホントに梓ちゃんかしら…?」


タクアンが何か言ってます


紬「一瞬、律っちゃんの姿が見えたような……」


やっぱバカですww




平沢家

憂「お姉ちゃんごめんなさい!」

唯「昼間は運転しちゃダメって言ったよね?」

唯「どうして分からないのかな?顔を見られたらどうするの?」

憂「大丈夫だよ、ちゃんとカチューシャして律さんの……

唯「そういう問題じゃないよ!!」

唯「言うこと聞けない子はお巡りさんだよ!今からお巡りさん呼ぶね!?」

憂「や、やだ!!もうお巡りさんは……うぅっ…!」ポロポロ


憂はあらかじめ、前の日の夜に律っちゃんを夜襲し学校を休むように仕向けました

そして、律っちゃんに変装しトラックに乗って暴れたのです

もう以前の憂じゃありません

今や平気で人を落とし入れる殺戮兵器です


憂「おねえちゃぁん……」ポロポロ


だけど、こうなってしまったのもわたしが原因なのかもしれません

特別に許してあげます


唯「次やったら、めっだよ?」

憂「うん!」




その日の夜、律っちゃんが家にやって来ました


律「唯!さっきのメールどういうことだよ!?」

律「警察が家に来たぞ!」


わたしは律っちゃんにメールをしたのです

『律っちゃんに変装した変な人が学校で暴れてたよ!』

『お巡りさんが来るからわたしの家に来て!』


唯「メールの通りだよ」

唯「わたしは犯人の顔を見てないから分からないけど、ムギちゃんが律っちゃん律っちゃんって言いふらしてて……」

律「はぁ?くそっ意味がわかんね……」

唯「そういえば律っちゃん、その頭の包帯はどうしたの?」

律「これか?これは昨日通り魔にバットでやられたんだ」

律「最近、ツイてないよ……」

憂「ぶふー!wwwwww」

律「えっ?」

憂「………」



唯「しばらく、わたしの家にいなよ」

唯「あずにゃんもいるし……」

律「梓いるのか!?あの野郎…!」

唯「律っちゃん、あずにゃんを攻めないであげて」

唯「あずにゃんも大変だったんだよ」

律「でもさ、お前に人殺しをさせたんだぞ?」

律「なんで庇うんだよ?」

唯「あんなクズでも、大事な後輩だからだよ……」

唯「軽音部の後の事はあずにゃんにしか任せられないもん……」

律「唯……」

憂「律さん、喉渇いてないですか?」

憂「ジュース作ってみたんです」

律「ジュース?」

憂「はい、憂ジュースって言います」

憂「まぁお姉ちゃんが作ったんですけど……」

律「唯が作ったのかwちょっと心配だなww」

そう言うと律っちゃんはジュースを口に運びました

憂に目を向けると、憂はプルプルと震え笑いを耐えていました

律「ぷはー!うめー!!」

律「唯にこんな才能があるなんて知らなかったよ」

律「将来はジュース屋さんで決まりだな」

唯「えへへ、ういー!就職先が決まったよー!」

憂「ちょwwお姉ちゃんやめてwwww」プルプル

律「?」


その後、律っちゃんをあずにゃんのいる憂の部屋に連れて行きました

事情を話して首輪もつけてもらってます



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